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  • 首くくりの町 ~篠宮神社シリーズ~ 1巻
    完結

    首くくりの町 ~篠宮神社シリーズ~

    少年・青年マンガ
    5.0
    全5巻748~836円 (税込)
    信じても信じなくても構いません。でもたしかに“ソレ”は存在するのです……。1970年代、九州某県。どこにでもあるのどかな田舎町で突如として起こる不可解な現象。山犬、災害、事故、異音、そして首吊り……。一体“ナニ”が――? 小学生から高校生に至るまで、“私”が実際に体験した怪異とそこにまつわる悲劇。どうか目をそらさないでご覧ください。
  • ブラガール 上巻
    無料あり

    ブラガール

    少年・青年マンガ
    -
    全2巻0~748円 (税込)
    「大人になって道に迷うのって楽しいよね」谷中で昼ビール、南千住の老舗鰻屋でランチ、尾久のあらかわ遊園でノスタルジーにひたる、王子で異世界転生!!、西ヶ原のアンティークなお屋敷でティータイム、雑司が谷の住宅街で見つけたマンガの神様のお住まい……!? あゆむとめぐりと“リアル”な東京の街を散歩しよう♪ コミックス描きおろし1編収録!
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

    青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

    ラノベ
    4.0
    1巻737円 (税込)
    東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。壮多は怪我で「鹿踊り部」のメンバーを外され、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深澤と先輩の三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。花巻から早池峰山、種山高原と走り抜け、三陸を回り岩手山、八幡平へ。僕たちの「答え」はその道の先に見つかるだろうか。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く傑作。
  • 安全のカード

    安全のカード

    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    休日に青年の部屋におとずれたセールスマン。その男がカバンからとりだしたのは、名刺くらいの大きさの金属製のカードだった。なんとこのカード、絶対的な安全を保障するという不思議なカードだった……。平凡に過ぎてゆく日々。何となくつまらない毎日。そんな時、ショートショートの扉を開いてみませんか。表題作をはじめ、悪夢とロマンの交錯する奇妙な味の16の物語を収録。
  • 一勝九敗(新潮文庫)

    一勝九敗(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    4.3
    1巻693円 (税込)
    豪胆な父とは対照的に内気な息子・柳井正は、大学卒業後、家業の紳士服店を継いだ。やがて店をカジュアルウエアのトップ企業「ユニクロ」へと急成長させるまでには、数々の失敗の歴史があった。株式上場、急成長、業績低迷の実態に率直に触れつつ、高品質の衣料を低価格で売る秘訣、広告代理店任せにしない宣伝戦略、透明性の高い人事など、独自の経営哲学を惜しみなく公開する。
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

    いなくなれ、群青

    ラノベ
    3.8
    1巻737円 (税込)
    11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    これが当たり前になった時代で、あなたならどう生きる? 信者に人生を壊されたVtuber、バズって神格化された女子高生、呪いのアプリの謎に迫る調査員、未だに動く亡き夫のアカウント。それぞれの物語に隠された、生きていくための秘密と嘘。ベストセラー『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフも収録した、新進気鋭の最注目作家7名による“今”を切り取るアンソロジー。
  • 落ちこぼれ魔法少女の恋愛下剋上2―魔法学校のワケあり劣等生なのに稀代の天才魔法使い様がベタ惚れ執着して困ってます―(新潮文庫nex)

    落ちこぼれ魔法少女の恋愛下剋上2―魔法学校のワケあり劣等生なのに稀代の天才魔法使い様がベタ惚れ執着して困ってます―(新潮文庫nex)

    ラノベ
    -
    1巻737円 (税込)
    成績で厳格な階級のある魔法学校。退学寸前だったティムルと首席のドラッギィは、困難を乗り越え「そんなに好きなら早く言ってよ」と呆れられつつ恋人同士になった。けれどお付き合いが初めてのティムルは黙っていれば格好良すぎるドラッギィについ“好き避け”してしまい、ギクシャクしてしまう。そんな二人の前にドラッギィの元婚約者で完璧貴族令嬢のオデットが現れて……!?
  • 落ちこぼれ魔法少女の恋愛下剋上―魔法学校のワケあり劣等生なのに稀代の天才魔法使い様がベタ惚れ執着して困ってます―(新潮文庫nex)

    落ちこぼれ魔法少女の恋愛下剋上―魔法学校のワケあり劣等生なのに稀代の天才魔法使い様がベタ惚れ執着して困ってます―(新潮文庫nex)

    ラノベ
    5.0
    1巻737円 (税込)
    「お前は今からゴミ捨て場行きだ!」成績で厳格な階級のある魔法学校で訳あって最底辺クラス(ゴミ捨て場)に落ちてしまったティムル。そこで出会った青年・ドラッギィがまさか稀代の超天才首席生徒本人とも思わず「惚れさせたら私の方が上ってことだよね」なんて憎まれ口を叩いたら、予期せぬ湿度高めな溺愛が始まってしまい――!? 胸キュン100%の異世界でこぼこ恋愛ファンタジー。
  • 幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

    幽世の薬剤師(新潮文庫nex)

    ラノベ
    3.8
    1~12巻737~781円 (税込)
    薬剤師として働く空洞淵霧瑚(うろぶちきりこ)は、自身が専門とする漢方と現代医療の狭間で苦悩していた。そんなある日、病院からの帰り道で不思議な少女に出会う。「幽世(かくりよ)の薬師様、お迎えに上がりました」――気が付けば、そこは携帯の電波も届かぬ異界であり、さらに、謎の感染現象に苦しむ人々が溢れていた。これは病か。あるいは、怪異か。現役薬剤師が描く漢方×異世界×医療ミステリー、開幕!
  • ガラスの街(新潮文庫)

    ガラスの街(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    「そもそものはじまりは間違い電話だった」。深夜の電話をきっかけに主人公は私立探偵になり、ニューヨークの街の迷路へ入りこんでゆく。探偵小説を思わせる構成と透明感あふれる音楽的な文章、そして意表をつく鮮やかな物語展開――。この作品で一躍脚光を浴びた現代アメリカ文学の旗手の記念すべき小説第一作。オースター翻訳の第一人者・柴田元幸氏による新訳!
  • 錦繍

