ananの嘘

ananの嘘

小説・文芸
789円 (税込)

3pt

3.8

女の本音、最前線!

1970年創刊から50年。
女の欲望、好奇心の最前線に立ち、
人気雑誌となっていった「anan」の歴史をひもとき、
誌面に映し出されてきた女性たちの本音や
価値観の変遷を鋭く分析した本書。
女性たちの生き方、出版界の舞台裏をよく知る
著者ならではの辛口かつユーモラスな視点が冴える
話題満載のananクロニクル&エッセイ。
「ananの嘘」とは……。

江原啓之さんとのスペシャル対談収録

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ananの嘘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読んでるうちに、アンアンが、トレンドに敏感で、不器用だけど猛烈に恋やおしゃれに邁進する、愛すべき非モテ系の友人のように思えてくる。
    アンアンをほとんど読んだことがなくても、1970年から50年間の、非モテ系女子の日本史として楽しめる。

    この歴史の変遷の中で、山頭火を目指せと提言したり(!)読者のお見合い写真をヌードで載せたり(!!)といった攻めの時代があったかと思えば、ニュートラや結婚の特集をする保守の時代がきたり、極端な方向に行った後には必ず揺り戻しがある。
    今は健康とか男性アイドルとかダイエットとか、また自分の部屋にこもるような保守の特集が多い印象だから、数年後、コロナの治療薬が出たら、またアンアンが過激な提案をしてくれるのかなあ。少し楽しみ。

    0
    2021年11月16日

    Posted by ブクログ

    ananの1970年創刊号からの50年余りの変遷をつづったエッセイ。

    私はananまったく読んだことなかったので、へーそういうコンセプトの雑誌だったのかと、楽しく読めました。

    今はどうかわからないけど、昔は皆雑誌から情報を得ていたわけで、そういう意味で、世相を敏感に映していた。
    ananも時代によってかなり志向が異なっていたのだな。

    創刊当初は、バリバリにとがっていて、男からのモテなど気にしない非モテ、ウーマンリブ志向。
    結婚のケの字も出てここない、かっこいい雑誌だった。
    山頭火を目指せ、だなんて、いまの女性誌では考えられないフレーズ。ある意味相当高尚なフレーズ。

    初期は、ニュートラに賛成、反対、リセへの舵きりなど、時代に反応しながら自らのスタンスを試行錯誤しながら真摯に選びだそうとしている姿が、素敵。
    ※JJのニュートラ推し(モテ系)の指針により、ある意味自分の位置取りができたんですかね。

    またファミリーヌードなどとがった企画も多く、ファッション誌というよりは、サブカル誌の先駆けだったのではと思う。
    また、「チビデブだってお洒落したい」などのとがったフレーズも新鮮。

    やっぱり結婚したいかも、的な本音をだしそうになった途端、バブル到来。弾丸香港ツアーなど、安定なんてどこ吹く風となる、時代の状況に応じて、サクサク態度を変えていくミーハーな感じが雑誌らしくて面白い。

    スピリチュアル特集は、容姿とは違い、頑張りしだいでなんとか未来が開けるというところが魅力。あるいみ最上級の精神論なのだな。

    anan最大のヒロイン、林真理子とあゆむ、ダイエット、リバウンドの繰り返し、結婚への道。など、ライブ感があって雑誌ならではの面白さ。

    ananは地方の読者と親和性が高く、常におしゃれに気を抜かない。その肩に力が入りまくりな感じがかわいく、憎めない。そんな雑誌なんだな、と思いました。

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった!酒井さんの的確で冷静なツッコミに何度も笑いました。特に1990年代から一貫性のなさが目立ってきてからはキレッキレのツッコミです。笑

    an・anには正直スピリチュアルと恋愛とアイドル、の雑誌イメージしかなく、ほとんど手に取らなかったのですがこうして創刊から見るとan・anはいろいろな時代の女を映し続けた素晴らしい雑誌ですね。ファッション誌だったとは。
    雑誌が売れない時代ですがwebの記事などにも積極的に取り組んでいるのでこれからもan・anには頑張って欲しい。

    0
    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    何冊かは読んだこともあるけど、創刊からの歴史を知ると懐かしいと思うワードがたくさん。リセ、ハウスマヌカン。田中康夫、林真理子、江原啓之。ananを教科書にしていた世代は今の70代の方だそう、感慨深い。この本の内容が全くわからない世代が今の若者なんだろうな。

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    202106/アンアンを創刊号からなぞって時代や価値観の変遷を、酒井順子が分析コラム化した一冊。趣味趣向が違うのでアンアンは殆ど読まずに来たけど、面白く読めた。著者が酒井順子(女子高生時代にマーガレット酒井のペンネームでオリーブにエッセイ連載)ってのがいい。アンアンの誌面や特集・方針は、各時代時代や流行を牽引したり迎合したり反したり、それは女性の扱われ方というか女性の変遷でもある…。

    0
    2021年08月03日

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