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亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
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Posted by ブクログ
ネタバレ含みます。
リョウがボトルネックだったのか、、、
決して悪いことをしていないのに、サキのように振る舞っていれば、すべてがうまくいっていたかもしれないと思わせる描写がとても残酷だった。
サキが言うように、リョウは全然悪くない。
でも、サキだったら……と思ってしまう自分もいる。
悪いことをしたわけでも、何か決定的な間違いを犯したわけでもない。ただ、自分とは違う人間だったら、もっとよい結果になっていたかもしれない。
そう考えると、あまりにも理不尽で、やりきれない。
うまく言葉に出来ないのが悔しいですが、人と関わることの怖さや難しさ、言葉だけでは片付けられない何かをこの本で感じました。
何より怖いのは、その可能性を知ってしまうと、自分を責める理由がなくても、「でも、あの人だったら」と考えてしまうことなのかもしれない。
リョウは悪くない。それでも、サキだったら。
この矛盾を抱えたまま、簡単には答えを出せないところに、この作品の恐ろしさと深さがあるように思えます。
Posted by ブクログ
ずっっと苦しいー!後味の悪さもピカイチ!
ありそうでない話。あってたまるか!!!!
東尋坊の崖から転落して亡くなった、恋人を追悼するために訪れた主人公のリョウ。何かに誘われるようにして崖から転落すると、見慣れた金沢の街にいる僕。。。
パラレルワールドものの非現実的なお話ではあるが、人物たちの心情描写や起こる出来事に対しての人間関係の描写がリアルすぎて、読んでて物語のリアリティに圧倒された。
"ボトルネック"という、タイトル回収はお見事すぎて秀逸さを感じつつも、そのタイトルがもつ意味と、物語の本質の先に待ち受ける結末には頭を抱えてしまう。 ほんと救いがない…
主人公にのしかかる負担が大きすぎる……。
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