    錦繍

    小説・文芸
    4.3
    1巻693円 (税込)
    「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。
  • 高熱隧道

    高熱隧道

    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    黒部第三発電所――昭和11年8月着工、昭和15年11月完工。人間の侵入を拒み続けた嶮岨な峡谷の、岩盤最高温度165度という高熱地帯に、隧道(トンネル)を掘鑿する難工事であった。犠牲者は300余名を数えた。トンネル貫通への情熱にとり憑かれた男たちの執念と、予測もつかぬ大自然の猛威とが対決する異様な時空を、綿密な取材と調査で再現して、極限状況における人間の姿を描破した記録文学。
  • 古都(新潮文庫)

    古都(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    京都の呉服問屋の娘である千重子は、幼馴染の大学生、真一と平安神宮へ花見に出かける。夕暮れ時、彼女はある秘密を明かすが、真一は本気にしなかった。やがて夏の祇園祭の夜、千重子は自分とそっくりな娘と出会う。あなたは、いったい誰? 運命の歯車が回りはじめた……。京都の伝統ある行事や街並み、移ろう季節を背景に、日本人の魂の底に潜む原風景を流麗に描く。ノーベル文学賞対象作品。(解説・山本健吉、綿矢りさ)
  • 重力アルケミック(新潮文庫nex)

    重力アルケミック(新潮文庫nex)

    ラノベ
    4.1
    1巻737円 (税込)
    重力を司る“重素”の過剰採掘で膨張した地球。東京大阪間が5000キロを突破した西暦2013年。理工学部重素工学科に入学した湯川航は、古書店で一冊の本と出会う。『飛行機理論』――それは100年前に構想されたが実現せず忘れ去られた、重素を使わずに空を飛ぶ技術。「飛行機を作ろう、世界で最初の」平凡な理系大学生の無謀な挑戦の日々が始まった。飛べ、遠くへ! 爽快な青春グラフィティ。
  • 世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

    世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)

    ラノベ
    3.9
    1巻737円 (税込)
    新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり――。各種メディアで話題沸騰の新人作家と敏腕編集によるビブリオ・ミステリ第2弾!
  • 戦艦武蔵

    戦艦武蔵

    日本帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の戦艦「武蔵」――厖大な人命と物資をただ浪費するために、人間が狂気的なエネルギーを注いだ戦争の本質とは何か? 非論理的“愚行”に驀進した“人間”の内部にひそむ奇怪さとはどういうものか? 本書は戦争の神話的象徴である「武蔵」の極秘の建造から壮絶な終焉までを克明に綴り、壮大な劇の全貌を明らかにした記録文学の大作である。
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

    東京奇譚集(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻693円 (税込)
    肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

    フィッシュストーリー(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。(解説・佳多山大地)
  • おみそれ社会

    おみそれ社会

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    二号は一見本妻風、模範警官がギャング……。ひと皮むくと、なにがでてくるかわからない複雑な現代社会を鋭く描く表題作など全11編。
  • だれかさんの悪夢

    だれかさんの悪夢

    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    大金持ちになりたい。魅力的な女と結婚したい。おもしろおかしく毎日をすごしたい。超能力を身につけたい。国家元首になりたい。宇宙を征服したい。早く刑務所から出たい。――平凡なことから途方もないことまで、ああもしたい、こうもしたいと限りなく広がる人間の夢。だが、その夢が実現してみると……。欲望多き人間たちがひきおこす悲劇喜劇を軽妙に描く傑作ショートショート集。
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻
    完結

    最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―

    少年・青年マンガ
    4.5
    全4巻682~726円 (税込)
    新潮社の大反響ノンフィクション小説、待望のコミカライズ!! 藝大生を妻に持つ主人公は、彼女の突拍子もない行動を目にするうち、藝大生に興味を抱き、潜入取材をする事に。そこで目にした驚きの実態とは……!? 謎に満ちた“芸術界の東大”のカオスな日常を描く、抱腹絶倒の探検記。
  • 悪党たちのソ連帝国(新潮選書)

    悪党たちのソ連帝国(新潮選書)

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,925円 (税込)
    共産主義革命で解体されたはずのロシア帝国は、いかにして強大なソ連帝国として再建され、現代ロシアのプーチン体制へと至ったのか――。レーニン、スターリンからアンドロポフ、ゴルバチョフまで、法の上に君臨し、ソヴィエト連邦という「巨大な家族共同体」を率いた領袖たちの姿から、ロシア特有の統治原理を炙り出す。
  • 王の挽歌(上)

    王の挽歌

    小説・文芸
    -
    1~2巻638円 (税込)
    肉親も家臣も、いや自分自身さえ信じられぬ……。豊後の名門守護・大友家の統領として、内紛に悩まされながらも、北の大内、毛利と戦い、北九州六国に領土を広げた大友宗麟。戦乱にあけくれた生涯は、また時分自身との闘いの日々であったが、わずか数日のザビエルとの出会いが宗麟の心の闇に一筋の光を投げかけていた。戦国の世にもう一つの王国を求めた切支丹大名を描く歴史長編。
  • 孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)

    孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻572円 (税込)
    人に絶望しても、性暴力に遭っても。愛する子を喪って、すべての「いま」に正解がないように思えても。人生には必ず意味がある。救えない人間などどこにもいないのだから――。母親の後ろに隠れていた少女が、異性の欲望に晒されて呆然とした青春時代を経て、自由を渇望し、自らの言葉だけで生きるに至るまで。気鋭の国際政治学者が、端正な文章で紡ぐようにして綴った等身大のメモワール。(解説・茂木健一郎)
  • 五瓣の椿

    五瓣の椿

    小説・文芸
    3.9
    1巻572円 (税込)
    「この世には御定法で罰することのできない罪がある」最愛の父が死んだ夜、自分が父の実子ではなく不義の子なのを知ったおしのは、淫蕩な母とその相手の男たちを、自らの手で裁く事を決心する。おしのは、母を殺し、母の男たちの胸につぎつぎに銀のかんざしを打ちこみ、その枕もとに赤い山椿の花びらを残してゆく……。ミステリー仕立で、法と人間の掟の問題を鋭くついた異色の長編。
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

    蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―

    ラノベ
    3.8
    1巻715円 (税込)
    天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。降らなかったはずの雨や半世紀以上前の雷探し、“誘拐”されたバイオリンや早咲きの桜に秘められた想いを解き明かす鍵は天気予報! 明日の天気を願う時、それは誰かの事を想う時――。あなたの心の雲もきっと晴れるハートウォーミングお天気ミステリー。
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻572円 (税込)
    それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻572円 (税込)
    「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつての恋人。フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、二十八年前、結婚を約束した人だった。やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、それは徐々に変容を見せ始め……。先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!(解説・西山奈々子)
  • 老人と海(新潮文庫)

    老人と海(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻572円 (税込)
    八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが――。自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。著者にノーベル文学賞をもたらした文学的到達点にして、永遠の傑作。
  • 新書百冊

    新書百冊

    小説・文芸
    3.3
    1巻660円 (税込)
    数々の新書が一人の青年の燃える向学心を導いてくれた――。このハンディーな本に熱中した若き日々を回想しつつ、すごい本からお買い得な本まで、名著から奇書まで、100冊を精選。読書人・坪内祐三の情熱がほとばしる読書自伝。
  • ある奴隷少女に起こった出来事(新潮文庫)

    ある奴隷少女に起こった出来事(新潮文庫)

    好色な医師フリントの奴隷となった美少女、リンダ。卑劣な虐待に苦しむ彼女は決意した。自由を掴むため、他の白人男性の子を身籠ることを――。奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説と誤認され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遥かに凌ぐ〈格差〉の闇を打ち破った究極の魂の物語。
  • 采女の怨霊―小余綾俊輔の不在講義―(新潮文庫)

    采女の怨霊―小余綾俊輔の不在講義―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    奈良・猿沢池の畔に鎮座する「采女神社」は池に背を向け、平素は固く門を閉ざしている。昔、入水した采女の霊を慰める祭では、門が開かれるというのだが……。そもそも、なぜ下級女官の鎮魂が連綿と続いているのか。春日大社から壬申の乱、皇位継承の闇、平城京の怨霊封じに続く謎。民俗学者、小余綾俊輔の推理が、隠された古代史を解き明かす。鍵を握る采女とは何者か。歴史真相ミステリー。(解説・北夏輝)
  • えどさがし(新潮文庫)

    えどさがし(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!? 手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声! 事件に巻き込まれた仁吉の運命は――表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝。
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

    君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    「あなたの人生を円グラフで表現してください」大学院生の僕は、エントリーシートを書くのをやめて、小説というフィクションを書き始める。青山の占い師、80億円を運用する自称凄腕トレーダー、偽ロレックスを腕に巻く漫画家。小説家・小川哲が遭遇する怪しげな人物たちの末路……。成功への渇望と満たされぬ承認欲求の果ての嘘と真実を描いた、傑作連作短編集。後日譚「革命前夜」を収録。(解説・大森時生)
  • 須賀敦子の方へ(新潮文庫)

    須賀敦子の方へ(新潮文庫)

    『ミラノ 霧の風景』で彗星のようにあらわれ、知と情熱をたたえた佳品を遺して逝った文筆家須賀敦子。少女をキリスト教の信仰へ、遥かヨーロッパへと誘ったものは何だったのか。今なお多くの読者に愛される作家を追想し、その文学の核心に迫る。カルヴィーノ、タブッキ、サバ、そしてユルスナール。人を愛し、書物を愛し、たぐい稀な作品を紡ぎ出した須賀敦子の歩いた道を丹念に辿り直す書。
  • スクールカースト殺人同窓会(新潮文庫nex)

    スクールカースト殺人同窓会(新潮文庫nex)

    高校のスクールカースト上位にいた男女七人は卒業後もそれなりの日々を送っていた。同級生を笑いながらイジメ殺した、そんな過去なんて無かったかのように。だが彼らの元に突然、死者からの同窓会案内状が届く。誰が秘密をばらしたか。疑心暗鬼の中、次々に殺されていく同級生達。そして事件は意外な方向へ……。登場人物全員クズのノンストップ・リベンジ・マーダー・サスペンス!
  • 敵(新潮文庫)

    敵(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    渡辺儀助、75歳。大学教授の職を辞し10年。愛妻にも先立たれ、余生を勘定しつつ、ひとり悠々自適の生活を営んでいる。料理にこだわり、晩酌を楽しみ、ときには酒場にも足を運ぶ。ある日、パソコン通信の画面にメッセージが流れる。「敵です。皆が逃げはじめています―」。「敵」とは何者か。いつ、どのようにしてやってくるのか…。意識の深層を残酷なまでに描写する傑作長編小説。(解説・川本三郎)
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

    冬虫夏草(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.4
    1巻693円 (税込)
    亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道道で印象深い邂逅を経験する。河童の少年。秋の花実。異郷から来た老女。天狗。お産で命を落とした若妻。荘厳な滝。赤竜の化身。宿を営むイワナの夫婦。人間と精たちとがともに暮らす清澄な山で、果たして再びゴローに会えるのか。『家守綺譚』の主人公による、ささやかで豊饒な冒険譚。
  • 殿様の通信簿(新潮文庫)

    殿様の通信簿(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    史料「土芥寇讎記」――それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。各種の史料も併用しながら、従来の評価を一変させる大名たちの生々しすぎる姿を史学界の俊秀が活写する歴史エッセイの傑作。
  • 夏の約束、水の聲(新潮文庫nex)

    夏の約束、水の聲(新潮文庫nex)

