ドラマ化もされた燃え殻さんのエッセイ「全て忘れてしまうから」の続編となる本作。
基本的には燃えさんの日常と絡めて描かれるエッセイなのですが、そこに時間軸は合ってないようなものです。過去や現在(数年間)を思い返し、繋げてエッセイとしてまとめられています。
どこかドラマ的で情景を思い出せるようにも思
...続きを読むいつつ、脚色しすぎで恥ずかしくなるような気持ちになったり。(脚色などしてないのかもしれませんが)
一つ一つの出来事が美しく、面白くまとめられています。
一つの記事が2000文字程度なので集中しなくても読めるので久々の読書の方にもおすすめです。
私も33歳になり "この間”という言葉は先日や先週などではなく、いつの間にか数年前をさす言葉になっていました。
ただ、この作品を読むと自分の中に溜まっていた物語が少しづつ繋がっていくような気持ちになり、歳をとるのも捨てたものではないな、なんて思わせてくれました。