ボッコちゃん

ボッコちゃん

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ボッコちゃん
  • タイトルID
    :
    184021
  • ページ数
    :
    344ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年08月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ボッコちゃん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     子供の頃、自宅の応接間にあった本棚に『新潮現代文学』という函入り、全80巻の叢書があった。1978年から1981年にかけて新潮社から刊行された日本文学の叢書だ。昭和の時代にはよくこういった全集や叢書が家庭の本棚に“インテリア”として収められていた。我が家でも親が函から出して読んでいた記憶はほぼない。漫画『本なら売るほど』にも出てきた、古書店が買い取りを嫌がるアレだ。
     実家の叢書は何度かの引っ越しを経つつも同じ本棚に今でも一冊もかけることなく収まっている。今見ると昭和の日本文学を代表する名作が満遍なく収められ、大人になってから読んだ作品もあれば、未だ未読の名作もある。小学生には無理でも、中学、高校の頃読んでおけばよかったと、読書にほとんど興味のなかった中高時代をいまさらながら後悔している。ついこの間読んで印象深かった川端康成の『眠れる美女』も、今ではおそらく新品では読めない河野多恵子の作品も、いつか読もうと思いながらもなかなか手が出ない大江健三郎の代表作も、読もうと思えばいつでも読める環境があったのになんと勿体無い。今あの頃の自分に会えるとしたら、高校卒業までに本棚の叢書を読破しろと言ってやりたい。今、50を過ぎて、子供の頃無駄にしてしまった読書体験を取り返すかのごとく本にかじりつく毎日だ。
     先日BSテレ東の『あの本読みました?』で星新一を特集した回を見ていて、この叢書にまつわるある記憶がふと甦ってきた。小学4年生くらいの頃だろうか、叢書の中の1冊がなんとなく目に留まった。『青春の蹉跌』とか『ピンチランナー調書』とか、小学生には難しそうなタイトルが並ぶ中で、カタカナ、ひらがなで『ボッコちゃん』はあきらかに浮いていた。子供の自分にも読めそうで、一体どんな話なんだろうと興味がわいた。本棚から取り出し、函から出してみてみると『ボッコちゃん』はほんの数ページの短編だったのでそのまま読んでみた。読み終わって子供の自分にも大人が読む本のオチを理解できたのがすごく嬉しかった。ちょっと大人になった気分がした。この嬉しさを早く誰かに伝えたかったのと、自分のオチの理解が間違ってないか少し自信がなかったので母に確認してみた。母も『ボッコちゃん』は読んでいて、この話はこれこれこういうことかと聞くとそう、そう、そういうことだと言う。えーっ、怖いーっ、大人ってこんな話を読んで楽しむのかと思いつつ、自分の理解が間違って無いと分かってますます嬉しくなった。
     約40数年ぶりに読んだ『ボッコちゃん』はこの作品が読書の面白さを教えてくれたあの時の記憶を懐かしく思い出させてくれた。こんな貴重な読書体験をしていながら、その後読書の習慣が身につかなかったのが我ながらなんとも情けない。
     本作に収められている作品の殆どが社会風刺やブラックユーモアにあふれたショートショートだが、『月の光』は少し危険な香りがしつつも、切ない終り方が他の作品とはちょっと趣が異なっていて好きな作品だ。
     
     

    0
    2026年10月30日

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつがこんなに短い中にちゃんとストーリー、面白さ、結末に意味を込めたり出来るの凄すぎませんか…。

    単に四コマ漫画の様にスッキリ終わるものから、何でこうなった?を考えてみたら教訓が隠れていたりするもの、人間てそういう事するよねっていう人間の癖というか嫌な所を書いたものまで、短いのに色々な感覚を刺激してくるような作品が沢山ありました。


    「生活維持省」と「鏡」はショートアニメをどこかで見た。
    すごく印象的だったから記憶にも残る素晴らしい作品。他にもアニメになっているものがあるみたいなので見てみたいと思う。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    超有名どころ過ぎて読んだことが(おそらく)なかったので、新潮社プレミアムカバーだったこともあり読んでみることに。読んでみて、ショートショートといえば星新一!と言われている理由を理解しました。読みやすい平易な言葉が多いのに、こんな多彩なお話を書けるのすごすぎる…!SFやミステリ、寓話的なものもあり、バラエティに富んでて飽きない。オチも全部おもしろいすばらしい。ブラックユーモア的なものが多いのも好きです。読んでて良い感じにゾワゾワする。真似しようとしても真似できないんだろうなあと圧倒される思い。ほかの作品も読んでみたくなりました。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    短編集で1話あたり数分と読みやすい。
    SF物が多くブラックユーモア溢れる皮肉な表現が現在令和8年熊本地震で被災しているのもあってか明るくポップな作品を今は見たくないので未読の積み本の中にあって良かった。
    余震もありライフラインも未だに止まった中でも趣味の読書を楽しめて良かった、作者の他の作品も読みたいです。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    カズレーザーの帯ついてて買ってみた。読みやすかった。ダメよーダメダメが思い出された。アレは意外と深いネタだったのだなと思った。自分が求めている会話というものは、ああいうものなのかとしれない。ずっとあればっかりは困るけど、時にはただ聞いてもらうことも必要なのかもしれない。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

     星さんの作品は「宇宙のあいさつ」以来2冊目になるが、ユーモアと風刺の効いた作風が本当にクセになる。50編全てで予想外の結末に連れていってくれた。星さんの引き出しの多さにただただ脱帽するばかりだ。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    サクサク読めてオチがちゃんとあってとても面白かった、一回読んだだけじゃわからない社会への皮肉などもちらばめられていて手軽に楽しめるのに奥が深いと思った。

    0
    2026年07月26日

    購入済み

    こんなんだっけ

    小学生の時にハマって読んで居たはずのショートショートシリーズ。20歳を超えた今読み返してみると、果たして小学生の時の私はそれぞれの話のオチを理解して読んでいたのだろうかと疑問に思います。特に「肩の上の秘書」などは、当時読んでいたら現実味のない笑い話として受け止めていたでしょうが、今読むと本当に笑えない。行間が読めず、文字通りに受け取ってしまって感情を露わにする人が増えたり。AI技術が発展したり。ヒヤリとする恐ろしい気がしました。星新一、久々に読みましたがやっぱり面白い。他の作品も読み返してみます。

    #笑える #深い #怖い

    0
    2023年07月23日

    購入済み

    ショートショートの王道

    久しぶりにショートショートを読みたいと思いこの本に手を伸ばしました。様々なシチュエーションでの綺麗な起承転結が読んでいて心地良かったです。何回もオチを予想しては裏切られるという感覚は新鮮でした。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ文庫本ですごい面白かった。
    短いから電車の移動時間とか1日1話読むのにちょうど良かった。
    特に「おーい でてこーい」「生活維持省」「月の光」「冬の蝶」「闇の眼」がおもしろかった。
    「最後の地球人」のオチがなんとなくわからなかった。
    藤子不二雄のSFに似た感じですごい好きだった。
    本当に1970年代の本と感じないくらい面白かった。

    0
    2026年10月25日

ボッコちゃん の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ボッコちゃん
  • タイトルID
    :
    184021
  • ページ数
    :
    344ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年08月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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