Posted by ブクログ 2022年03月18日
星新一さん=SSのイメージしかなかったので、本作は驚いた。
主となる登場人物は3人だが、他にも人か絡み合い、喜劇のような印象を受けた。
驚き、失念、嬉しさ。
この3つが本作を読んでいて抱いた感情。
他にもあったと思うが、この3つが主軸となっている印象を受けた。
本当にひょんなことから始まり、最...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月08日
私の大好きな<最後まで読んだらタイトルの意味が分かる>タイプの物語だった。登場人物のクセモノぶりが紹介される序盤、先行き不透明な騙し合いが展開される中盤を経て、星新一の得意技である「どんでん返し」がマシンガンのように連発される終盤は、もう驚きを通り越して抱腹絶倒もの。「ショートショートとちがって長編...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月18日
この本は1963年に書かれた。ショート・ショートの名手として知られた星新一であるが、私としては星新一のベストとしては、この「気まぐれ指数」か「声の網」を上げたい。どちらも長編だ。
気まぐれ指数は、今で言うと三谷幸喜が書く戯作のようだ。非常に楽しい。登場人物が複雑に絡み合い、妙な出来事が妙な人物と繋が...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月14日
ショートショートで有名な作家で知らない人はまず無い。
私が中3時点でもこの人の作品は無数に読んだ。
当時古本屋で見つけた時のふれこみが(オビにかいてあったような)作者初めての長編とウタッてた。
今で言うラノベに分類されるタッチ。ストーリーは偶然出会った男と女がふとしたことで巻き込まれるドタバタラブコ...続きを読む