唯脳論

唯脳論

935円 (税込)

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文化や伝統、社会制度はもちろん、言語、意識、そして心…あらゆるヒトの営みは脳に由来する。「情報」を縁とし、おびただしい「人工物」に囲まれた現代人は、いわば脳の中に住む。脳の法則性という観点からヒトの活動を捉え直し、現代社会を「脳化社会」と喝破。一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。

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唯脳論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    視覚と聴覚の連合、これが意味する内容の考察が興味深い。また、この感想を書く行為も脳による行為であることを自覚し、我々が脳社会の住人であることを想起する。

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    唯脳論とは何か。その定義に先ず惹きつけられる。ヒトの歴史は、「自然の世界」に対する、「脳の世界」の浸潤の歴史。ヒトが人である所以は、言語、芸術、科学、宗教等のシンボル機能により、物財の交換、創造が為されること。また、差異を説明しようと、言わば神学論争のような決着のつかぬ、相互の説得を為すこと。ユヴァ

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    養老先生の本は、この本から読み始めるのがオススメです。先生の書かれる本に通底する考え方、物の捉え方が書いてあります。

    0
    2022年03月27日

    Posted by ブクログ

    今考えていること、哲学や社会学を通っていたが、なにか、あっけなくまとめてもらえた感覚だ。一連の終わりみたいな位置だった。少しの間、読書がライトになりそうだ。脳ね。いや体ね。社会も世論も本音と建前ではもううまく出来上がるわけがない。性も死も伏せててなにを語れるんだと。無理に決まってる。食を語って埋葬を

    0
    2021年06月12日

    Posted by ブクログ

    昔、ヒトは洞窟に住んだり、森で獣を捕まえたり、自然の中で生きていたが、文明が進むにつれ、建築物や道路、街路樹に囲まれた社会を作っていった。この社会は脳の大脳皮質が生み出した幻想。都会に住んでると、周囲のあらゆるモノゴトは単なる記号や情報にしか見えなくなってくる。自然から切り離されたデジタル世界に生き

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    たぶん4年ぶりくらいの再読。
    ようやく少しずつ分かるようになってきたような気がする。

    でも、養老さんの知識の量や考えの深さが半端無いから言われていることがなかなか理解できない。

    わたしの脳の中に養老さんの脳の中にあるのと同じ構造がなく、その機能が働かなければわかるということはない。

    ただ、学習

    0
    2013年09月04日

    Posted by ブクログ

    「唯脳論」5

    著者 養老孟司
    出版 筑摩書房

    p28より引用
    “ところが、心はじつは脳の作用であり、つまり脳の機能を指し
    ている。”

     解剖学者である著者による、脳の働きと人間社会などについて
    論じた一冊。
     ヒトがヒトである所以についてから脳と身体についてまで、解
    剖図などを交えながら書かれ

    0
    2013年01月07日

    Posted by ブクログ

    なかなか理解できたと思えず、何度も読み直し。”唯脳論”を主張している○○学者がほかにいるのだろうか。”唯脳論”の考え方は、非の打ち所がなく、かつ、養老孟司が唯一唱えているように思える。”唯脳論”の考え方は、もっと評価されていいように思うのだが。

    0
    2012年01月21日

    Posted by ブクログ

    ”現代とは、要するに脳の時代である。情報化社会とはすなわち、社会がほとんど脳そのものになったことを意味している。脳は、典型的な情報器官だからである”(本書p007より)

    この一文で始まる本書は、脳科学がここまで人口に膾炙する前、1989年に発表され、これからは”脳の時代である”ということを喝破した

    0
    2021年11月28日

    Posted by ブクログ

    ・意識とは、脳が脳のことを考えることだ
    ・下等生物には、意識がなくて、人間に意識があるのは、脳が進化してきた過程にある
    ・末梢神経と脳の神経細胞は地図関係にある
    (だから足がない人も足が痛むことがある)
    ・言語でも知覚言語と音声言語で違う

    0
    2021年01月09日

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