身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―

身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―

649円 (税込)

3pt

3.5

ハプスブルク家の心臓ばかりが埋葬された礼拝堂をウィーンに訪ね、ボヘミアでは骸骨装飾で名高い納骨堂に足を運ぶ。プラハのユダヤ人墓地やカタコンベ、フランクル、マーラー、エゴン・シーレなど歴史的著名人の墓参りで浮かび上がってきた文化と埋葬、生者と死者との関係とはなにか? 長年、人間の体を観察しつつ思考してきた解剖学者が明かす、ヨーロッパ独特の身体性と死生観。

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身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年01月07日

    ヨーロッパの死生観と身体性。
    前半で語られるハプスブルク家を代表とする貴族、並びにユダヤ人の埋葬習慣は、現代の日本で主となっている火葬になれた人間としては非常に奇怪な風習に感じる。読み進めていく中に示唆される、「死者」との距離とその結果としての身体性を表現した墓のあり方が、年齢を重ね親族の死に立ち会...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月28日

    思いつくまま書きたいことを書き連ねたというような印象の文章なので本筋が見えにくいところがあったが、興味深い考えとか気になる情報がところどころちりばめられていて、読んでいておもしろかった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月26日

    関連する書籍が気になって仕方ない。。
    知識欲に火をつける一冊になった。
    養老先生の本を読んだのははじめて!

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年01月30日

    世界の趨勢だと思うが、社会が死を排除しつつある。大きくいえば、自然を排除する方向にいっている。すべての文化が、死によっておこるマイナスを補償する装置のようなものを備えるに至った。身体に関することをタブー視するようになった。

    「メメント・モリ」・・「死を忘るるなかれ」
    二人称の死・・・身体にこだわっ...続きを読む

    0

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