    ラノベ
    3.0
    1巻693円 (税込)
    美しい海に囲まれた離島・玖輪島(くわじま)。客の出迎えに波止場で待つ民宿の息子・辰水(たつみ)の前に現れたのは、十五歳の少女・沙織だった。悩みを抱え、ひとりで島を訪れた沙織との淡い青春の日々は、夜の入江で「人魚」と出遭い、一変する。沙織の美しい身体を蝕む死の呪いを解くために、辰水は嵐の中を奔走する。迫る刻限、彼女の命を救えるか――。ひと夏の恋と冒険を描いた青春サスペンス。
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    人生には時々迷子になってしまう時期がある。仕事で失敗したり、恋人から別れを切り出されたり、家族に問題が生じたりすると、日常は簡単に砕け散ってしまう。まるで人生という大海原に放り出された「小舟」のようだ。僕らは今、他者との繋がりが薄れ、ひどく孤独になりやすい社会で生きている――いや、違う。僕はここにいます。独りじゃない。自他を共に愛する力を取り戻す「読むセラピー」。
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

    人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「ヒロくん! いまはさ、別れ話をしてる最中だよねえ!」ここは手作りソーセージが人気の中華式洋食店〈大熊猫亭〉。ランチデート中に、外で警報が鳴り響く。「凶暴な人喰いパンダが街を徘徊中。外出しないでください!」籠城中の店内で、今度は腹を引き裂かれた惨殺死体が発見された。犯人はパンダか、それとも――!? 予測不能の大どんでん返しが炸裂する、驚愕の本格ミステリ。
  • またあおう(新潮文庫)

    またあおう(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

    汚れた赤を恋と呼ぶんだ

    ラノベ
    3.9
    1巻693円 (税込)
    七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。
  • 私のなかの彼女

    私のなかの彼女

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「男と張り合おうとするな」醜女と呼ばれながら、物書きを志した祖母の言葉の意味は何だったのだろう。心に芽生えた書きたいという衝動を和歌が追い始めたとき、仙太郎の妻になり夫を支える穏やかな未来図は、いびつに形を変えた。母の呪詛、恋人の抑圧、仕事の壁。それでも切実に求めているのだ、大切な何かを。全てに抗いもがきながら、自分の道へ踏み出してゆく、新しい私の物語。
  • アッコちゃんの時代

    アッコちゃんの時代

    小説・文芸
    3.5
    1巻737円 (税込)
    金と力のある男の欲望を受け止めてやるのは、若く美しい女の義務なのだ。私はそれに忠実だっただけ――。「地上げの帝王」と呼ばれた不動産会社社長の愛人を経て、女優を妻に持つ有名レストランの御曹司を虜にし、狂乱のバブル期の伝説となった女性、アッコ。彼女は本当に「魔性の女」だったのか。時代を大胆に謳歌し、また時代に翻弄された女性を描く、煌びやかで蠱惑的な恋愛長編。
  • 石原家の人びと(新潮文庫)

    石原家の人びと(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻737円 (税込)
    作家・政治家の石原慎太郎を父に、昭和を代表する俳優・石原裕次郎を叔父に持った著者初の回想録。「飲め、さもなくばテーブルを去れ」。常に一家の中心で威張っている父。俳優業の大先輩でもあり、周囲から慕われつつ世を去った叔父。4人の個性的な兄弟と大家族を切り盛りした母典子。逸話と伝説に満ちた石原家の素顔を鮮やかに写し出す傑作エッセイ。父・慎太郎の散骨式を描く新原稿を追加。
  • あとかた

    あとかた

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    実体がないような男との、演技めいた快楽。結婚を控え“変化”を恐れる私に、男が遺したもの(「ほむら」)。傷だらけの女友達が僕の家に住みついた。僕は他の男とは違う。彼女とは絶対に体の関係は持たない(「うろこ」)。死んだ男を近くに感じる。彼はどれほどの孤独に蝕(むしば)まれていたのだろう。そして、わたしは(「ねいろ」)。昏(くら)い影の欠片が温かな光を放つ、島清恋愛文学賞受賞の恋愛連作短編集。
  • デミアン

    デミアン

    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    ラテン語学校に通う10歳の私、シンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。私をその苦境から救ってくれた友人のデミアンは、明るく正しい父母の世界とは別の、私自身が漠然と憧れていた第二の暗い世界をより印象づけた。主人公シンクレールが、明暗二つの世界を揺れ動きながら、真の自己を求めていく過程を描く。
  • 日本のアウトサイダー

    日本のアウトサイダー

    ビジネス・実用
    -
    1巻649円 (税込)
    中原中也、萩原朔太郎、三好達治、梶井基次郎、堀辰雄、岩野泡鳴、河上肇、岡倉天心、大杉栄、内村鑑三……。明治以後の、真の意味で個性的に生きた文学者・思想家を、時の功利的実証主義に反発したアウトサイダーとしてとらえ、その事跡と苦悩を検べる中で、逆に近代日本のインサイダーを照らし出そうと意図した労作の評論。現代の人間存在と歴史に深く問いかける。新潮社文学賞。
  • 緋色の研究

    緋色の研究

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    文学の知識─皆無、哲学の知識─皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトスンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見……と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。
  • 不良少年とキリスト(新潮文庫)

    不良少年とキリスト(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    1948年6月13日、太宰治が情死する。逸早く知らせを受けた安吾は、その死に何を見たか。太宰論から文明論に到る圧巻の「不良少年とキリスト」。もうひとりの文学的盟友、織田作之助の喪われた才能を惜しむ「大阪の反逆」。戦後の日本に衝撃を与えた「堕落論」で時代の寵児となった著者絶頂期の、色褪せることのない評論9編。二つの「無頼派座談会」と文庫初となる掌篇小説「復員」を特別収録。
  • 路地の子(新潮文庫)

    路地の子(新潮文庫)

    昭和39年、大阪――。中学三年生の龍造少年は学校にはいかず、自らの腕だけを頼りに、天職と信じた食肉の道へと歩み始めた。時に暴力も辞さない「突破者(とっぱもん)」と恐れられ、利権団体や共産党、右翼やヤクザと渡り合いながら食肉業界を伸し上がった一匹狼――。時代の波に激しく翻弄されながら、懸命に「路地の人生」を生き抜いた人々の姿を、大宅賞作家が活写した、狂おしいほどに劇的な物語。
  • 若きウェルテルの悩み

