【感想・ネタバレ】バカの壁のレビュー

あらすじ

あの大ベストセラーがついに電子化! 「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。その「バカの壁」とは何か……? いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世の中が見えてくる!

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Posted by ブクログ

色々な角度と言葉で、世の中や社会を捉える考え方そのものを言語化している。
その内容の中でなにか明確に得るものがあったというよりは、
養老先生の生まれた時代や年齢を考えた時に、
相当柔軟な思考や広い視野の持ち主だと感じて、そこに一番感銘を受けた
主観ばかりで入り込んでいかないように、フラットで柔らかい視野を持ち続けたいし、その方が人生楽しそうだなと率直に思った

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2026年02月14日

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p.70
他人のことがわからなくて、生きられるわけがない。社会というのは共通性の上に成り立っている。人がいろんなことをして、自分だけ違うことをして、通るわけがない。当たり前の話です。

おっしゃる通り。

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2026年02月05日

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自分が何かを実現する場は外部にしか存在しない。人生の意味は自分だけで完結するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる

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2026年01月14日

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2025年最後の本

「塑する思考(佐藤卓)」で書いていることと近く読みやすかった。

あやふやなつかみどころの無い現実に対して、それを考えることを放棄したり、簡単な答えを知って終わることは現代社会に蔓延っていると感じる。特にスマホですぐに調べられる時代では、身体を使って脳を入出力することが減っている。

常に万物は流転しており、それを自己にもあてはめる話は目から鱗。自分は意識と無意識から成っており、無意識にも目を向けているか、またその中でも自己は常に更新されておりその前提で人と関われるかなど。他人が変わるのは当たり前と捉えないといけないし、逆に自分は身体を動かして世界と交わってアップデートしていかないといけない。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

物の見方、考え方をしなやかにするために読んだ方がいい本だと思います。
なにか一つに依る事で楽をしたいという性質が人間にはある。それを自覚するのと、しないので物を見れば景色も変わるのだろうと思います。
壁があるのをわかって生きていくのと、壁があるのをわからないまま生きていくのは同じことをしていても意味合いが変わっていくのでしょう。

講義を受けているように読めます。
少し難解な部分もあり、口頭でうまく説明ができませんが、広い視点で物を見ることの大切さがわかりました。

私は大好きです。

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2025年12月19日

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何もかも分かったような気になって、自分の内側の壁に閉じこもり、その向こう側を見ようともしない。

「個性を伸ばせ」という欺瞞、科学の怪しさ、「身体」との付き合い方を忘れた現代人、大きい共同体の崩壊、生きる意味の喪失、意識中心社会。

平成で最も売れたベストセラーである『バカの壁』で指摘している問題の多くは、令和の今になってさらにその申告度合いを増していると思います。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知るとは自分が変わること。知って自分が変わることによって、世界の見え方が変わるというところが心に残りました。

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2025年05月25日

購入済み

読んで置くべき

何故売れたのか納得する内容。
語り口調で脳みそに素直に吸収される。
本書を読めば今までの自分の考えが俯瞰では無かったと思わせる。

#深い #タメになる

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2022年05月12日

購入済み

コロナ禍で見えるバカの壁

この本をコロナ禍で読むと興味深い。片や感染者数と現場の声を最優先とし、とにかく感染者数を抑えることを第一に考える医療業界(の業界団体)。片や社会や経済へのインパクトと天秤にとって対策を取れと主張する人たちもいる。
私はどちらかというと後者だが、どっちのオピニオンリーダー達も『何でこんなことがわからないんだ?バカだな』と言いあっているのは正にバカの壁。後者は精緻なデータや分析を出すので確かに正しい、とは思うものの、それをフックに前者を理解不足と揶揄するのは壁を強固に塗りたくるようなもの。

#タメになる

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2022年01月07日

購入済み

昔読めばよかった

流行った当時、タイトルの意味も分からず、何の興味も覚えなかったが、今読んだら面白い。
それな!という共感しかない。
本当に頭の良い人は頭が柔らかいなと、そう思いました。

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2021年11月13日

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内容は多少難解だと感じた。
しかし一元論に陥らずに、多角的な視点で物事を考えることの大切さが現代人には必要だと説いていた。

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2026年02月09日

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ずっと読もうと思っていましたが、「面白かった」と知人が話すのを聞いて読みました。

