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あの大ベストセラーがついに電子化! 「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。その「バカの壁」とは何か……? いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世の中が見えてくる!
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Posted by ブクログ
養老 孟司の言うところの「バカの壁」は、Mr.Childrenの「名もなき詩」という曲の中に出てくる「知らぬ間に築いていた自分らしさの檻」に似ているかもしれない、と思った。
「バカの壁」も「自分らしさの檻」も、自分や他人を理解したり、自分の言動を決定したりする上での「自分勝手な制約」という意味では共通だと思ったからだ。
しかし、「自分勝手な制約」だからといって、「バカの壁」や「自分らしさの檻」が悪いことだとは思わない。
むしろ、そういうものが自分にも他人にも存在するという仮定(おそらくはそれほど間違っていない仮定)のもとで他人と関わった方が、より良好な、より建設的な関係を築けるのではないかと思う。
「バカの壁」を否定するのではなく、うまく付き合っていく、それこそが人間関係の上で求められていることかもしれない。
Posted by ブクログ
2025年最後の本
「塑する思考(佐藤卓)」で書いていることと近く読みやすかった。
あやふやなつかみどころの無い現実に対して、それを考えることを放棄したり、簡単な答えを知って終わることは現代社会に蔓延っていると感じる。特にスマホですぐに調べられる時代では、身体を使って脳を入出力することが減っている。
常に万物は流転しており、それを自己にもあてはめる話は目から鱗。自分は意識と無意識から成っており、無意識にも目を向けているか、またその中でも自己は常に更新されておりその前提で人と関われるかなど。他人が変わるのは当たり前と捉えないといけないし、逆に自分は身体を動かして世界と交わってアップデートしていかないといけない。
昔読めばよかった
流行った当時、タイトルの意味も分からず、何の興味も覚えなかったが、今読んだら面白い。
それな!という共感しかない。
本当に頭の良い人は頭が柔らかいなと、そう思いました。
Posted by ブクログ
10年程前に一度読んだことがあったが、その時はいまいち書いてあることがよく分からなかった。今、社会人になって改めて読んでみると、内容の抽象度が高いものの、分かると思うことが増えた。
これは、本書で書かれていた所謂「情報不変で、自己が変わる」ということなのだと思った。
そういう意味だと、本書に限った話ではないが、一度読んだ本を何年か後に読んでみると読み手の受け取り方が変わり、それもまた読書の楽しみ方の一つなんだなと思った。
二元論といった対となるものについて、本書で述べられており、特に身体と脳について興味深かった。
軍隊では規律が重んじられており、隊員には決められた行動パターンを「身体」に叩き込まれる。
一方、ある種の選択の自由をもつ人々は、逆に言えば、自ら考えて行動しなければいけない。思考を司る「脳」に重きを置いている。
自ら考えて行動する、というのは何かと難しく、行動前提となる思想を求めるようになる。海外ではキリスト教やイスラム教といった一神教の教えを行動前提としているが、日本は重きをおく宗教が曖昧なこともあり行動前提となるはっきりとした思想を持ち合わせていない。
日本の曖昧な思想実態の中で、人々が一神教のような生き方を導いてくれる思想を求めるようになり、その結果がオウム真理教等を生んだのだろう、と本書を読んで理解した。
今までオウム真理教といった宗教にハマる人がなぜ存在するのか、不思議に感じていたが、日本の思想体系が海外に比べて特殊のところが原因の一つのとしてあるんだなぁと思った。
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