【感想・ネタバレ】変身のレビュー

あらすじ

ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。

朝起きると巨大な毒虫になっていたグレーゴル。家族の働き頭だった彼だが、毒虫になったために働くことができなくなったばかりか、大迷惑な存在になってしまった。そんな、家族のお荷物となってしまったグレーゴルの心情や、お荷物を抱えることになった家族の心情がよく描かれた作品です。
グレーゴルが家族に迷惑をかける度に、グレーゴルに対する家族の態度や扱い方が酷くなっていく描写がすごくリアルで、グレーゴルにも家族にも同情してしまうため、「道徳的にダメな扱いだけど、現実世界でもこうなってしまうんだろうな…」と考え込んでしまいます。
ただ読むだけでなく、グレーゴルがなってしまった「巨大な毒虫」が、はたして何のメタファーなのかを考察するのもこの作品の楽しみ方の一つです。
物語に対する自分なりの解釈を見つけられるまで何度読み返しても飽きないような作品なので、是非お勧めしたいです!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夢を思い出してそのまま描写したかのような俯瞰的かつ淡々とした文体。
虫であることを誰も驚嘆しないことを見るに、虫になることは何かしらのメタファーか
母親が家具を持ち出すのを咎めることに不快感を抱くとともにその違和感に気づく描写に盲点をつかれたかのような感覚があった。無意識下に自身が虫に侵食されていることへの恐怖。
どこかでグレーゴルであることを認めつつも、折り合いをつけざるを得ない無情さ。
ある日起きると虫になっていたという大胆な設定と淡々とした文体のギャップが魅力的に感じた。

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

20年ほど前に読んで、まったく新しいタイプの恐怖心にねっとり包まれた感覚がした。はじめて感じる衝撃で忘れられない。
二度と読みたくないと思っていたのに最近また読んでしまった。
自分自身が虫が大嫌いなこともあり、もし自身がそのものになったらどうしようと本気で考えてしまうくらい、語り口は現実的。こういうのをシュルレアリスムと言うのか。 
家族の反応の場面が特に残酷。 
また10年後に読んだら、この物語の趣旨に気づけるだろうか。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

今後の高齢化社会の中で多くの日本人は同じ気持ちを味わうんじゃないか。自分や家族が要介護になりだんだん意思疎通もできなくなった時、これまでの愛情や感謝の気持ちを果たして持ち続けられるのか。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

でっかい無視じゃなくてちいさくてかわいい虫だったらどうなったんだろう。
カフカさんなんで虫の人の気持ちわかるの

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

解釈が難しいところを読み返しながら
読んでいたため5時間かかりましたが
「変身」を読み終えました。

「変身」のグレゴール・ザムザと
「判決」のゲオルクは
親に心を支配されているところが
共通していると思う。
親が要求したものに応え続ける人生。
「判決」のゲオルクが父親に怒鳴られている時もゲオルクは父に愛を向けていたように
「変身」のグレゴールも
どんなに職場で辛い思いをしても 
自分自身が虫になって
自分自身の未来すら見えない状況でも
家族のことを一番に思い愛していた。

しかし「判決」の父親も「変身」の家族も
自分達が要求したものに応えられないものは
裏切り者であり
愛するに値しない人間と成りうる。

「変身」のグレゴールは誇らしい息子
家族を経済的に支えることのできたからこそ
この家族に必要とされ限定的に愛された。
経済的に支えられない虫となったグレゴールは
この家族にとって愛すに値しない。
虫になったグレゴールは家族の行く末を案じ
弱って死んでいったが
仮に虫にならなかったとしても
グレゴールは最後まで家族の支配から逃れられず要求し続けられ
本当の自分の人生を生きることなく
死んでいったのだろう。

あんなに行く末を案じた家族は
本気になればそれぞれ仕事をし
生活をしていけるというのに
今までグレゴールに頼って生活していた。

グレゴールがいなくなった今
彼らはそれぞれ働いて生活をしているが
妹が結婚をした時
その夫がもしかするとグレゴールのように
支配され要求され続けるのではないかと
なんだか心配になってしまいました。
親に支配され続ける子供の
なんと悲しいことかと深く考えさせられました。



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2026年07月10日

Posted by ブクログ

虫として過ごしやすい環境を受け入れてしまってよいのか?人間として人間らしさを捨てずにとっておくのか?一度人間らしさを捨ててしまえば戻ってくることは容易ではない。しかし、現実を見ると捨ててしまったほうが快適であるかもしれない。
障害を持った人間とケアする周りの人間においても似たようなことが言えると思った。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

