あらすじ
【宇野常寛による初の長編小説】地方都市で起こった謎の事件をめぐる高校生たちのひと夏の冒険譚。2008年のデビュー(『ゼロ年代の想像力』)より16年目にして問う新たなる「想像力」!! 《その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。――この街の真面目で、勉強がある程度できる人たちのほとんどは地元の国立大学か教育大学に進学して役人か教師になる。僕はそういった大人たちを想像力の要らない仕事で人生を摩耗させている、絶望的につまらない人間たちなのだと軽蔑していた》(本文より)。井上敏樹さん、けんご@小説紹介さん推薦。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後の最後に「変身!」なんて言われて笑ったが、それまでのストーリーテリングがおもしろいから、最後にぶっ飛んでもいい感じでした。いや、傑作です。
Posted by ブクログ
今のところ今年ナンバーワンの一冊。
宇野さんの著作は何作か読んだけど、主人公の語り口がいかにも宇野さんの青春時代ぽいひねくれた知的青年ぽい。大人になりきれない少年たちの淡い夏が描かれるのかと思いきや、急に不穏なミステリーじみた展開になり、ラストは怒涛の展開。
久々にドはまりした小説でした。これが小説の魅力。
井上には幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
くやしいけど、めっちゃ面白かった。
前半部分、主人公が鼻につく嫌な感じの人で、ストーリーも進みそうで全く進まない。ミステリーなのか私小説なのか、一人語りでなんなんだ、と思ってたが、後半怒涛の展開!まさかのSF、理論武装したB級オルタナSFやったー。変身(へんっしんっ)なんて、振り切っててかっこいいわぁ!
続編希望。アニメ化希望。
Posted by ブクログ
序章がながい笑
軸となる事件?が起きるまでが長い(笑)
葉山先生が亡くなった時点で事件は始まってるはいるんだけど。
森本の独りよがりが、ちょっときつかったなぁ。残り3分の1くらいになって、ようやくエンジンがガーッとかかってきた感じでキタキタぁ!ってなり、真相は異星人的な話じゃないの?と思ってたら、え、3人が葉山先生たちを殺したの?となり、おーどうなるんだ?と思ったら、おーやっぱりとなり、由紀子もなるほどねと。
結果面白かった(笑)