カレル・ヴァン・ウォルフレンの作品一覧
「カレル・ヴァン・ウォルフレン」の「偽りの戦後日本」「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「カレル・ヴァン・ウォルフレン」の「偽りの戦後日本」「いまだ人間を幸福にしない日本というシステム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏については、ヨーロッパ目線の日本通ということで彼の本を数冊読んで知っていましたが、白井聡氏についてははずかしながらこの本のことを知るまで知りませんでした(涙)。
この二人には戦後日本についての歴史認識に共通する部分もありこの対話本になったのでしょう。
久しぶりに質の高い歴史認識に基づく対話を楽しむことができました。
内容は以下のとおりです。
第1章 日本はふたたび戦争に踏み出すのか
第2章 敗戦国の空虚な70年
第3章 右傾化する日本人
第4章 新自由主義が支配する世界
第5章 終わらない「敗戦」を乗り越えるために
でした。
ところでお二人の会話の中で共通していた
Posted by ブクログ
外国人研究家から見た日本の問題点を浮き彫りにした本書。
「ここが変だよ、日本人」と外国人に唐突に言われても「そりゃあ、何も知らない外国人だからね。」ってなもんで、まともに取り合おうとしない。けれども彼の指摘は圧倒的な裏付けによって、強い説得力を帯びた論理である。多分日本人が気づかなかったこと、気づいていながら「まあ仕方ない。」と我慢する、波風立てないようにするという、謎の美学の元闇に葬られてきたことが、一切遠慮することなく記されている。(実はこの「まあ仕方ない。」とする日本人の美学こそ、個人的にはもっとも可笑しな日本人の性質だと思ったりもする。)