日本衆愚社会(小学館新書)

日本衆愚社会(小学館新書)

880円 (税込)

4pt

4.0

自称知識人の無知・無教養を白日に晒す。

“もっとも危険な論客”による11年ぶりの新作評論集。衆愚社会と化したこの国の、歪んだ言論状況を毒味たっぷりにあぶり出す。
たとえば、「支那」が禁止用語とされていることに、「差別語ではない」と反論。「日本人が『支那』と呼ぶのが差別なら、なぜ中国は欧米の『China』に抗議しないのか」と疑問を呈す。
〈イギリスでもポルトガルでもChinaは一貫して蔑視の文脈で使われ、支那侵略はほんの二十年前まで一世紀半も続いたのだ。支那はこうした蔑視に一度として抗議したことはない。その一方で、日本にのみ「支那」使用を禁ずる。理由は、欧米崇拝と日本を含むアジア蔑視だ。最も恥ずべき差別意識がここにある。 そして、日本人の卑屈さ。世界中で差別者が被差別者に謝罪した例は、残念ながら多くない。しかし、差別されている方が差別している方に謝罪している例は、日本以外に一つもない。「差別されてごめんなさい」という異常な言語空間が形成されている。〉
自称知識人の無知・無教養が、いま白日に晒される。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

日本衆愚社会(小学館新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    博覧強記の著者の前では、自分の知らないことだらけ、馬鹿を曝け出すしかほかないが、どうせ斬られるなら著者に容赦なく思い切り斬られたい。まずは自分が阿呆なのを自覚する事。そしてまた読み始める事。「別にええわ」と開き直る態度には「知らないことは危険である。知らないことを誇ることはもっと危険である。」という

    0
    2018年08月27日

    Posted by ブクログ

    新聞もとってないし、テレビもあまりみないので、社会の流れから取り残されていると思っている。その中、この著作のように時評コラムを読むと少し安心する。文章は暴言なのだが、その真意を考えるのが大事だ。時々笑えるのがいい。

    0
    2024年06月18日

    Posted by ブクログ

    20190202 世の中が不可解になった時、つい手を出してしまう作者の本。参考にとどめるくらいで良いと思うが自分の判断に自信がないとき基準にしたい。

    0
    2019年02月02日

日本衆愚社会(小学館新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

呉智英 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す