燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初の話から、もうすでに好き。
にやにやしながら読んだ。忘れてた自分の小さかった時の記憶とか大事な人との思い出とか思い出す
燃え殻さん、他の本も読みます。
あんたね、人間は成功するために生きてるんじゃないんだよ。納得するために生きてるんだよ。
この世界で1番尊い感情は、「綺麗に騙して」ではないだろうか。
冷たさもマズさもどうでも良くなるほどに嬉しい食事というものがある。
「そのイマイチな味もまた、いつか恋しくなる」と彼女に伝えたくなった。
SNSの数少ない良いところは「死にたい」とつぶやくと「わたしも」と返ってくるところだと思う。
答えは常に一つじゃない。選択肢をいくつかに絞られて見 -
Posted by ブクログ
エッセイを読むことって、大切に想える人ができる過程とよく似ている気がする。
「気になる人」からスタートして書店で本を手に取り、読んでいくなかで、その人のかっこ悪い部分や好きだなという部分を見つけて、最終的に全部ひっくるめて愛おしいなと思える。
燃え殻さんのエッセイを読む人は、皆んな、燃え殻さんが好きになるはず。
彼は、なかなか人に言えないような、自分のかっこ悪い部分も包み隠さず、実直に文章にのせている。
最初は「どうしょうもない人だなぁ」と思います。で、ページをめくり続け、読み終わった後も、やっぱり「どうしょうもない人だなぁ」と思う。
だけど、ニュアンスが全く違っていて、愛おしさがこもった -
Posted by ブクログ
最近の出来事や今まで出会った人を丁寧に描き、こんな持っていき方するんだ!と先の読めない結末がとても面白く一日で読めてしまう。短いながらも題名を見ただけでどんなお話か分かってしまうほど、印象に残る短編ばかりだ。上手く生きられなかった学生時代や若かりし頃を思い返し、失敗を面白おかしく語っている燃え殻さん。当の本人は自分のことをつまらない人間だと思っていそうだが、彼の出会ってきたひと、経験はカラフルで眩しい。妹のパンツで学校へ行き、パンツ一丁で先生にビンタされる「ピンクパンティー事件」バレンタインチョコが飛び交うカオスながらもなんだかピンク色で幸せな教室「自意識感知レーダー」初ラブホでやらかしてしま
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Posted by ブクログ
寝る暇もなく働かされ、将来に不安を抱くボクを唯一受け入れてくれたかおり。彼女とは雑誌のつぶやきで出会い、顔も体型もいまいちだけれど、彼女の明るさと天真爛漫さに救われ、どんなに忙しくても生きるのが辛くても、彼女といると忘れられた。しかし、ボクの仕事が軌道に乗り始めるとスーや会社のパーティーなど、彼女の価値観と次第にズレが生じていく。「今度」を残したまま彼女とは終わりを迎えるが、「大丈夫だよ、君は面白いもん」という言葉がいつでもボクの背中を押してくれる。名前も偽っていた彼女。本当のことを隠したままの方が上手くいくのかもしれない。ボクの懐に出たり入ったりする人物が好き。同期の関口やエクレア工場の七瀬
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Posted by ブクログ
数年ぶりの再読。初めて読んだのは20代前半だった。
読み返したくなったのは、10年近く住んだ東京を離れることになったのがきっかけ。
本作の主人公・”ボク”はテレビ業界の美術スタッフで、自分も職種は異なるが同じ業界にいた経験がある。いま思い返しても心臓が痛くなるような経験をたくさんしたし、間違いなく社会の底辺、というか外側にいた。窓も何もない編集所の部屋で、何にもならないような夜を何度も過ごした。本作で描かれた数々のシーンに何度もトラウマが呼び起こされたし、とにかく、本作は僕にとっての「東京の暮らし」と重なる部分が多い。この街で、忘れられないくらい好きになった人ができたことも含めて。
物語を通