宇野常寛の作品一覧
「宇野常寛」の「新しい地図の見つけ方」「AKB48白熱論争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇野常寛」の「新しい地図の見つけ方」「AKB48白熱論争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
問題意識があり、それを解決するための思考の筋道があるが、結論は未来にあるため、決定的ではない。しかし、その過程の話は示唆に富む。
ここでいう問題意識=前提条件、社会的背景は、
1.国内問題としての経済的な格差から、大衆の政治(敵味方をはっきりさせる承認行為)への傾倒がみられる。
2.それを加速しているのは、Xを代表とするプラットフォームの存在。
という点だ。
この社会のプラットフォーム化を乗り越えるために、著者は「庭」をつくる必要性を説いていく。
ここで庭とは、
1.人間が人間外の事物とコミュニケーションをとるための場
2.その事物は事物同士が連携し、外部に開かれた生態系をなしている
3.
Posted by ブクログ
ラーメンやカレーなど、気軽なひとり食べ歩きが好きな身としては、共感できたし、非常に面白く読めた。
言い換えると、面倒臭い人がどう食事や日々を楽しんでいるか、どう言葉にしているかがわかる本だと思う。それでいてユーモアがあるので、鼻につかず面白い。
なんだかんだ難しいことを考えても、おいしいものを食べるときは無心だし、そのこだわりが日々の生活で大事だと思う。独り身でも、家族がいても。
著者とY氏が主な登場人物だが、自分もそれぞれでどちらかの立場や考えに近いと思えた。ひとり飯のときはこだわるが、飲み会の時は話すことが目的だからどこでもいいなど、自分を客観的に見つめられたと思う。
また、装丁に惹
Posted by ブクログ
現代社会では、SNS上の発信と反応の連鎖が世論形成に大きく影響している。だれもが受け手であり発信者でもあるため、他者からの反応を求める気持ちが自然に生まれる。問題は、発信の目的が内容そのものではなく、反応を得ることへとずれていく点にある。
著者は、この相互承認の流れから距離を置くための考え方として「庭」を提示する。「庭」とは、人と人の関係ではなく、人と事物との関わりに没頭できる場とされる。事物同士が関係し合う場に人が関わることで、人と事物のやり取りが生まれ、結果として偶然その場にいる人同士の関係が生まれることもある、という構造を指している。
庭の条件のひとつに「攻略できないこと」が挙げられ