「どうしても分からないことはあるし、人それぞれの事実がある」ということを忘れないことが大事なのだと思いました。それが穏やかに社会生活を送る上で、基本になることだと思います。
日本人は身体を忘れてきている、ということが書いてありましたが、本書が書かれた時に比べて、現在はその傾向がより強まっているように思います。
もっと身体を使って過ごしてみると、視点が変わりそうだと思いました。

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2025年12月25日

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私たちの社会生活の中の実例を取り上げ、一元的で一つのことのみに寄って立っている状態やそれによる思考停止に対して警鐘を鳴らす本。

「自分はわかっている」と無意識に思い込んでいる人を「バカ」とし、外の世界や他者と話し合い分かり合おうとしない状況を「壁」がある状態と捉えている。

やや周りくどい言い方や様々な事象の説明を経由して主張を導いているためやや分かりにくい部分もあるが、それすらもこの本の主題に重なる気がする。
常識、身体、情報、共同体、無意識、脳、宗教、犯罪、教育などの機能や仕組みを細かく検討・分析して私見を述べている。

恐らく言いたいことがありすぎてとっ散らかった内容になっているとも感じるが、それが養老氏の良さなのでしょう。

無意識の存在を自覚し、二元論的に視野を広く持ち、「壁」に閉じこまらないことを大切にしようと思った。

忙しない日常から離れて、小難しいことを考え、誰かに説教されたくなった時に読むのにぴったりでしょう。とても気に入りました。

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2025年11月19日

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自分たちが物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってしまった。

知ろうと思えば知ることができるのだと思ってしまっている。

脳の中の入出力
y=ax
aが0だと何も生まれない。0よりはマイナスの方が良い

人間の脳はできるだけ多くの人に共通の了解事項を広げていく方向性をもって進歩を続けてきた。
共通了解が多くの人と分かり合えるための手段。
今は求められる個性を発揮しろという矛盾した要求

個性は脳でなく身体に宿っている?!


知るというのは、自分がガラッと変わること
絶えず過去の自分というのは消されて、新しい物が生まれている

無意識を軽んじている。
悩むことを悪いことと考える人が多いが、無意識化でも何か考えてる。その考えと意識化の自分とが違うのは当たり前。悩むのは自然なこと。

文武両道
学んだことと行動が互いに影響しあわないといけない

人生の意味を考え続ける
苦痛にも何らかの意味はある?

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2025年11月05日

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ある種説教に近く感じた。また少し脱線というか教養なのか、本論とは関係がないと思える話が入ってくるが、それを飛ばしても問題はない。
第8章は考えさせられる事が多かった。8章だけでも読む価値はあるかと思う。

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2025年09月15日

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一度読んであきらめた本を久しぶり読み返してみました。
以前と比べるとかなり読めるようになっていた。
細谷功の具体抽象トレーニングを理解した後に読むと内容が頭に入ってきやすいと思います。

人生の意味を考えることが私の人生の課題かな。
意味なんてないだろ、死ぬまでの暇つぶしだろっていう壁を乗り越えたいです。

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2025年07月07日

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自分が一元論者だと、バカの壁にまんまと嵌っていると認めることは怖いことだ。生き物は身の危険を感じると怒りだす。

科学や医学、メディアの他にも、バズっているツイートの言うことを「考えもせず鵜呑みにしている」こともバカの壁に嵌っていることに他ならない。エコーチェンバーの効果で、バカの壁がさらに厚く高くなっている気さえする。
本当にこの本が平成で最も売れた本なのか疑問に思えるくらいには、自分と異なる意見の人間に怒り狂う人間が最近多いように思う。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

❖ ざっくりこんな本
われわれは自分の脳に入ることしか理解できない。情報の伝達が突き当たる壁を、著者は「バカの壁」と表現する。知りたくないことは遮断し、耳を貸さないのもその一種。そうした延長線上に民族間の紛争やテロがあるという。現代人はいつの間にか、自分の周りにさまざまな「壁」を作ってしまった。情報は刻々と変化し、自分という人間は変わらないという思い込み。個性や独創性を礼賛する風潮。安易に「わかる」と思い込むことで、強固な「壁」の中に住むことになると著者は戒める。

❖ こんな人にオススメ
正直に言って「養老孟司ってどんな人だろう?」という人には、この本はオススメできない。『ノルウェイの森』を読んだだけで、村上春樹について何か語れるだろうか。これ一冊で養老孟司という人物を理解しようと考えるのは危険すぎる。