人が虫に変身するお話ははじめてでした。ファンタジーとは違いますね。淡々とした表現が続くなぁ。その分情景はとても細やかだなぁと思います。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

外交販売員として働くグレーゴルは、朝起きたら巨大な虫になっていた……という設定が面白い。虫になった割には冷静かもしれない。絶対にそれどころではないのに、上司を説得しようとしているし。稼ぎ頭であるという責任感がきっとそうさせている。

・ずっと仕事がストレス
・両親の借金を返さなくてはならない
・5年間無遅刻無欠勤からの寝坊

……まるで適応障害になったときの私みたい。

・さまざまな種類のご飯を用意してくれる妹
・りんごを投げつける父
・家具をどうするかについての母娘のやり取り

「グレーゴルとどうやって向き合う?」という家族の悩みや苦しみが感情豊かに描かれている。家族の1人が突然変わってしまったら、私はどうするだろう。

グレーゴルは、虫でいることに順応している。そこらじゅうを這っている。あまりにも苦しいと無理に順応してしまうことってあるよなあと思う。

この家に必要なのは「社会保障」であり、グレーゴルが虫になるまで無理して働くことではなかった

骨太の女中さん(通称:後家婆さん)だけはグレーゴルに怯えない。椅子で殺しかける様子は、ある意味暴露療法のようだ。

ラストシーンはなんともいえない。グレーゴルってこれで幸せなのかな。不幸せではない気がするけれど、わからない。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いかに人間が本質ではなく存在でものを捉えてしまっているのかがわかる気がした。それと同時に実存主義に興味を持つきっかけにもなった。
虫になり家族に貢献することができなくなり煙たがられてしまうことは何かのメタファーであるのだろうが、そこ以上に社会の持つ不条理とそれに生きる自分たちと云う面で見てしまった。そして、その不条理に対して人間はどう動くのだろうか。この小説の場合、グレーゴルは自らが虫になったことに対していつのまにか慣れてしまう。そのことがひどく恐ろしく、印象に残った。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

やはり純文学って難しい。
理解しきれないけど考えさせられる。
どうして虫になってしまったのか明かされず淡々と進んでいく様子が恐いけど面白い。

カフカ氏は、表紙に虫そのものの姿を描くことを断固として拒否していたとのこと。

虫に変身したというのは比喩で、「家族が突然体を動かせなくなり言葉も発せられなくなり醜い姿になってしまった時に果たして今まで通り愛せるのか」というメッセージなのかなと思った。

兄は働くことのできない両親と妹に代わって朝早くから働きに出て一家を支えていて、音楽好きの妹を音楽学校へ入れてやろうと計画を練っていた。
そんな家族思いの兄なのに最初から最後まで理不尽すぎる。

最後、蛹になって羽化して蝶になって飛んでくみたいな展開あるかなって思ったけどただただ悲しいラストだった。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

突然虫になってしまったにも関わらず、家族のことを考えるザムザと、だんだんと彼を疎ましい存在と考えるようになる家族。最後の衰弱しきったザムザと希望が垣間見える家族の描写が対照的で虚しさが残った。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜグレーゴルは虫に変身という状況にそんなに取り乱すこともなく、冷静に対処しようとできたのか。本書内ではもちろん理由は書かれていなかった。「そんなことよりも、自分は働かなければならない」という意思があったんだろうか。

そして、そんなグレーゴルが最後には家族の負担になってしまうという不条理。でも家族のことをただ責めることはできないのかも。コミュニケーションも取れず、でも世話をし続けなければならない。家族が暮らしていくために全員で働かなければならない。終わりの見えない長く暗いトンネル。「グレーゴルさえいなければ、、」と思ってしまう気持ちも否定はできなかった。

突然の事故や病気、高齢者の認知症など、ザムザ家に訪れた突然の暗闇は、私たちにもいつ訪れるかは絶対にわからない。でも、そうならないよう努めようと思った。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝起きたら虫になっていたという設定がまずおもしろすぎる。

虫になっていたことは色々なことの比喩なのかもしれないが、そういったこと以上に虫になってしまったザムザについての描写が不思議で少し気持ち悪くて何よりおもしろいというのが何度も思った感想。

最初は人間っぽかったのに、天井に張り付いているのが心地よいと思い始めたり、だんだん虫になっていくかんじがすごい。

虫になってしまってるのにそのことよりも、まだ家族のために働こうと支配人に訴えようとするザムザが健気。それなのに、、ああ本当に不条理だ。。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目が覚めたら虫になってた…という設定は有名ですし知ってはいたのですが、内容は初めて知りました。

