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ツーショットダイヤルで命を落としたエリート医師の妻、我が子の局部を切断した母親、親友をバラバラにした内気な看護師……。殺した女、殺された女。際限ない欲望、ついに訪れた破滅。彼女たちは焼けるような焦りに憑かれて「本当の私」を追い求め、狂い、堕ちた。女性が主役を演じた13事件の闇に迫る圧倒的ドキュメント! 女の自意識は、それ自体、病である。これは、あなたの物語。
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Posted by ブクログ
すごかった。本当に一瞬で読めた。 全員自分と重なる、自分のことがとても怖く感じた。 他人事でなく、1歩間違えたら私も彼女たちの仲間入りすると思う。怖い。
殺した女、殺された女、世間を騒がせた女、、いずれも“女という病”に取り憑かれた女というだ、と筆者は述べる。買い物依存、ホスト依存、整形依存に風俗嬢の体験。コミカルに自らをさらけ出し、楽しいエッセイを書き続けた中村うさぎ。いつもそのエッセイから感じてたのは彼女の、繊細さと頭の良さ、そして恐ろしいまでの...続きを読む自分を客観的に分析できる視点。そして犯罪を犯した13人の女たちは、全員、私のグロテスクな鏡像、と締めて終わる。中村うさぎのまさに集大成、傑作と思う。彼女くらい頭が良すぎるのも不幸だと思いつつ、強く尊敬している
こわーーー(T_T) なんか冷たいものがぞぞぞーっと背中をつたう感じ。 中村うさぎって、単に変な人かと思ってたけど印象変わったなー。
犯罪を犯した13人の女たち。彼女たちが犯した事件や取り巻く環境、そして何よりそれぞれの心の内が、中村うさぎの内面と交錯する形で描かれる。 それぞれが持つ背景や、また彼女たちの結末も三者三様であるが、その根底には強烈な"自意識"の問題が存在する。そんなこと考えない方がきっと楽に生きられるに違いない。し...続きを読むかし彼女たちは、"何か"が欠落した自分に対して目を向けずにはいられないのだ。 多くの犯罪者は自分の感情を言語化することに不得手だ。勿論、ここで描かれるそれぞれの"犯罪者"に対する中村うさぎのの解釈が誤っている可能性も、彼女自身が前書きで指摘する通りあるわけであるが、とかく分かりやすい形でセンセーショナルに取り上げるマスコミに代わって、その内心をえぐるように言語化するという作業こそ、解説で述べられる"祈り"の行為なのだと思う。
この本の著者近影ってやつのうさぎさん綺麗すぎる。 「女の自意識は、それ自体、病である」の一文に惹かれ、手にとった。 ツーショットダイヤルで命を落としたエリート医師夫人、親友をバラバラにした看護婦、同級生を殺した小6の少女等、実際に起きた13の事件に迫ったドキュメント。 当初、自分とはかけ離れた...続きを読む存在に思えた彼女たちが、読み進めるにつれ身近に感じてしまうのは、うさぎさんが紡ぐ言葉のせい? それも含めて怖い本やな~。
13人の犯罪を犯した女性たち その女性たちに中村うさぎさんが自分を重ね合わせて また、語りかけるように書かれているのが特徴的です “奇行”と言ってしまえばそれまでですが、 女性たちの不可解な行動に後付けではあるけれど 仮説を立てて意味を見出していく姿勢が (この分野における)研究者のようで興味深か...続きを読むったです
私のいつものテーマである「女性性の肯定と否定」に関して触れられており良かった。性的な価値を認められたい欲求は大概の女性が持っているだろうし、若くないとか美しくないとかの女性は大概不満を抱えて生きているのではないでしょうか。 男性性への恐怖に関しても概ね共感であった。私は常々、若くなくなった自分の価値...続きを読むの消失が怖いと感じてるんだけど、それは露骨な男性の対応が怖いのかもしれませんね。というか殆どがそれです。
女の自意識は、それ自体が病である。 ほんとにそうだなぁ、と思った。 私もすごく自意識過剰な人間です。 自分が一番、自分に執着せずにはいられない。 ナルシストというとなんか「自分大好き」な印象だけだけれど、 憎しみもこめて「愛」というのなら、わたしはナルシストです。 だ...続きを読むから、彼氏さんがいても、彼が一番にくることはない。 わたしはいつもそれを後ろめたく思っていて、 この本を読んだ後、彼氏さんと話しをしてみた。 彼は、それでもいいといってくれた。 「愚者の道」で、自分は間違いなく愚者だと思ったのですが、 愚者には救済の相手、自分を赦してくれる相手が必要だと書いてあった。 彼は私を赦してくれる。 世間的に見たら、 結婚とかするには結構リスキーな相手だと思うのだけど、 私はきっと、彼なしでは生きられないのだと思った。
その中心に女性がいる事件を紹介した本。 殺したり殺されたり嘘をついたり、傷つけたり。いろいろ。 他人事とは思えません。やっぱり。 きれいじゃなくなることへの漠然とした不安。 他人から自己確認をされたい弱さ。 どこかにある自分が殺したり殺されたり嘘をついたり、、、してました。罪は絶対に罪としてあるけ...続きを読むど、地続きの共感が染み込んでくる本です。
女性が主役を演じた実在の13の事件。 その闇に迫るドキュメント。 描かれる事件と当事者の心理はもちろん それを描き出す著者もまた、良くも悪くも 女性特有の形で表現されていて 大変面白い一冊でした。 奥底にあるテーマは、以前に読んで感想を記した 「グロテスク」や「ヘルタースケルター」と、ほぼ同じか...続きを読むも。 今回も、前出の二冊も、関西弁で言うところの いわゆる「えげつない」話なんだけど、目を背けることができない。 そこに生きている彼女達は、可哀想という言葉をかけるには あまりにも力強くてたくましくて、まぶしすぎる。 「女の自意識は、それ自体、病である。」 というコピーに、首をふれない女性は多いんではないかしら。 少なくとも、私は首をふること、できません。 毒気に当てられて、くらくらと眩暈を感じながらも 滑稽だとは、笑えない、もう一人の私がいます。
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