Posted by ブクログ
2020年07月13日
割とよく聞く話を脳科学的な立場から述べている本。特に最後の一元論的な考え方で周りに壁をつくるのではなく、日本人だからこそできる共同体主義的な生き方が今後求められるといったことはマイケル・サンデルの正義論が思い出された。
情報化社会だからこそ、一つ一つの情報が本当に正しいのか疑わなきゃいけないし、...続きを読むそういったリテラシーが低いからこそ既得権益層に騙されたり、今回のコロナ騒動が起きたりする。そこは今読むからこそ響くものだった。
Y=axの話は「好きこそものの上手なれ」って感じなんだろうな。好きだと思えたり、面白さを見出せる人はaを通常の何倍にもして出力できる。好きという気持ちを大切にしたい。
脳を退化させない為に入力に力を入れる一方で真の文武両道の意味のように出入力のサイクルを回すことを前提に本などからインプットしたい。それを意識している人とそうでない人とでは将来大きな差が生まれるのだろう。また、自分もこれまで疑問に感じていた現代社会の「身体・共同体・無意識」との距離間はなんとかしなければいけない問題。まずは自分が自然、コミュニティ、自分と向き合いこうした問題の重要性を訴えたい。
キーワード
・一般的な賢さは社会適応能力の高さ