❖ レビュー
多くの人が、「バカの壁」という言葉の意味を勘違いしている気がする。つまり、相手がバカだから話が通じない。そう思っているのではないだろうか。
「バカの壁」に〝頭が悪い〟といった侮蔑的な意味合いはほとんどない。認識を妨げたり、理解を阻んだりするものを象徴的に表現している。そのくらいに捉えるべきだと思う。
この本のいちばん最初に出てくるエピソードだが、学生にお産のビデオを見せて、その後でレポートを書かせる。すると、女子学生は「大変勉強になった。新しい発見がたくさんあった」と書いたのに対し、男子学生は「保健の授業で習ったようなことばかりだ」と、まったく反対の感想を書いたのである。
男子はバカだからだろうか。そうかもしれない。しかし、男は自分が出産を経験することはない。だから男子学生は、どこかで「自分には関係ない」と思って見ていたのではないか。
人間は「自分には関係ない」と思うと、無意識のうちに壁を作ってしまう。それが「バカの壁」だ。他にも、思い込みや偏見、こうあって欲しいという願望が壁を作ることもある。壁を作っているのは、相手の方じゃなくて、お前さんかもしれないよ。養老先生はそう言いたかったんじゃないか。
出版社はこの本の帯に「話せばわかるなんて大ウソ」と書いているのだが、私はそうは思わない。わかってもらおうとすれば壁にぶつかる。わかろうとすれば壁は崩れる。私はそう思っている。

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2025年06月22日

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主張は理解できましたし、良いことも書いてありましたが、全体を通してなんだかまとまりの無さを感じました。

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2026年02月09日

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当たり前のスタンスが違う
経験したり、何かを知ることで人は変わり続けている
人は変わり続けるので、画一化した個性は存在しない
日常的には個性より他人の気持ちがわかる方がよっぽど重要である
人生の意味は自己実現であり、常に社会との関係から生まれる
意識の世界に浸りきっている、寝ている時間など無意識な時間も人生の一部である
頭の良し悪しは社会的適応性でしか測れない、言語能力の高さなど
キレるなど我慢できるかどうかは前頭前野の発達により決まっている
学問とは生きているもの、万物流転のものを普遍的な情報に変えることである、現物を見て、答えがないままに、観察、比較すること
二元論・知的労働は重荷を背負うこと、物を考えることは決して楽なことではない
一元論は思考停止であり、一見楽なことであるが、自分と違う立場のことは見えなくなる、向こう側が存在することすらわからない

感想
この本は意識と無意識、脳と身体、都市と田舎のように全て二元論で考えていた。一元論でこれが正解なとど思考停止することで、バカの壁が生まれる。正解だけを求めるのではなく、忍耐強く考え続けることが大切。

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2026年02月09日

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一元論的な考え方ではなく、広い視野で物事を見る重要性を説いている。文章も難解で正直100%理解できなかったが、男と女の出産ビデオに対する捉え方こそまさに「バカの壁」なのだと理解できた。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

私はこの著作を通して、
はっきり言えば何が言いたいのかが中々見えてこなかった。

しかし、曖昧さに耐えられない今の我々は、
この曖昧さに直面することで思考するべきだ。

2003年の超ベストセラー本である本作、
主題は「一元論に陥るな」、
ひとつの視点に留まらず多角的な視野を持て、

こういったことだ。


しかし、私はこの著作を通して、
はっきり言えば何が言いたいのかが中々見えてこなかった。

読書や会話に共通するのは相手の意図がわかれば読み手聞き手は内容が入りやすい、ということ。
最終章まで私は、結局のところ何が言いたいんだ、と言う曖昧さのまま読み進めていった。

しかし本質まさにそこにあるのではないか、と考える。
わかったつもりでいる多くの人々に対して警鐘を鳴らしていた本作、
「なるほど〜他の人の意見も聞けば良いのね〜」
では、まさしくわかった気でいるだけであって、
いわゆる係数を上げることにはならない。

この曖昧さこそが本書の伝えたいことなのではないか。

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わかったきでいること、知識と雑学は違うと言うこと。あるいは係数の話について、現代に照らしてみたらどうだろうか。何事も100%ではないということ、物事において不正解であると我々が考えていることはある意味では正解であると言うこと。

