処女の道程(新潮文庫)

処女の道程(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

4.0

女は結婚するまで処女でいるべきか――なんて議論は過去のもの。だが処女の価値には、その時代の女性の地位やモラルの変遷が現れていた。性に開放的だった古代~平安、儒教の貞操観念が浸透した封建社会。純潔が尊ばれた大正から、出産を国に推奨された戦時下。未経験が恥だった80年代を経て、性交渉しない自由を得た令和へ。古今の文献から日本の性意識をあぶり出す画期的な性のクロニクル。(解説・花房観音)

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処女の道程(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月23日

    処女の社会史です。
    感想でも評価でもなく、ただ思ったことだけ書き連ね……

    本人がどう思うかより世間様がどう見るかが問題。そして男性優位の視線から判断されてきた処女性。
    今更誰も気にしてねーよ
    って声も聞こえてきそうだけれど面白かった。

    最初のヒトになるってのは男性からすると少しプレッシャー。でも...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    とても面白かった。
    前半は大昔の話で、なんとなくぴんとこなかったが、だんだんと近代の話になると、思い当たるところもあって、なるほどの連続だった。
    この本は単に処女の価値観を整理したものだけにとどまらず、時代時代の文学であったり文化についても言及をしていて、とても勉強になった。

    0

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