そもそも『虫』ってなに?というところなんですけど、別に虫であることが重要というよりは、愚鈍で醜くて役立たずで嫌悪を駆り立てる存在、ってことなのかなあ?
目が覚めたら…というのも現実に向き合った、みたいなことの比喩なんでしょうか。
ザムザは『ろくに働けない家族のためにやりたくもない仕事をして稼いでやってるんだ』という認識でいたけれど、本当は案外家族みんな自立できてるし、ザムザの助けがなくても十分だし、みんなザムザが自負するほど彼に感謝も愛着もない…という現実を目にしてしまっただけなのかも?
つまるところ、現実と向き合って最後『消えることが唯一できること』と受け入れ消えていく、そして残された家族は明るさを取り戻して前に向いて歩き出す、という結論からも、諦観と厭世観のようなものがすごく感じられました…時代もあるのかな?
なんとも言えない後味の作品でした…でも割と好きかも。笑

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある日突然虫に変貌してしまった男、グレーゴル•ザムザとその家族の顛末を描いた作品。
何故、どうして虫に変身したのかという理由は一切語られずに、一家を支えるため仕事に励んでいた好青年が突如人の言葉を介さない存在になるという不条理さ。しかもグレーゴル本人は人の心と思考を残しているのに、他人から見たら巨大な甲虫以外の何者でもないという、このなんとも言えない悲しさ...月日が経つにつれ、彼の感性が段々とそちらに寄っていくような描写があるのも悲しさを助長させます。
誰よりも父母、そして妹の事を考えて行動していた筈なのに、変わってしまった事で彼らから相容れない異物として扱われる描写の苦しさは言い表しようがありません。
グレーゴルがゆっくりと息を引き取った後、残った家族は未来への希望を見、或いは妹のグレーテが希望そのものとなりました。カフカがどのように彼の内でテーマを定めてこれを執筆したのかは図りかねますが、
『醜く変化してしまったものを過去のものとして忘れ、光ある未来へと目を向けろ。』
と言われているような気がします。
カフカはグレーゴルに自身を準えているという説がありますが、それはあながち間違いではないのではと感じられます。カフカは生涯を通じて、自分は何もできない、社会に適合できない、あるいは誰かを愛することもできない人間だという劣等感を抱いていたという話もあるようです。孤独に死んでいくグレーゴルの姿は、カフカ自身の投影そのものであるように思われます。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

高齢の両親と年端もいかない妹を養う為毎日懸命に働く男グレーゴルが、ある朝なにか気がかりな夢から目を覚ますと巨大な虫に変身していたという衝撃的な冒頭が有名な作品。
当然仕事どころか日常生活さえままならなくなり、粉骨砕身しながら養っていた家族には遠巻きに扱われ、最期は…
傍から見るとこの上ない理不尽の連続でグレーゴルを哀れまずにはいられないのですが、当の本人は一貫して冷静であり、絶望しているような様子もそこまで見られないのがまた不思議な印象を与えるお話でした。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

よく分からなかった…。
【海外文学最高傑作のひとつ】と内容紹介に記載されているのだが、なぜ、この作品が最高傑作のひとつなのかが分からない。
研究をすれば色々な解釈の仕方があるから面白いのかもしれない。表層的なことしか思考できない自分にとっては、この作品の奥深さを感じ取ることができなかった。
「わかりやすさ」ばかり求めているから、こういった作品の面白さを理解できないのかもしれない…。本との向き合い方に関して、再度考えていきたいと思った。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解説を読んで少し理解が深まったと感じた。グレーゴルの虫への変身は人が普通でなくなることを表現したのかもしれない。
グレーゴルは元軍人のセールスマンで間違いなく普通の人であった。普通ではあったが、順風満帆という訳でもなく、親がいなければ仕事などとうに辞めていたという描写がある程度には自分の仕事に対して不満を抱いていた。また、彼の主観から語られる地の文からは、自分が家族の収入源だという自負が伺えた。
これらの不満や精神的負担は彼を人から虫に変身させてしまうには十分すぎるものだったのかもしれない。

解説されている通り、この物語を夢の世界だと考えるなら、描かれている家族の行動はグレーゴルのから見た家族の行動なのかな。最後のグレーゴルが息絶えるシーンでも自分は死んだ方がいいと考えているあたり、家族に金銭をもたらさない自分は価値がないと考えていそうで辛い。現実のグレーゴルがゆっくりお休みできることをお祈りします。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

