高橋義孝の作品一覧

「高橋義孝」の「ファウスト」「変身」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ファウスト(一~二)合本版(新潮文庫)
    値引きあり
    -
    1巻1,093円 (税込)
    世界の根源を究めようとする超人的欲求をいだいて、ファウストは町へ出る。理想と現実との乖離に悩む彼の前に、悪魔メフィストーフェレスが出現、この世で面白い目をみせるかわりに、死んだら魂を貰いたい、と申出る。強い意志と努力を信じる彼は契約を結び、若返りの秘薬を飲まされて、少女グレートヒェンに恋をするが――前後六十年の歳月をかけて完成された大作。 ※当電子版は新潮文庫版『ファウスト』一~二巻をまとめた合本版です。
  • 精神分析入門(上下)合本版(新潮文庫)
    値引きあり
    -
    1巻1,216円 (税込)
    精神病の命名と分類に終始していた伝統的精神医学に対し、自由連想の採用という画期的方法によって症状の隠された意味を探る精神分析を創始して、二十世紀文学にも多大な影響を与えたフロイト。本書は、1915年から17年までウィーン大学で一般向けに行われた講義の記録であり、明快な論旨の進め方、啓蒙を目的とした対話的手法で書かれた最適の入門書である。 ※当電子版は新潮文庫版『精神分析入門』上下巻をまとめた合本版です。
  • 【電子復刻】愛情の心理学
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    1巻2,552円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自慰・同性愛・マゾヒズム等の人間心理の深奥にひそむ性の問題は、ともすると忌むべきものとされてきた。フロイドはこれを分析し、俗に愛といわれるものの奥底にうごめく心理を分析する。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】現代人のたましい ユング著作集2
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    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 集合的無意識、心理的関係としての結婚、人間の心と母なる大地——ヨーロッパ思想界をリードするユング心理学の大綱。分析的心理学と文学作品との諸関係について/精神と生命/心と大地…ほか。[電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】人間のタイプ ユング著作集1
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    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自己喪失ーこれは現代人がみずから貼つけた皮肉なレッテルである。フロイトを超えるユング独自の分析法は、複雑な人間タイプを余すところなく分析、内向型・外向型の秘密をみごとに捉えた。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】夢判断 上
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    1巻3,344円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夢の理論を精神分析の中核に据えたフロイドにとって、夢の解釈とはまさに人間の無意識解明への「王道」であった。フロイドが自己の著作の中で最も重要視し愛着を寄せた大著の決定版的名訳! [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】芸術論
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人々が表面的な芸術論を繰り返している時、フロイドの鋭い目は作品の深部に根ざす謎を看破した。本書の“異端者の美学”は問題をはらみながらも現代人の文化ペシミズムを超克する道を明示する。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】夢判断 下
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    1巻3,784円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上巻で、夢判断の方法や夢の源泉、夢が願望の充足であることについて解説したフロイドは、下巻において、夢思考と夢内容、夢が何を意味するのかを、豊富な例証をとりあげて徹底的に解明する。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 粋と野暮のあいだ
    -
    1巻430円 (税込)
    建前に流れ、甘々の大甘、のっぺらぼうなこの世の中、どこに“粋”があるのやら。“粋”と“通”の達人が、心・頭・体・世事一般から落語・謡曲・文学・絵画・日本語考と、心のおもむくままに綴った随筆60編。辛辣で洗練されたその言葉の拳骨は、辛くてうまい通の味がする。
  • 夜目 遠目 的はずれ
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「こだわり」こそ人間の美学―― 何事にも“のっぺらぼう”なる世間に向け、天下の粋人が言葉のヤイバをうち放つ。辛辣で、骨太く、かつ生真面目な辛口・甘口随想集。
  • 旅路の想い 辛口日本紀行
    -
    1巻1,100円 (税込)
    旅を語ること、それは人生を語ることだ―― 旅行嫌いの旅行通、独自の旅を旅する著者の眼に映じた、各地の自然、人、風物……。失われゆく日本の情緒と、一味ちがう旅の興趣の精髄を、時に軽妙に、時にしみじみと綴る、豊かなコクの紀行エッセイ集。
  • 魔の山(上下)合本版(新潮文庫)
    5.0
    1巻2,068円 (税込)
