ものがわかるということ

ものがわかるということ

1,760円 (税込)

8pt

自分を自由にしてくれる
養老流ものの見方、考え方。

「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。
じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)

学ぶことは「わかる」の基礎になる
考えることが自分を育てる

ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。
養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。
養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した1冊。

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ものがわかるということ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間自体が自然のものなのに都会のように人工物に囲まれて生活しているとおかしくなってくるのは当然だという。なるほど。そういえば自分も東京で生活していた時、肉体も精神も疲れてくると井の頭公園内の動物園によく行ったものだ。どこかで窮屈なものを感じていたのかもしれない。
    読後に少し肩の力が抜けた気がする。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。野山を駆け回った田舎育ちだからか共鳴できることが多く、うるうるとした。途中、腑に落ちず?マークが浮かぶところもいくつかあり、また少し経ってから読み直すことが楽しみ。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    ・人間は「同じ」ということがわかる。

    ・人間は変わり続けている。しかし、情報は同じまま

    ・知るというのは変わるということ。部分的な自分が死んで、新しく生まれ変わるということ。

    ・記号化してその他のものをみなくなっている社会。

    ・私たちは全員世の中に遅刻している。

    ・日本語で人は人間。人と人

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

     都市化、現代化とは脳化の社会である。究極の脳化ともいえるSNSを代表として、言語が中心となり、身体がおざなりにされている。「ああすれば、こうなる」という合理性、必要十分条件が明確な社会において、曖昧さ、不確実性はもはや悪となっている。
     しかし、人間は身体をもち、脳との調和によって生きている生物で

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルである『ものがわかるということ』ってどう言う事だろう?と思い、本書を手に取りました。

    何でも単純に明確にしようとすれば理解できると思っていましたが、どこかに正解があるはずと思い込み、意味のないものに意味を見出そうとしたり、理解できなくても良いものを理解しようとしたりしていたのだなぁと、

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    自分で体験した感覚を大事にして、まわりと比較してどうこうという価値観に囚われないようにしようと思った。わかったつもりにならずに変化していく前提を忘れずに自分の変化も他人の変化も喜べるような人間になりたい。

    0
    2024年07月13日

    Posted by ブクログ

    ものがわかるようになるのかなと思って手に取って読んでみたが、結局わからなくてもいいのかなと思った。現代は都市化、情報化して何でも意識して頭の中で組み立てるから、衰えてしまう感覚を育てるためにも、田舎や森や自然に触れようと訴えていた。「自然に直面し、身体で感じることが大事」というところが大事かなと思っ

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    わかるということの答えは載っていません。
    これは、ヒント本です。
    答えのないものは考えれば考える程に新たな疑問が出てきます。
    養老先生の語りの中で、答えは一人一人違う形で存在することが、わかりました。
    考えることは楽しいですね。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    # わかる・わからないの狭間で、人間に戻る

    ## 面白かったところ

    * 「人間」はという漢字は人と人の間に世間がある。というような明文化されていない哲学チックな話が散りばめられていて面白かった
    * 「わかる」と「わからない」の世界を紐解き、自然と人口、人と物のような対比で考え方を組み替える展開は

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    結局、ものをわかろうとするには、「努力・忍耐・根性」が必要で、しかもそれは一度わかればお終いではなく、常にメンテナンスが必要である。つまり、「「完全にわかった」はありえないということ」ということはわかった。

    それにしても、知識の幅が広くて頭のよい人なんだなぁということをひしひしと感じました。

    0
    2025年11月16日

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