ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。

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ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫) のユーザーレビュー

名だたる著名人が絶賛しているWEB連載発、大人のラブストーリー!
Facebookで元彼女に友達申請を送ってしまったところから始まる私小説。
著者の燃え殻さんは私とは世代が違うものの、90年代の東京の雰囲気、空気、カルチャーなど自分があの時代・あの場所にいたかのように錯覚するほど、描写が自然で巧く、一瞬で引き込まれました。彼女、アルバイト、友人など、各エピソードはそれぞれ短編小説としてまとまっていて、どのエピソードにも燃え殻さんからにじみ出てくるようなやさしさと切なさが溢れていて、胸が締め付けられます。「あの頃には戻れない、けれど生きている今は悪くない。」そんな感動がきっと味わえると思います。
また、作品中に出てくる「電気グルーヴ」「フリッパーズ・ギター」「小沢健二」など、世代的に違うものもあるけれど、読後に無性に聞きたくなったことは言うまでもありません。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ロックでエモい。
    めっちゃくらいました!

    「大人の階段は上にしか登れない」
    自分やパートナー、そして明日からの人生について考えさせられました。

    時系列がいったり来たりする構成はとても面白かったし、短い本なので一気に読めました!

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    寝る暇もなく働かされ、将来に不安を抱くボクを唯一受け入れてくれたかおり。彼女とは雑誌のつぶやきで出会い、顔も体型もいまいちだけれど、彼女の明るさと天真爛漫さに救われ、どんなに忙しくても生きるのが辛くても、彼女といると忘れられた。しかし、ボクの仕事が軌道に乗り始めるとスーや会社のパーティーなど、彼女の

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    数年ぶりの再読。初めて読んだのは20代前半だった。
    読み返したくなったのは、10年近く住んだ東京を離れることになったのがきっかけ。
    本作の主人公・”ボク”はテレビ業界の美術スタッフで、自分も職種は異なるが同じ業界にいた経験がある。いま思い返しても心臓が痛くなるような経験をたくさんしたし、間違いなく社

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    153 ページが特に好きで何度も読み返しました。こういう心が動く瞬間があるかないか、これは後に人生を左右するような瞬間に繋がることがあると思います。こんな瞬間を大切に見逃さず抱えていきたい。

    うれしい時に、かなしい気持ちになる。
    本当のさよならはさよならを言わない。

    出会いもあれば別れもあるな

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    恋愛小説読んどこと無かったが、最高にエモい。
    ショートショートくらい短い恋愛小説。各章タイトルがオザケンの曲なのが気になったが、やっぱりオザケンファン。渋谷系や90年代当時のサブカル的なものが盛り込まれていて、渋谷系文学って感じ。関係の無いオムニバスかと思えば、20年にも渡って続く長い恋愛物語だと気

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    読み終わったのは結構前だけど、頭の片隅からこの小説のエッセンスのような物がずっと消えて無くならない。
    そういう本は年に数冊ぐらいあって、私の人生を彩ってくれている。

    Audibleでの二村ヒトシさんとの対談を聴いて、この作品がより好きな作品になった。

    読みながら「エモい」っていうキーワードはずっ

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    作者の燃え殻さんと世代も生まれ育った街もほぼ同じ自分としてはなんだか自分の人生や思い出とシンクロする部分が多くて共感の嵐だった。
    そうだよなぁそんな時代を生きてきたんだよなぁって思ってなんだかせつなくなった。
    文庫化するにあたって無くなったエピソードとかもあるらしいけどそっちも読んでみたくなった。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    好きな人を思い出す本でした。あたたかくて、淡くて、せつなく。みんな心のどこかに思っていた人を浮かべながら読むんですかね。燃え殻さんの文才がすごい。東京という街にが鮮明に浮かんで、今より少し前の時を思い出す。その時私は子供だったけど。笑。
    また読みたい。

    0
    2025年03月11日

    Posted by ブクログ

    以前「夢に破れてタクシーを呼んだ」を読んでから燃え殻さんの文章のファンである。
    「燃え殻」という名前を本棚から見つけたらもう手に取ってしまう。
    読んでいるときはどこまでが本当の話なのだろう、と巻末のあいみょんと同じ感想をもちながら余りにもリアルな世界にお腹の底が重たくなるような不思議な感覚になった。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    鮮明に描写が浮かんでくる文章に、あっという間に引き込まれた。
    思い当たる感情に、胸がギュッとなり、また解放される繰り返し…余韻がすごい。
    あの頃を鮮明に思い出したい時に読みたい一冊。

    0
    2025年08月13日

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