こういったことを我々は理解しながらも、正解と信じ、思う方しか見つめない。

これはある意味で、当時一面しかない答えを信じていた人々よりも、よほどタチが悪い。
特にイスラエルとパレスチナについて記述があった。こういったことを"認識"している日本人は多くいるだろう、しかしではあなたの意見はなんだ、となった時に答えが出ない、こういう意見の喪失という課題があることも、多様性を押し付けられた、あるいは平等という幻想を過度に教え込まれてきた現代の特徴だ。

一方で、左翼が〜〜、右翼が〜〜のように、
極めて一元的に物事を批判する面は特に先鋭化している。曖昧な箇所がより曖昧になることで、正解と信じている部分について、信じすぎる傾向があるのではないか。

かつてはメディア、例えばNHKは神なのか、と本作でも紹介されていたように、ある種の答えを持つツールとして存在していた。
今はどうだ、それはAIだろう。
NHKやメディアを批判する層は変わらず存在する、オールドメディアと評したり、伝えたいことだけ伝えて本質は隠す。こういった批判がなされる。

これはある意味で正しい。全てを伝え切ることはできないわけで、また同時に人が作り出すものには当然着色がなされる。

では彼らは何も調べずにそれをしているのか、と言われれば当然違う。足で取材に行くこと、地道な人脈によって得たもの、様々あるだろう。

AIというのが確かに情報の宝庫であるインターネットから的確且つ非常に短時間で情報を探し出してくるツールとしては最高峰だ。
問題はその情報の正確性ももちろんだが、
我々がそれらを過信してしまうこと、私たちを超越してると本気で信じてしまうこと、そういう意味ではかつてメディアを絶対的だと思っていた層となんら変わりはないのだ、ということである。


係数について、我々は係数の全体平均値の低下を経験しているのではないか。先に示したような所で言えば、どこかで無限大の計数を持ち合わせながらも、他のところで0という数値を持ちにくい。わずかな計数をたくさん持ち合わせることで情報過多気味になり、ある種すべて分かったようになる。わかった気でいるという感覚自体は増長傾向だろう。


「変わるものと変わらないもの」
私たちは変わるもの、情報は変わるもの。


「個性と常識」
個性を出せとは、欺瞞か?
常識を知るべき。

「脳の検査について」
犯罪者の脳の出力傾向を分析すべき。

「入力出力、あるいは身体」
入力、いわゆるインプットにとどまらず、
出力しろ、とそれは体を動かすことが最適例。
体を動かすとはすなわち、出力そのものだから。

「科学を疑う」
地球温暖化、SDGs、いまもなお言われ続けているそうした理論は100%正しいと言えるか、
指摘が難しいが、100パーというより、現状で最も可能性が高いと言えよう、同時に真実を知ろうとするあまり陰謀論に傾倒してしまうことのほうが昨今の問題だ。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

情報による意識社会になっている今だからこそ、身体を持って見聞きしようという本。
でも話が行ったり来たりで難しかった。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ときおり参考になる言葉があった。
ときおり何を言っているんだろう、という言葉があった。
万物流転、情報不変。
個性は身体性。
社会的に頭が良いというのは、結局バランスが取れていて、社会的適応が色々な場面でできること。
子育てでは、個性を伸ばすより、人の気持ちをわかるようにすることが大切。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

有名で評判いい新書で、「読んでおくべき」かと手に取ったが、正直、イメージと違っていた。話が多彩で次々と飛び、捉え所のあない印象。ピントこないエピソードも相応にあった。そこも含め、「一元論は危険」という警鐘と理解した。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

〇共感したこと、学んだこと
・個性を謳うのではなく、相手のことを思いやれるか、考えられるかの方が大切。
これはまさにそうだと思いました。個性個性と尖らせていく方に着目されがちですが、その前に大切なことがあるというのを思い知らされました。
・「そういうものだ」で片付けない大切さ
何をもって賢いとするのか、個性は何か。普段何気なく過ごす中でいかに自分が「これはこういうものだ」という固定概念に囚われて生きているかを痛感させられました。
・「イデア」の存在と、リンゴの話
an appleとthe appleの違いが、イデアという概念によって説明されていたところは、たしかに、となりました。
・無意識のたいせつさ
無意識な状態も含めて個人であるというところは納得した。