    若きウェルテルの悩み

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。
  • 魚河岸ものがたり

    魚河岸ものがたり

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    だれもが「かし」と呼ぶ隅田河口のまちに、ひとつの秘密を抱いた青年が住みついた。そこに住む人にとって、「どこの誰か」よりも「どんな誰か」が大切なまち。そんなまちの心優しい人々とともに彼は暮らし、〈秘密〉から解放される日の来るのを待っていた。心ならずも魚河岸の町に身をひそめた青年と、まちの人々との人間模様を情感こまやかに描き出した長編小説。直木賞受賞作。
  • 掌の小説(新潮文庫)

    掌の小説(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    両親を早くに失った私は、幼い頃から祖父を一人で介護していた。私が十六歳の時に祖父が亡くなり、火葬され……。自伝的な「骨拾い」のほか、「伊豆の踊子」の原形をなす「指環」、謎めいた高貴な少女が馬車を追いかける「夏の靴」、砕け散ってしまった観音像を巡る「弱き器」など、四十年以上にわたり書き続けられた豊穣なる掌編小説122編。神秘、幻想、美的感受性等、川端文学の粋が凝縮されている。(解説・吉村貞司、小川洋子)
  • デカルトの密室

    デカルトの密室

    小説・文芸
    3.8
    1巻869円 (税込)
    ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せる――。人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。未来へ問いかける科学ミステリ。
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

    旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    つばめのように自由に、気ままにこの日本を歩いてみたい――。世界を歩き尽くしてきた著者の、はじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。それから歳も経験も重ねた今、同じ土地を歩き、変わりゆくこの国のかたちを見て何を思ったか。本州「北の端」龍飛崎、太宰治の生家を訪ねた五所川原、宮沢賢治の足跡を追った花巻、美景広がる軽井沢や兼六園などを歩いて綴った、追憶の旅エッセイ。〈電子オリジナル版〉は沢木耕太郎撮影の写真が収録されています。
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

    生きるとは、自分の物語をつくること

    ビジネス・実用
    4.5
    1巻539円 (税込)
    人々の悩みに寄り添い、個人の物語に耳を澄まし続けた臨床心理学者と、静謐でひそやかな小説世界を紡ぎ続ける作家。二人が出会った時、『博士の愛した数式』の主人公たちのように、「魂のルート」が開かれた。子供の力、ホラ話の効能、箱庭のこと、偶然について、原罪と原悲、個人の物語の発見……。それぞれの「物語の魂」が温かく響き合う、奇跡のような河合隼雄の最後の対話。
  • 井上靖全詩集

    井上靖全詩集

    小説・文芸
    3.0
    1巻539円 (税込)
    清冽な抒情のあふれる散文詩の世界は、井上文学の精髄であるとともに、現代詩の系譜のなかでも類を見ないユニークな光彩を放っている。人生への愛、使者への慟哭、青春の疼き、運命に対する畏怖など、さまざまなモチーフを謳った詩篇には深い静寂と諦念にも似た明澄さが漲っている。既刊の5冊の詩集のすべてと最新作、拾遺詩篇多数を収録する。半世紀に及ぶ詩業の集大成。
  • 二十四の瞳

    二十四の瞳

    小説・文芸
    4.2
    1巻396円 (税込)
    海辺の寒村に、女子師範学校出の大石先生が赴任してきた。担当する分教場の小学一年生は十二人。新米先生は、様々な家庭の事情を抱えた生徒たちを慈愛に満ちた眼差しで導き、時と場所を越えた師弟関係を築いていく。やがて戦争、そして敗戦。自らも苦渋の季節を経て、四十になった先生は、再び分教場の教壇に立ち、昔の教え子の子どもたちと出会う。真の師弟愛を描いた不朽の名作。
  • オオカミ部下くんとヒツジ上司さん 1巻【電子特典付き】
    完結

    オオカミ部下くんとヒツジ上司さん

    少年・青年マンガ
    4.4
    全5巻704~792円 (税込)
    狼の血を引くサラリーマン・大神くんは、憧れの上司・未辻さんのいる部署に念願の異動を果たすことに。しかしそこは、羊の血を引く羊女子たちがひしめく部署だった――!? Twitter発、動物の子孫たちが繰り広げるアニマル・オフィス・ラブコメディ! 【電子版特典】巻末には電子書籍限定のカラーイラストを収録!
  • 化粧の素顔

    化粧の素顔

    小説・文芸
    4.0
    1巻528円 (税込)
    もっと開いて。もっと受け入れて。もっと満たして――。理想の女性を求めて遍歴を重ねる河島文也。大胆で細やかな文也のアプローチとテクニックは相手を歓ばせるが、燃え上がった官能は、なぜかいつも途中から醒めてゆく。甘美な性愛のさなかに、身体と身体で交わされる男と女の駆け引きの行方をシニックに描く。もう一段、恋愛上手になるための秘密が詰まった六篇。大人の小説集。
  • 「子供を殺してください」という親たち ベストセレクションーー「家族の恐怖」編

    「子供を殺してください」という親たち ベストセレクションーー「家族の恐怖」編

    少年・青年マンガ
    5.0
    1巻660円 (税込)
    各界で話題を呼ぶ『「子供を殺してください」という親たち』。10巻、100万部突破の記念として、初のベストセレクションを刊行する! 全ての話に解説として、雑誌連載当時の押川剛による「現場ノート」が収録、特別編の「現場からの声」も。連載当時のカラーページも復活! 「家族の恐怖」編として編纂される内容は… 第1巻収録「精神障害者か犯罪者か」「親と子の殺し合い」 第2巻収録「親を許さない子供たち」 第5、6巻収録「すべて弟にのしかかる」
  • 酒呑みの自己弁護