グレーゴルの地位や存在価値が悲観的に描かれており、日常が突如として崩壊することの残酷さを感じる作品だった…

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつ自分が主人公のようになるか分からない。
初めは主人公に対して妹はまだ優しかったのに、最後は誰からも見放される。それは主人公の行いのせいでもあるのだが、決して主人公が全て悪い訳ではなく、ただ環境が主人公をそうさせたのだろう。
主人公が死ぬタイミングで、主人公視点の物語から第3社してんの物語に移っていくのが少し怖かった。

読み終わったあとすごい変な夢見た

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

再読すると、様々な視点で読めて面白い。
不条理小説だが、ギバーの主人公のおかげで、テイカーだった家族たちが自活を出来るまで成長したのが救い。人によっては死ぬまでテイカーの人間もいる。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直、難解で読み手に委ねられる作品だった。
私は、カフカは人間の関係性の究極の希薄さを描きたかったではないかと考えた。
家族であってもその体裁によっては、急激に瓦解するような関係性であることがそのまま描写されている。「変身」では、今までグレゴールに養ってもらっていたのにも関わらず、最終的には家族3人でいた方が良かったかのように終わる。最初は歩み寄る姿勢があった娘でさえ、きっかけさえあれば放り出せとまで言ってのける。家族とは言いながらも、結局はその形に拘泥しているだけである。しかし、それが悪いとも思えない。恐ろしく、悲しく、どうしようもない気分になった。
ユーモラスでありながら、不条理な絶望をこれでもかとありありと見せつけられた。
少展開が少し躓く箇所があり、少し読みづらかった。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

考察したり、解釈したり、メタファーだったり。そういうことを考えるのは苦手です。
読んだままで理解します。

芋虫になってからの、体の傷つく感じがリアルで切なかった。弱いんですよ。虫だから。皮膚が。
気をつけてあげてーって思いながら読みました。

妹と最後和解するのかと思いきや、見事に捨てられてしまうという。悲しい。
それを納得してるし、足掻かないところも悲しい。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

有名どころなので一度はと思い読破したが、どうだろう、そんなに名作といわれるほどの筆致かと言われるとちょっとわからない。もちろん奇抜な設定そのものは面白い案だと思うし、当時の文学界の常識に照らし合わせれば気を衒った話題作となるのも頷けるが、ありとあらゆるジャンルが次から次へと生まれている現代の視点から見ると、「そこまでか?」というのが正直なところ。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔少し読んで内容に驚いた記憶。ちゃんと読めたのはじめて。変身してしまったグレーゴルへの態度の変わりよう。最初は良い方に進むかもしれないと僅かにも希望があったのに、最後には排除を願われる。家族の状況的にも仕方なかったのかもしれないけど、妹でさえもお世話しなくなったり、親は避けていたり、、態度の変わりようが悲しかった。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
以下個人的面白ポイント↓
・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
・爽やかなハッピーエンド感
・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。

比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな楽しみ方ができる小説。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グ、グレーゴル、ずっとかわいそ〜〜〜〜、いいのぉ?こんなかわいそうで…
面白さより可哀想さのほうが勝ってしまった……

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

有名な作品だったので、教養として。

事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。

昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。

「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は優しくない。どちらかといえば同意する。特に金が絡めば、家族であろうとも役たたず=価値のない存在になると思うので。

重い気分になりそうな話ではあるが、何かを学んだりするというより、理不尽な世界を覗き見てしまったな…という感覚が残る。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

海外の古い小説は読みづらいというイメージを持っていたが意外と読みやすかった。改行などが殆どないけど、それでも何故か大丈夫だった。

作者の意図とは絶対違うけど、アルツハイマーになった家族のお世話とか障害を抱えてしまった兄と家族の関係とかそういうものを想像しながら読んでた。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

変身

著者:フランツ・カフカ

ある朝、一家を支える大黒柱の主人公グレゴールが一匹の巨大な虫に変身する。
それによって生まれる主人公の葛藤と取り巻く登場人物の心情の変化を描いた作品。

最終的に虫となったグレーゴルは、これまで養い続けた家族の手によって殺されてしまうという悲惨な結末を迎える。

虫の解釈には色んな意見が生まれそうな気がした。解説によると、出版当時カフカは挿絵に対して、虫そのものを描かないようにと注文をしたらしい。多様な捉え方によって主題は二転三転し、違った作品性になるところが変身の魅力なのかもしれない。

自分は経験も相まって、虫=難病、高度障害、精神疾患のような、日常を覆し得る自身の変化というイメージが強かった。

もし自分が他人の介護無しでは生きられない身体になったら、また逆に家族がそのような状態になったらどうなってしまうだろう。
そんなことを読み進めながら考えてしまっていた。

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2026年04月11日

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