〇疑問
・果たして個性は肉体によって決定するのか。
ここに関しては私はそうは思えなかった。
個性のひとつの要素としてたしかに肉体は存在するが、育ってきた環境や経験によっても、概念的な個性は存在するのではないか。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

モノの見方を改めて考えさせられた。
無意識の大事さや物事の曖昧さ。
知ることで世界の見え方が変わって広がっていくことは、最近すごく感じている。自分はバカだけど、大人になってから中学生で学ぶ内容に興味を持って学び直すっていうのも1つの人生なんだよな。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

最初に「バカの壁」が芽生えるのは2歳から5歳である。全能感が芽生え「なんでもできる」「自分は完璧な存在だ」というような状態が10歳まで続き、以降は自分を客観的に認識し、「自分は何でもできない」という自己認識することが心理的発達で不可欠な過程であり悪ではない。
さて、本著が言うところの「バカの壁」とは、10代に知識を蓄え、勉学に励み、多くの経験を積み重ね、多様な人間関係を通して、「自分の無知を知らないバカの壁」が完成する。私たちはそもそも、義務教育でも以降の高校や大学でも本著が指摘しているような自己反省と批判的思考は学ぶこともなく、そういう環境に遭遇に出会いづらい。だが、出会いや環境ばかりのせいではない。自分自身で学び反省し物事を疑問を抱く機会はいくらでもあっただろう。それに気付けたか気付けなかったかの違いになるだろう。
現代(2025)ではAIが進み、誰もが早くに知識を蓄えることができ、バカの壁は増え続けるだろう。何も学習や勉学や行動をせず、個人が得られる生涯で得られる経験値には限界があることを私たちは知らなければならない。
ジャンル問わず、偏見問わず、先入観問わず、様々な角度から日々学習し発信し行動し反省し修正してまた次の行動と学習に活かすことに尽きるだろう。盲目的な存在には誰にでもなり得るし、他人事ではない。本著は社会や宗教などを例に挙げているが、私たちの日常では恋愛や家族、友人、職場にも影響するのだ。
現代の私たちに届き、これからも読まれるであろう良書である。

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

有名な本なので、一回は読んでおこうと思い、読んでみたものの、こういう論調の本はやはりすっと入ってこない。まぁ私のレベルが追いついてないだけやと思うが。

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2025年06月25日

Posted by ブクログ

バカの壁
養老孟司/著

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**あらすじ**
見えない「壁」がわかると世の中が見えてくる。気が楽になる。

「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってくる。

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**感想**
養老孟司さんの「壁シリーズ」は、最新作の『人生の壁』に続き、今回が2作目の読書となりました。本作『バカの壁』はシリーズの中でも最も有名で売れている一冊とのことですが、個人的には『人生の壁』の方が、より分かりやすく、共感できる内容が多かったと感じました。

とはいえ、『バカの壁』に込められたメッセージは、非常に示唆に富んでいます。養老さんが一貫して主張しているのは、物事を一方向からだけ見るのではなく、対極的な視点を持つことの大切さ。そして、自分の考えが「当たり前」と思い込んでしまうことこそが、「壁」を生む原因であるということです。

わかってはいても、他者の意見を素直に受け入れたり、自分の視点を変えたりするのは簡単ではありません。私たちは無意識のうちに偏った考えに縛られ、その「壁」を越えることができない。それこそが、養老さんの言う「バカの壁」なのだと実感しました。

読むことで自分の考え方を見直すきっかけを与えてくれる一冊です。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

前半は日常の中での「バカ」なことが書かれており、後半では宗教や医学に基づいた作者の考えが書かれている。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

始めの方は面白かったけど、後半に向かうにつれ思想強めな感じに…。
途中で、家事は女性がやるものといった文章、さらにちょっと女性をバカにしたような文章があって、この年代の男性ならある程度仕方ないと思いつつもその辺りは不愉快だった。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

Audibleにて
連日、深い睡眠についてしまい、3夜くらい回しました。結構攻撃的な文章の作りだった気がします笑
誰かをバカにしてるんじゃなくて、自分の思い込みとか、世界との壁の話なんだなって。『バカの壁』ってのは自分が理解できないものを、そもそも見ようともしないってこと。そりゃあるよ。
なんだか、先生の当時の世論に対する批判的な考えも多かったので、これ書いてる人がこれなんだって、ちょっとした矛盾を感じはしましたね。

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2025年06月01日

Posted by 読むコレ

テスト投稿

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2012年09月06日

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