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星新一の父、星一(はじめ)は、福島の田舎から東京に出て苦学し、20歳で単身アメリカに渡る。いつも貧しかったが、決して挫けず、他人に頼らず住み込みで働きながら小学校で英語を学び、行商や翻訳をして大学の学資を稼いだ。周到な計画と持ち前の克己心で困難を乗り越え、貪欲に異国の新しい文明を吸収していく……夢を抱き、野心に燃えて、星製薬を創業した父の若き日の記録。感動の評伝。
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Posted by ブクログ
明治という時代に、星一青年の行動力、そしてそれを支援する大人達が感動的です。また、その時代のアメリカという国と人の懐の深さを感じました。
「人民は弱し・官吏は強し」を読んで、さらに星一に対して興味がわいたので、読んでみました。 星一の行動力や困難にも立ち向かって乗り越えていく姿は、ある種の漫画の主人公的な感じで、読んでいてワクワクしました。 また、歴史上の有名な人物も出てくるので、そのような偉人たちとも交流があったんだと感心しました。
ふと自分を振り返りたい時、じわっとヤル気がでる本。高校生の時は感じなかったいわきの気質、著者の年齢に近くなり父への想いを馳せる。
SFの巨匠 星新一による実父の伝記。 文章は読みやすく、明治を代表する実業家である父 星一の偉大さが良く描かれ、 星新一の父への深い愛情が感じられる。 絶版という噂を聞いたが、まだ買えるようなので、 購入できるうちに是非買うべき一冊。
「粗食でもいいから十分に食え,十二分に食うな。栄養をとったら,くたびれるまで十分に働け,十二分に働くな。くたびれたら十分に眠れ,十二分に眠るな。」ショートショート作家の「星新一」の父「星一」の生涯を綴った一冊である。無計画な野心は身を滅ぼすだけだが,向学心を失わず計画と行動力と才能があれば人生なんと...続きを読むでもなるらしい。意味もなく「国際国際!」という意識の高さは早々に打ち砕き,自分が本当に学びたいことは何か,そこに人生を賭すことができるのか今のうちに真剣に考えたほうが良さそうである。そこに生まれる「意識の高さ」は人を惹きつけ,自分を高める助けになるのかもしれない。
今読んでる 日本に帰ってきて、アメリカに行った人の話を知りたくなるのは人情。それと、星新一のノンフィクション(というか随筆)は今まで挫折しているので、長編のノンフィクションなら読めるかなと。 2010/12/16 読み終わった いわずと知れたショートショートの王様、星新一の、自らの父親の波乱と人情...続きを読むに満ちた半生を綴った他伝記。 海外という舞台で立身出世を目指した日本人の話というのは、誰の話でも心を奮い立たせてくれるもの。例えば「翔ぶが如く」、川路利長のエピソード、或いは「舞姫」、豊太郎がエリスと出会うまでの話、枚挙に暇がない。 この作品も、一生をひとつの事に捧げた主人公を軸に、元気を与えてくれる、がんばろうという気にさせてくれる、一旗あげてやるという気にさせてくれる、男好みな作品で。最近お疲れのお父さんや人生に迷ったモラトリアム学生たちに読んでほしい一冊。 かくいう自分も、アメリカでなにを学んできたのやら… ?痛いところを突かれながらも星新一の文のタッチだったら耐えられる。主人公星一(はじめ)を応援したくなってしまう。 そんな風についつい応援したくなるような作品の主人公星一。実の父に向ける星新一の視線は客観的で、身内だからといって謙遜したり、逆にことさらに強調したりするところがない。それでいて父親を語る息子の、どこか恥ずかしそうで突っ張った新一にも微笑がこぼれます。父子っていいもんですよ。 久々いい本を読みました。
高校生の時読んで感動した本です。全く右も左もわからないアメリカへ行き、相手を感動させるくらい働いて、動いて、たくさんの経験を積んで帰ってきた星一。 相手からの問いに、それでは○分後。とビジネスライクに受け答えする場面は今でも覚えています。 身体的な逆境をものともせず、がんばっていく姿には誰しも感動を...続きを読む覚えるはずです。星新一さんの文章は読みやすいので、ぜひ読んで下さい。
明治の立志伝。当時の人物がいかに高潔であり志が高かったのかが伺える。スクールボーイとしていろんな家に住み込み労働をする場面などが、とても、印象的だった。
どんな困難でも愚痴を言わず乗り越えてほとんど裸一貫でアメリカでコロンビア大学て修士号を取り、後藤新平、伊藤博文、新渡戸稲造など錚々たる偉人と交友し可愛がられた人物伝。 古き良きアメリカの公衆道徳、独立自尊の精神、いいアイデアを認める社会像が印象的であった。 短編SFで知っている星新一氏がご自身のご尊...続きを読む父については書き上げた。 息子にも読ませたい良本。
良書。 というより、星新一しか書けない、紡げない不思議な本だ。 歴史を扱った本は、えてして劇的で煽情的で男らしい内容になりやすい。 ところが彼の文体はとてもシンプルでひんやりしている。 それがショートショートの場合は、現実と虚構のあわいにあるような、不思議な世界の構築につながっていた。 その筆致...続きを読むで歴史を綴ると、極めて知的でクールな、しかし父への愛が込められた、不思議なムードが生まれてくる。 普通の歴史ものとはまるで真逆だ。 それで思い出した、 星新一は森鴎外の血筋であることを。 傑作・渋江抽斎にあるように、森鴎外は非常に冷淡に、ある種あるがままに歴史を書いた。 そこから歴史の恐ろしさや現実との連なりを学んだものだが、 その血が、たしかに星新一に流れているんである。 中身は、まさに立志伝。 やはりあの時代に海外に飛び出していく人間は格段にすごい。 新渡戸稲造や野口英世らとの交友も、イノベーターたちのコミュニティという感じだろう。 我々は、かつての「アメリカ」に相当するものを見つけ、躊躇なく飛び込めるかどうか。
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