    酒呑みの自己弁護

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    “酒をやめたら、もしかしたら健康になるかもしれない。長生きするかもしれない。しかし、それは、もうひとつの健康を損ってしまうのだと思わないわけにはいかない”世界の美酒、銘酒をすべからく友として三十余年、喜びにつけ哀しみにつけ常に酒と共にあった著者が、今、愛惜の心で思い出の酒を語り、男らしい酒の飲み方を伝授する。深い深い読みごたえ、口あたり爽やかな辛口エセー。山藤章二のオリジナルイラストを完全収録。
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    「俺いま、すごくやましい気持」。ふとした瞬間にフラッシュバックしたのは、あの頃の恋。できたての喉仏が美しい桐原との時間は、わたしにとって生きる実感そのものだった。逃げだせない家庭、理不尽な学校、非力な子どもの自分。誰にも言えない絶望を乗り越えられたのは、あの日々があったから。桐原、今、あなたはどうしてる? ――忘れられない恋が閃光のように突き抜ける、究極の恋愛小説。(解説・窪美澄)
  • これはただの夏(新潮文庫)

    これはただの夏(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    その瞬間、手にしたかったものが、僕の目の前を駆け抜けていったような気がした――。テレビ制作会社に勤める秋吉、知人の結婚式で出会った風俗嬢の優香、育児放棄気味の母親と暮らす十歳の明菜、末期癌を患う秋吉のクライアント、大関。長い人生の中でのほんの一瞬、四人は絶妙な距離を保ちながらも、ひと夏を過ごす。嘘で埋めつくされた日常の中で、願いのようにチカリと光る「本当」の物語。(解説・菊地成孔)
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

    サーカスの夜に(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    両親の離婚でひとりぼっちになった少年は、13歳の誕生日を迎え、憧れのサーカス団・レインボーサーカスに飛び込んだ。ハイヒールで綱の上を歩く元男性の美人綱渡り師、残り物をとびきり美味しい料理に変える名コック、空中ブランコで空を飛ぶ古参ペンギンと、個性豊かな団員達に囲まれて、体の小さな少年は自分の居場所を見つけていく。不自由な世界で自由に生きるための、道標(みちしるべ)となる物語。(解説・ミムラ)
  • 東京湾景(新潮文庫)

    東京湾景(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    品川の貨物倉庫で働く亮介は25歳の誕生日、出会いサイトでOLの〈涼子〉と知り合った。どんな愛にも終わりは来るとうそぶく亮介と、愛の力を疑いながら、でもどこかで信じたい〈涼子〉。嘘と不安を隠し、身体を重ねるふたりは、やがて押し寄せる淋しさと愛おしさに戸惑う……。東京湾に向きあった、品川埠頭とお台場に展開する愛の名作に、その後を描く短編「東京湾景・立夏」を増補した新装新版。(解説・朝井リョウ・陣野俊史)
  • 同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    同潤会代官山アパートメント(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    喜びも悲しみも、分かち合っていけたら――。1927年、関東大震災で妹を亡くした八重は妹の婚約者竹井と結婚し、同潤会アパートへ。最新式の住宅にも、自分同様に無口な夫にも戸惑う八重だったが、ある日、妹が竹井に送った手紙を見つけ……。時代の激流に翻弄されながらも、心通わせる相手と出会い家族をつくり、支え合って生きた四世代、70年の歴史。あたたかな気持ちで満たされる家族小説。(解説・北上次郎)
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

    ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    東京ディズニーランドで清掃のアルバイトをしている、永江環奈。ある日、彼女はテーマパークの顔として活躍するアンバサダーになれることを知り、挑戦を決意する。不可能だと言われながらも、周囲の応援を受け、夢に向かって前進する環奈。迎えた選考会当日は雨、さらに園内で大騒動が発生して。知られざる〈バックステージ〉を舞台に、仕事、家族、恋、そして働く者の誇りを描く、最高の青春小説。(解説・藤田香織)
  • 京に鬼の棲む里ありて(新潮文庫)

    京に鬼の棲む里ありて(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    比叡山麓の八瀬に住む人々は帝を守る鬼の子孫だと自らを誇る。里の娘かやは、貴人が囲う美貌の男妾、夜叉丸の世話をするうちに彼の苦しみを知り……(「鬼の里」)。仏道に邁進する私は、煩悩に溺れる者たちに呆れて比叡山を下りた。しかし洛中の六角堂で百日参籠を始めると、蠱惑的な香りの花を手に女が私を惑わせる……(「愚禿」)。嫉妬に劣情、尽きぬ欲望。男女の生き様を炙り出す京都時代短編集。(解説・細谷正充)
  • マキアヴェッリ語録

    マキアヴェッリ語録

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻605円 (税込)
    「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」……。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
  • よるのふくらみ

    よるのふくらみ

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
  • 新版 つげ義春とぼく

    新版 つげ義春とぼく

    小説・文芸
    4.1
    1巻638円 (税込)
    多忙な現代人が忘れてしまった根源的故郷への思慕を胸に、鄙びた温泉宿を訪ね歩く場末感覚に満ちた「颯爽旅日記」。日常生活の狭間に突如現れる異世界=夢の領域をシュールなイメージとともに採取した「夢日記」。自らの貧困生活を滑稽かつ痛切に綴った「断片的回想記」など、生と死の間で揺らめく人々の物哀しさを描き続けてきた孤高の漫画家、つげ義春の世界を一望する新版エッセイ集。
  • 広場の孤独

    広場の孤独

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    朝鮮事変を契機として、再び動揺しはじめた世界情勢のなかで、当時、日本の誠実な知識人は、どのような方向へと動かんとしていたのか――。日本脱出を夢みる木垣が、去就を決する、まさにその土壇場まで来て、初めて日本人としての自覚に到達しながらも、なおたゆたわざるを得ない孤独な姿を、清新なタッチで描きあげて、異常な感動を与えた、昭和二十六年下半期の芥川賞受賞作。
  • 教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

    教養としての上級語彙

    「矜恃」「席巻」「白眉」……ワンランク上の語彙を使いこなして表現をもっと豊かにしたい。そんな要望に応えるべく、博覧強記の評論家が中学生の頃より本や雑誌、新聞からメモしてきた「語彙ノート」の1万語から500余語を厳選。読むだけで言葉のレパートリーが拡がり、それらを駆使できるようになる実用的「文章読本」。
  • 「ストーカー」は何を考えているか

