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Posted by ブクログ
「粗食でもいいから十分に食え,十二分に食うな。栄養をとったら,くたびれるまで十分に働け,十二分に働くな。くたびれたら十分に眠れ,十二分に眠るな。」ショートショート作家の「星新一」の父「星一」の生涯を綴った一冊である。無計画な野心は身を滅ぼすだけだが,向学心を失わず計画と行動力と才能があれば人生なんとでもなるらしい。意味もなく「国際国際!」という意識の高さは早々に打ち砕き,自分が本当に学びたいことは何か,そこに人生を賭すことができるのか今のうちに真剣に考えたほうが良さそうである。そこに生まれる「意識の高さ」は人を惹きつけ,自分を高める助けになるのかもしれない。
Posted by ブクログ
今読んでる
日本に帰ってきて、アメリカに行った人の話を知りたくなるのは人情。それと、星新一のノンフィクション(というか随筆)は今まで挫折しているので、長編のノンフィクションなら読めるかなと。
2010/12/16
読み終わった
いわずと知れたショートショートの王様、星新一の、自らの父親の波乱と人情に満ちた半生を綴った他伝記。
海外という舞台で立身出世を目指した日本人の話というのは、誰の話でも心を奮い立たせてくれるもの。例えば「翔ぶが如く」、川路利長のエピソード、或いは「舞姫」、豊太郎がエリスと出会うまでの話、枚挙に暇がない。
この作品も、一生をひとつの事に捧げた主人公を軸に、元気を与えてくれる、がんばろうという気にさせてくれる、一旗あげてやるという気にさせてくれる、男好みな作品で。最近お疲れのお父さんや人生に迷ったモラトリアム学生たちに読んでほしい一冊。
かくいう自分も、アメリカでなにを学んできたのやら… ?痛いところを突かれながらも星新一の文のタッチだったら耐えられる。主人公星一(はじめ)を応援したくなってしまう。
そんな風についつい応援したくなるような作品の主人公星一。実の父に向ける星新一の視線は客観的で、身内だからといって謙遜したり、逆にことさらに強調したりするところがない。それでいて父親を語る息子の、どこか恥ずかしそうで突っ張った新一にも微笑がこぼれます。父子っていいもんですよ。
久々いい本を読みました。
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