    第一次大戦前、ハンブルク生れの青年ハンス・カストルプはスイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る。無垢な青年が、ロシア婦人ショーシャを愛し、理性と道徳に絶対の信頼を置く民主主義者セテムブリーニ、独裁によって神の国をうち樹てようとする虚無主義者ナフタ等と知り合い自己を形成してゆく過程を描き、“人間”と“人生”の真相を追究したドイツ教養小説の大作。 ※当電子版は新潮文庫版『魔の山』上下巻をまとめた合本版です。
  • 蝶ネクタイとオムレツ
    3.0
    1巻605円 (税込)
    磨ぎ澄まされた感性で、日々の「粋」をつづる。感受性豊かな青春時代を描いた「こしかた」をはじめ、「食べもの飲みもの」「身のまわり」など、現代人が失ってしまった味覚やこいきな心意気を呼びさます。今日ではほとんど見当たらなくなった、東京もんのダンディズムが燻銀のように光る、珠玉のエッセイ集。
  • 私の人生頑固作法 高橋義孝エッセイ選
    -
    1巻1,100円 (税込)
    Yシャツは何十年来、白の木綿のものしか着ない。色物、縞物は着たことがない。Yシャツを着始めて以来、白一色で通している(「私の人生頑固作法」)。独文学者であり趣味人で知られる、名エッセイスト・高橋義孝。知恵に溢れた含蓄ある辛口の随想は、人生論、文学論、能や相撲などの趣味のほか、様々に及ぶ。「老いぬれば」「美しいことば」など30篇を収める精選エッセイ集。名エッセイストのユーモア溢れる辛口随筆。
  • すこし枯れた話
    -
    1巻605円 (税込)
    枯淡の文体で、人生の知慧をつづる、珠玉のエッセイ。比類なき知性と磨ぎ澄まされた感性で、数多くの名エッセイを発表してきた著者が、「この頃は、気に染まない原稿は書かないことにしている」というなか、自ら選りすぐった名編の数々。日頃気になるアレコレから芸術観まで、成熟の眼に映ったものは――。
  • 魔の山(上)
    3.9
    1~2巻979~1,089円 (税込)
    第一次大戦前、ハンブルク生れの青年ハンス・カストルプはスイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る。無垢な青年が、ロシア婦人ショーシャを愛し、理性と道徳に絶対の信頼を置く民主主義者セテムブリーニ、独裁によって神の国をうち樹てようとする虚無主義者ナフタ等と知り合い自己を形成してゆく過程を描き、“人間”と“人生”の真相を追究したドイツ教養小説の大作。
  • みずうみ
    4.2
    1巻275円 (税込)
    故郷を離れている間に友人と結婚した恋人に、美しい湖のほとりで再会したラインハルトは、過ぎ去った青春が戻らないことを知って去ってゆく。――若き日の恋人に寄せるはかない老人の思いを綴る『みずうみ』。併録の『ヴェローニカ』は、死の予感のはしる美しい人妻の痛ましい恋を、『大学時代』は、貧しい美貌の少女の可憐な反逆を描く。いずれも詩情あふれる美しい恋物語である。
  • 芸術論
    -
    「空想することと詩人」「小筺選びのモティーフ」「ミケランジェロのモーゼ」「『詩と真実』中の幼年時代の一記憶」「不気味なもの」「フモール(ユーモア)」「ドストエフスキーと父親殺し」の諸題より成る。精神分析学を文化領域にまで適用したフロイトが、作品を素材として芸術家の意図や感動や心的状況を分析した芸術論。
  • 叱言 たわごと 独り言
    -
    1巻550円 (税込)
    本書には合成甘味料、着色料等いっさい使用しておりません。歯に衣着せぬ辛口のお叱言をベースに、ほんのりとした酒・料理の甘み、人生のほろ苦さなどを加えてじっくりと練り上げた、風味豊かなエッセイ集です。近ごろ目にあまる世相への毒舌を味わうもよし、年期の入った酒の話、書斎の隅でのよもやま話もまたよし……。どこからでも楽しめる一二五編のエッセイ・アラカルト。
  • 大人のしつけ 紳士のやせがまん
    -
    1巻550円 (税込)
    しちっ堅い理屈は抜きにして、“怒苦笑”百遍、意おのずから通じる――。まずは気になる大人のしつけについての不満、憤懣、ヤセ我慢たっぷりの試聴室。ついで身だしなみや趣味、贈り物、小物をめぐる粋な四畳半。さらに酒肴や器も吟味した味の特選街、海外ツアーや言葉と本の教養コーナー。掉尾には熟年人生談話室まで取揃えた《大人のためのエッセイ博覧会》にご案内します。
  • 精神分析入門(上)
    3.4
    1~2巻869円 (税込)
    精神病の命名と分類に終始していた伝統的精神医学に対し、自由連想の採用という画期的方法によって症状の隠された意味を探る精神分析を創始して、二十世紀文学にも多大な影響を与えたフロイト。本書は、1915年から17年までウィーン大学で一般向けに行われた講義の記録であり、明快な論旨の進め方、啓蒙を目的とした対話的手法で書かれた最適の入門書である。
  • ファウスト(一)
    4.2
    1~2巻693~869円 (税込)
    世界の根源を究めようとする超人的欲求をいだいて、ファウストは町へ出る。理想と現実との乖離に悩む彼の前に、悪魔メフィストーフェレスが出現、この世で面白い目をみせるかわりに、死んだら魂を貰いたい、と申出る。強い意志と努力を信じる彼は契約を結び、若返りの秘薬を飲まされて、少女グレートヒェンに恋をするが――前後六十年の歳月をかけて完成された大作の第一部。
  • 変身
    3.6
    1巻352円 (税込)
    ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。
  • トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す
    3.9
    1巻440円 (税込)
    精神と肉体、芸術と生活の相対立する二つの力の間を彷徨しつつ、そのどちらにも完全に屈服することなく創作活動を続けていた初期のマンの代表作2編。憂鬱で思索型の一面と、優美で感性的な一面をもつ青年を主人公に、孤立ゆえの苦悩とそれに耐えつつ芸術性をたよりに生をささえてゆく姿を描いた「トニオ・クレーゲル」、死に魅惑されて没落する初老の芸術家の悲劇「ヴェニスに死す」。
  • 若きウェルテルの悩み
    4.1
    1巻440円 (税込)
    ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。

