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星新一の父・星一は、苦学しながらアメリカの大学を卒業し、帰国して製薬会社をおこした。事業は成功したが、やがて政争に巻き込まれ衰退していく。それでも常にエネルギッシュで近代人的な生き方を貫いた生涯だった。彼の夢と理想に手をかした野口英世、伊藤博文、エジソン、後藤新平など、近代国家の形成期に活躍した明治人たちとの交流の中から、星一の生涯を辿った異色の伝記。
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Posted by ブクログ
再読 自身の父親に関する人物たちの評伝 解説にあるようにその父親が評価した側を取り上げることで その行動の正しさを肯定したい信条が全体を支持している 自分のことだからそうでない側は書けなかったのだろうか 一面でなく様々な面からの視点を一人の著者に求めるものではないだろうけれど
固そうな表紙と題名で手に取るのを躊躇うには非常に勿体無い作品。星新一による明治の偉人伝記。 とにかく今の政治家に幻滅している人はこれをぜひとも読んで欲しい。すごく元気が出る。
著者の父を巡る人々を描いた好著。著者の父の青年期を描いた「明治・父・アメリカ」本著に出てくる後藤新平絡みで攻撃される「人民は弱し官吏は強し」を合わせて読むとなおいいでしょう。
ショートショートで有名な星新一の作品。 明治におけるさまざまな人物を取り扱っていて、ショートショートで有名な星新一の作品の中では異色だと思います。 扱っている人物の伝記としても勿論面白いのですが、明治という時代がどんな時代であったか、それを知る入門としても適していると思います。
まだ読みかけなのだけど。 ここ最近で一番印象に残った本。 偉人と呼ばれる人たちも、元々はフツーの人でしかない。ただ、努力することをやめず、やりとげた人なんだなぁ、と。明治がぐっと近く、そして遠く感じる本。
ぅん、意外にも面白かった! 意外っていうのも失礼ですけど。天下の星さん捕まえて。 たまたま、歴史小説的なものに興味を持ち、かつ、星新一を久しぶりに読もうかなと思ったときに見つけた本。 星さんがこういう本も書いていたなんて知らなかったなぁ。 対象人物の抽出基準は、星さんのお父さんとのつながり。 なん...続きを読むか、野口英世とか、完全に昔の偉人、というイメージなんですが、そんな人材が、今生きる人の(いや、まぁ今や亡くなっていますが)お父さん時代というレベルの人??と思うと、なんだか不思議でした。 そして、一般的にはレアな人であっても、星さんのお父さんとのつながりを基に光が当てられているので、へぇこんな人がいたのか!と(著名でない割にやっていることはなかなかすごかったりする)、なんだか面白かった。 対象者は、 中村正直 西国立志編←これは要は翻訳なんですが、当時の、なんていうか向学の啓発本に近い。かなり面白く、ベストセラーな感じになったらしいよ。なるほど。そんなのってあんまり歴史の授業じゃ習わないからね。そういうのを一緒に習えたら(そこまでは時間が足りないことも重々承知しつつ)面白く定着するだろうに。 野口英世 彼がお金にだらしなさすぎた(!!)のは、結構びっくりだったなぁ。 岩下清周 やり手の銀行マン。中小企業等も義侠精神で育て続け、受付に女性事務員を置いたさきがけ、森永製菓の見込み育ての親(融資ってことよ)だったり、湯川秀樹の父親の病院を見込んで大きくしたのも彼だったり、関西の鉄道を育てまくったり。なんと生駒のトンネルを掘ったのも彼らしい。原首相と親密と見られて政治に巻き込まれひどい道をたどったとか。 伊藤博文 言わずと知れた人ですが。以外にも、権力に執着はなかったみたい(だから、うん辞めるわー、みたいな感じで首相を止めて、でもまた担ぎ出されて、結局4内閣作ってたり。)。親露派。結構中庸を好む感じの穏健派だったみたい。満州で頑張ったりとかしてた。鉄道を初めてひくことを推進したのも彼。天皇からも頼りにされていたとか。でも女好き(笑)。 新渡戸稲造 少年時代は正義感でもって暴れん坊だったらしい。でも、今後は学問が重要、という時代で、農業をおさめ。札幌農学校に進学→キリスト教徒になる→渡米・フレンド派→米国人奥さん、札幌農学校校長、中学や高校の校長も務め、非常なる穏健派で周りから尊敬・信頼を集める。インフルエンザが流行った時、学生に朝礼で、無事ですの一言でもいいから親にはがきを出しなさい、と言ったりしたとか。連盟の時も、周りからも信頼され、数々の議長等したって。武士道。 エジソン この人は、大量に発明したらしい!電気のイメージが強かったけど、電気も、蓄音機も、映写機も!なんかものすごい勢いで発明王だったらしいことに驚き。だけど、どれも執着することはなく、また、事業化の才能はあまりなかったみたいで、とにかくずっと発明してたみたい。 後藤猛太郎(たけたろう) 伯爵。お資産のお父さんの会社を資金的に助け書く出した人。スーパーダメ男だったらしいけど(ほんと、なんでこの時代はこういう人が多いのだ???遊びすぎ。)、そのときやっと設けて安定したらしい。 花井卓蔵 当時の超社会派弁護士。徹底的に調べ上げて、正義を貫いたとか。当時の官憲の時代の中で。また、恐らく刑法の基礎も築いたひとっぽぃ。 後藤新平 医者。国家衛生原理。朝鮮半島からの引き上げ兵の検疫など完璧にやり遂げた。国家も人体と同じで、病と原因がある、として、めちゃめちゃ国家の基礎を作りまくった人。台湾と東京。すごい。 杉山茂丸 表に出る役回りの人では全くなかったが、政界の裏側でいろんな人を陰で動かし、何気にもしかしたら思うように世界を動かしていたかもしれない人。。
中学生の頃大好きだった星新一に最近またはまってます。 星新一と言えばショートショートの名手のイメージでしたが、この作品は少々毛色が違い、筆者の父、星一氏と直接間接関わりがあっ明治時代の偉人たちの物語。あまり知られてない人物も居ますが、筆者の軽妙で解りやすい文章のお陰で楽しく読めます。
星新一による明治人物史。 実父、星一の遠い思い出も散りばめられ、味わい深い評伝の数々。 伊藤博文、野口英世、中村正直等の評伝を辿りつつ、明治という時代の知られざる側面を垣間見れる良品。 星、四つで御座います。
ショートショートの星新一さんが書かれたお父様の時代の人物誌。お父様の星一さんはアメリカで野口英世博士と懇意にしていました。後藤新平や伊藤博文、エジソンなど子供のころから親しみのある人たちが出てきて面白いです!
星新一 「明治の人物誌」 野口英世 伊藤博文 後藤新平 らの伝記 著者の父(星一)と関係ある偉人の伝記から父親像を形づくり、自分のルーツを探ろうとした本。自助の精神、成功と失敗を繰り返す人生に 父親と偉人たちの共通性を見出している ショートショートの名手らしく、普通のエピソードと違い、偉人たちは...続きを読む お金や女性に極端にだらしなかったり、豪傑すぎて敵が多かったりする。こちらの方が人間らしい 伊藤博文については、この本の通りなら、もっと評価されるべきだと思う。他の本も読んでみる 名言「金銭は品性である」
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