    「ストーカー」は何を考えているか

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻990円 (税込)
    五百人ものストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行ってきた著者が、彼らの思考パターンと危険度、実践的対応を多くの事例とともに解き明かす。今や「ストーカー」をめぐるトラブルは年間二万件。なぜ彼らは常識を踏み外すのか、警察は後手に回るのか、その時どう対処すればいいのか――老若男女を問わず、誰もが当事者となりうる時代の必読書。
  • ごんぎつね でんでんむしのかなしみ―新美南吉傑作選―(新潮文庫)

    ごんぎつね でんでんむしのかなしみ―新美南吉傑作選―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.5
    1巻572円 (税込)
    わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。
  • 愛より速く

    愛より速く

    小説・文芸
    3.4
    1巻484円 (税込)
    このまま私の中にいて。もっと深く突き刺してよ――エロスの王道を歩む23歳の女子大生・“斎藤綾子”のセックス遍歴は、売りに援交、SM、輪姦、乱交、不倫、同性愛……。時に髭もないツルツルのボーヤを舐めまくり、時にフツーの恋がしたくてセックスを我慢してみたりする。だって、私は男が好き。特にペニスは大好物――。「処女を装うとき」「追い詰めて、犯して」「十五歳で輪姦されて」「オナニーの秘儀」など、全19編を収録した、女の子のための超過激なエッチ小説。
  • あこがれ(新潮文庫)

    あこがれ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。クラスの人気者ではないけれど、悩みも寂しさもふたりで分けあうとなぜか笑顔に変わる、彼らは最強の友だちコンビだ。麦くんをくぎ付けにした、大きな目に水色まぶたのサンドイッチ売り場の女の人や、ヘガティーが偶然知ったもうひとりのきょうだい……。互いのあこがれを支えあい、大人への扉をさがす物語の幕が開く。
  • おれに関する噂

    おれに関する噂

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    テレビのニュース・アナが、だしぬけにおれのことを喋りはじめた――「森下ツトムさんは今日、タイピストをお茶に誘いましたが、ことわられてしまいました」。続いて、新聞が、週刊誌が、おれの噂を書きたてる。なぜ、平凡なサラリーマンであるおれのことを、マスコミはさわぎたてるのか? 黒い笑いと恐怖にみちた表題作、ほか『怪奇たたみ男』など、あなたを狂気の世界に誘う11編。
  • 介護殺人―追いつめられた家族の告白―(新潮文庫)

    介護殺人―追いつめられた家族の告白―(新潮文庫)

    全国の要介護認定者数656万人。「夫婦だから」「親子だから当然」と始めた家庭での介護が長期化し、困難を極め、やがて悲劇が起こる。――今、全国で続出する介護を苦にした殺人事件。なぜ最愛の母親を手にかけてしまったのか。家族の絆がなぜ悪夢に変わったのか、当事者の悲痛な叫びに耳を傾けた記者たちが目の当たりにしたのは、在宅介護の切なすぎる現実だった。慟哭と衝撃の最前線ドキュメント。(解説・重松清)
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

    心に龍をちりばめて(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    小柳美帆はエリート記者の黒川丈二との結婚を目前に、故郷の福岡で同級生の仲間優司と再会する。中学時代「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」と唐突に謎の言葉を口走った優司。今その背中に大きな龍の刺青と計り知れぬ過去を背負っていた。時間や理屈を超え、二人の心に働く不思議な引力の正体とは――恋より底深いつながりの核心に迫り、運命の相手の存在を確信させる傑作。
  • 東京都同情塔(新潮文庫)

    東京都同情塔(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    それは都市を導き、未来を方向付ける塔になる――。建築家・牧名沙羅は、〈同情されるべき人々〉【ホモ・ミゼラビリス】が暮らす新時代の刑務所・シンパシータワートーキョーのコンペに参加する。人は、どこまで寛容で在らねばならないのか。空虚な言葉と正義が支配する東京に、沙羅のデザインしたタワーがそびえ立つ。生成AI時代の到来を預言する衝撃の芥川賞受賞作。文庫化に際し、単行本未収録の短編と、建築家・永山祐子さんとの対談を収録。(解説・青木淳)
  • 玄笑地帯

    玄笑地帯

    小説・文芸
    -
    1巻473円 (税込)
    「純粋些末事没入力批判」「楽器?武器?生殖器?」「鍋やきうどんに気をつけろ」「コンピューターは馬鹿か」「突発性大量創作症候群」「われらが不満の初夏」「基地外に刃物というが」「馬鹿な神を持つ者の苦悩」「譫妄状態における麻雀」…。黒い笑いがこだまする。高い笑いが降ってくる。毎回改行なしの即興生演奏に、計算された毒が仕組まれた恐怖のエッセイ集。 ※文庫版掲載のイラストは、電子版には掲載しておりません。ご了承ください。
  • 犯意

    犯意

    小説・文芸
    3.6
    1巻902円 (税込)
    些細な出来心だった。偶然と勢いが重なって、罪は増殖していく、雪玉が転がるように──。最初はとてもいい人だった。気を許し、好きになった頃から、おもむろにヤツは本性を現しはじめた──。普通の人が犯罪に手を染めてしまう瞬間。哀しくて、やりきれなくて、そして甘美でエキサイティング。弁護士の解説を各編に付す新しい形式の犯罪小説集。12の傑作ノワールが心を震わせる。
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

    エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻539円 (税込)
    コウコは、寝たきりに近いおばあちゃんの深夜のトイレ当番を引き受けることで熱帯魚を飼うのを許された。夜、水槽のある部屋で、おばあちゃんは不思議な反応を見せ、少女のような表情でコウコと話をするようになる。ある日、熱帯魚の水槽を見守る二人が目にしたものは――なぜ、こんなむごいことに。コウコの嘆きが、おばあちゃんの胸奥に眠る少女時代の切ない記憶を呼び起こす……。
  • 車輪の下

