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Posted by ブクログ
犯罪を犯した13人の女たち。彼女たちが犯した事件や取り巻く環境、そして何よりそれぞれの心の内が、中村うさぎの内面と交錯する形で描かれる。
それぞれが持つ背景や、また彼女たちの結末も三者三様であるが、その根底には強烈な"自意識"の問題が存在する。そんなこと考えない方がきっと楽に生きられるに違いない。しかし彼女たちは、"何か"が欠落した自分に対して目を向けずにはいられないのだ。
多くの犯罪者は自分の感情を言語化することに不得手だ。勿論、ここで描かれるそれぞれの"犯罪者"に対する中村うさぎのの解釈が誤っている可能性も、彼女自身が前書きで指摘する通りあるわけであるが、とかく分かりやすい形でセンセーショナルに取り上げるマスコミに代わって、その内心をえぐるように言語化するという作業こそ、解説で述べられる"祈り"の行為なのだと思う。
Posted by ブクログ
女の自意識は、それ自体が病である。
ほんとにそうだなぁ、と思った。
私もすごく自意識過剰な人間です。
自分が一番、自分に執着せずにはいられない。
ナルシストというとなんか「自分大好き」な印象だけだけれど、
憎しみもこめて「愛」というのなら、わたしはナルシストです。
だから、彼氏さんがいても、彼が一番にくることはない。
わたしはいつもそれを後ろめたく思っていて、
この本を読んだ後、彼氏さんと話しをしてみた。
彼は、それでもいいといってくれた。
「愚者の道」で、自分は間違いなく愚者だと思ったのですが、
愚者には救済の相手、自分を赦してくれる相手が必要だと書いてあった。
彼は私を赦してくれる。
世間的に見たら、
結婚とかするには結構リスキーな相手だと思うのだけど、
私はきっと、彼なしでは生きられないのだと思った。
Posted by ブクログ
女性が主役を演じた実在の13の事件。
その闇に迫るドキュメント。
描かれる事件と当事者の心理はもちろん
それを描き出す著者もまた、良くも悪くも
女性特有の形で表現されていて
大変面白い一冊でした。
奥底にあるテーマは、以前に読んで感想を記した
「グロテスク」や「ヘルタースケルター」と、ほぼ同じかも。
今回も、前出の二冊も、関西弁で言うところの
いわゆる「えげつない」話なんだけど、目を背けることができない。
そこに生きている彼女達は、可哀想という言葉をかけるには
あまりにも力強くてたくましくて、まぶしすぎる。
「女の自意識は、それ自体、病である。」
というコピーに、首をふれない女性は多いんではないかしら。
少なくとも、私は首をふること、できません。
毒気に当てられて、くらくらと眩暈を感じながらも
滑稽だとは、笑えない、もう一人の私がいます。
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