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  • 変身

    Posted by ブクログ

    カフカに触れたのはこの本が最初だったと思う。読んだ時はそこまで衝撃や感銘を受けたということも無かったのだけど、そのうちずるずるとカフカの世界に引きずり込まれてしまった。

    変身という本それ自体については、話そうと思えばいくらでも話せる本だと思う。社会からの排斥、孤独の重圧、介護者の傲慢、誰もが世界からしてみれば必要性なんてなく、いなくなっても変わらず回り続けるのだろうという悲痛な直感。単純に描写だけ見ても、ラストのシーンは胸にぽっかりと空いた穴を爽やかな春風が撫で去ったような爽快感と美しさに塗れているし、妹が主人公を糾弾するシーンは性格の悪いユーモアに満ちている。

    まあそんなことはカフカにお

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    2025年04月06日
  • 若きウェルテルの悩み

    Posted by ブクログ

    ゲーテの時代も今の人と同じような人間関係の悩みがあったり、異性にときめいていること自体がもう素敵だった。
    考えてみれば同じ人間なんだから当たり前だけど、こうやって書簡体の文章で読むとより親近感を持ってこの時代に触れられて良かった。
    悲劇的な最後を遂げるウェルテルだけど、彼の燃えるような愛は出逢えただけでも幸福なのかもしれない。

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    2025年03月18日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グレーゴルはある日突然虫になる。不可逆なその現象に理由はなく、だんだんと煙たがられて最終的に味方も居なくなってしまう。
    ただ生きているだけで家族をがんじがらめにして社会から縛るような存在は、鬱病や障がい、引きこもり等の社会問題が明確化されてきた現代にも通じる。
    グレーゴルは自分から意図的に加害を行う事は無く、ただただ生理的に煙たがられる。身を粉にして家族のために働いてきたのに、あんまりな仕打ちだ。
    最後、父親からの直接的な加害(林檎)が原因でグレーゴルは亡くなってしまう。家族の中では息子を殺した父親が正しく、その後の家族が好転していく様が現にそれを表している。

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    2025年03月07日
  • ファウスト(一)

    Posted by ブクログ

    ゲーテはすべてを言ったを読んでからの初ゲーテです。
    古典文学ってもっと難しいのかなと思っていたけど、とても読みやすく、尚且つ面白いです。
    四大呪文とかまんま現代のRPGでも使われてそうだし。
    尻に霊を見る人とかいきなり出てくるし。
    2巻も楽しみです。

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    2025年03月04日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    今年の1冊目はカフカ。

    悪い夢から覚めると自分の身体が虫になっていた。という始まりが有名だが、結末は知らなかった。

    なぜ虫になったのか?なぜ虫なのか?最後まで明かされることなく終わってしまう。ということは虫になること自体はそれほど重要ではなく、これを比喩にして何か伝えたいことがあるのだろうか?

    第一印象は、虫になってしまう主人公グレーゴル・ザムザは、カフカ自身のことではないかと思ったが、どうやら違うらしい。

    2回目読んで、グレーゴルは読者である僕自身のような気がした。醜く、役立たずなだけでなく、それどころか生きているだけで周りに迷惑をかけてしまう。グレーゴルは父親に投げつけられたリンゴ

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    2025年01月09日

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