    車輪の下

    小説・文芸
    4.2
    1巻539円 (税込)
    ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。
  • 少年(新潮文庫)

    少年(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻572円 (税込)
    お前の指を、腕を、舌を、愛着した。僕はお前に恋していた――。相手は旧制中学の美しい後輩、清野少年。寄宿舎での特別な関係と青春の懊悩を、五十歳の川端は追想し書き進めていく。互いにゆるしあった胸や唇、震えるような時間、唐突に訪れた京都嵯峨の別れ。自分の心を「畸形」と思っていた著者がかけがえのない日々を綴り、人生の愛惜と寂寞が滲む。川端文学の原点に触れる知られざる名編。(解説・宇能鴻一郎)
  • ほら男爵 現代の冒険

    ほら男爵 現代の冒険

    小説・文芸
    3.4
    1巻572円 (税込)
    連作短編集。“ほら男爵”の異名をもつ男の直系、シュテルン・フォン・ミュンヒハウゼン男爵は育ちの良い32歳の独身男性。祖先の執念のせいか、旅に出かけると必ず奇妙な事件が待ちうけている。愛すべきわが男爵の前に出現するのは、人魚、宇宙人、ドラキュラ伯、ミイラ男、美女、魔女etc……。懐かしい童話の世界に現代人の夢と願望を託し、シニカルでユーモラスな新解釈で魅せる傑作冒険記。
  • 伯爵夫人(新潮文庫)

    伯爵夫人(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    ばふりばふりとまわる回転扉の向こう、帝大受験を控えた二朗の前に現れた和装の女。「金玉潰し」の凄技で男を懲らしめるという妖艶な〈伯爵夫人〉が、二朗に授けた性と闘争の手ほどきとは。ボブヘアーの従妹・蓬子(よもぎこ)や魅惑的な女たちも従え、戦時下の帝都に虚実周到に張り巡らされた物語が蠢く。東大総長も務めた文芸批評の大家が80歳で突如発表し、読書界を騒然とさせた三島由紀夫賞受賞作。(解説・筒井康隆 黒田夏子 瀬川昌久)
  • 学生との対話(新潮文庫)

    学生との対話(新潮文庫)

    さあ、何でも聞いて下さい――。小林秀雄は昭和36年から53年にかけて、雲仙、阿蘇など九州各地で五度、全国から集った学生達に講義を行い、終了後一時間程、質疑に応えていた。学生の鋭い問いに、時には厳しく、時には悩みながら、しかし一貫して誠実に応じた。本書はその伝説の講義の文字起こし二編、決定稿一編、そして質疑応答のすべてを収録。小林の学生に対する優しい視線が胸を打つ一巻。
  • 当て馬αは好きと言えない 前編
    続巻入荷

    当て馬αは好きと言えない

    BL
    -
    全2巻220円 (税込)
    名家の跡取りとして期待を背負うα・青馬は、幼なじみで許嫁のΩ・モモに恋をしている。だがモモは、「Ωという性に縛られたくない」と願っていた。その言葉に従い、青馬は想いを押し殺す。そんな2人の前に現れたのは、“性に縛られない”βの転校生・柴。彼の存在は、モモの価値観を揺らし、青馬の抑えていた感情を暴き出していく。これは、運命と意志と恋がぶつかり合う、思春期オメガバース。
  • ルビーフルーツ

    ルビーフルーツ

    小説・文芸
    3.8
    1巻440円 (税込)
    「縛って、……縛ってからして」そう囁いて足を絡める。「変態め、そんなこと、どこで覚えた」……ああ、もうその言葉だけでグッショリ濡れちゃう――激しくセックスに溺れ、こね回されたり、舌を這わせたり、痙攣したりするのが気持ちイイ。愛したり、愛されたりするのは、相手が男でも女でも、SでもMでも心地イイ。男にオモチャにされるときすら、自分の体が自分のものでなくなる屈辱と恍惚を感じて――女がセックスに嵌ったらもう誰にも止められない! 性の快楽を貪る女性たちの超エッチな恋愛小説集。
  • きことわ(新潮文庫)

    きことわ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻539円 (税込)
    貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。葉山の別荘で、同じ時間を過ごしたふたりの少女。最後に会ったのは、夏だった。25年後、別荘の解体をきっかけに、ふたりは再会する。ときにかみ合い、ときに食い違う、思い出。縺れる記憶、混ざる時間、交錯する夢と現。そうして境は消え、果てに言葉が解けだす――。やわらかな文章で紡がれる、曖昧で、しかし強かな世界のかたち。小説の愉悦に満ちた、芥川賞受賞作。
  • 人生論ノート

    人生論ノート

    ビジネス・実用
    3.9
    1巻539円 (税込)
    死について、幸福について、懐疑について、偽善について、個性について、など23題――ハイデッガーに師事し、哲学者、社会評論家、文学者として昭和初期における華々しい存在であった三木清の、肌のぬくもりさえ感じさせる珠玉の名論文集。その多方面にわたる文筆活動が、どのような主体から生れたかを、率直な自己表現のなかにうかがわせるものとして、重要な意味をもつ。
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

    ニシノユキヒコの恋と冒険

    小説・文芸
    3.9
    1巻539円 (税込)
    ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ……。姿よしセックスよし。女には一も二もなく優しく、懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう。とめどないこの世に真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、傑作連作集。
  • 天国はまだ遠く

    天国はまだ遠く

    小説・文芸
    4.2
    1巻572円 (税込)
    加藤ローサ、徳井義実(チュートリアル)主演の映画原作。もう、これ以上あの日々を続けることには耐えられない。上司のお小言。同僚の嫌味。毎日の生活。これを飲めば、あの日々から解放されるのだ。それを思えば、死ぬことなんて怖くない。そう言い聞かせ、睡眠薬を飲んだ私は、布団に入り固く眼を閉じた――。が、目覚めは爽快。やばい。すごくやばい。しくじってしまった。自殺は失敗だ!! どうすればいいんだろう……!? 無器用にしか生きられないあなたに贈る清爽な旅立ちの物語。

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