燃え殻のレビュー一覧

  • ブルー ハワイ

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    燃え殻さんのエッセイ好きです。小説も好きだけど、エッセイはもっと好き。
    年齢は私より少し上で、若いころに聴いていた音楽などの話題が出てきたりするから、その当時の空気感とかも一気に蘇る。そういうところも好きな理由かもしれない。

    1つのエピソードが数ページで終わるのだけど(挿絵もまた味があって良い)大抵のエピソードは、日々起こるドラマチックでも何でもない話で、乾いた哀愁が漂う。
    現在の状況から過去の回想に移り、そしてまた現在に戻ってくることもよくあり、そこにノスタルジーを感じる。
    日常を生きていても、そういうことってある。通りかかったお店を見て「ここあの人と来たことあったなぁ」と思い出し、そこか

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    2024年05月23日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    燃え殻さんと二村ヒトシさんのラジオを原稿化して加筆されたもの.エッセイより,二村さんとの会話によって,燃え殻さんの人となり,魅力が浮き彫りになっている.「怖さ」を原動力に,仕事をやられていて,締め切りは必ず守るところとか,かなり共感できる.仕事に追われながら地味にやっていくことが大切なんだと思う.

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    2024年03月30日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    「全て忘れてしまうから」の続編となる一冊。
    続編といっても、記憶の彼方に消えてしまいそうな、他の誰にでもありそうな著者の何気ない徒然なる日常を綴ったものなのだが、ふと自分の記憶と重なるような気がしたり。

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    2024年03月02日
  • すべて忘れてしまうから

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    一つ一つの何気ないエピソードが、何故か既視感があると言うか、自分にも似たようなエピソードがあったような、そして自分も同じ事を感じたんじゃないだろうかと感じさせる不思議な一冊。
    燃え殻さんの文章には謎の心地よさがある。

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    2024年02月02日
  • すべて忘れてしまうから

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    深夜、阿部寛さんが主演でやってた同名のドラマを見てこの本にたどり着いた。
    小説じゃなく、エッセイ集だったんだね。
    他人にはわからない、特に伝えるほどでもない位の自分の中の可笑しみだったり、やるさなさだったり、懐かしさだったり、そういう諸々を吐露してるって感じで面白く読めた。
    特に面白かったのは「サービスの国の住人たち」匂い立つ香ばしさの嘘って!声出してわらっちゃった(笑)
    その時の気持ちや感情もいつかはすべて忘れちゃうんだからこんなエッセイがあってもいい。
    またいつか読み返してみたくなる一冊になるかも。

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    2024年01月25日
  • すべて忘れてしまうから

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    みんなの記憶のどこかに、ありそうでなさそうな断片的なコラム集。もちろん昼でも良いけど、なんとなく寝れない夜に読むのおすすめですね。
    明かりを小さくして、ぼんやり読んでも良いと思います。

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    2024年01月09日
  • すべて忘れてしまうから

    購入済み

    原作を読んでる人にはオススメ!

    原作のいくつかの話をうまーくひとつにまとめて話を進めてるのに感心しました!原作の暖かさとほんの少しの寂しさが上手に表現できてます!
    原作を読んでる人にはオススメです!

    ただ原作を読んでない人には断片的な話もあり、微妙なニュアンスが伝わりづらい部分もあるかもです、そこで星をマイナス1しました。

    #切ない #エモい #シュール

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    2023年12月26日
  • ブルー ハワイ

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    久しぶりに時間の経過を意識せず読書に没頭できた気がする。
    読む時の文章との相性があると思うけど、燃え殻はそれが良い。
    日常の切り取り方が好きで、そして今の自分に響く言葉が必ずある安心感。

    「ずっと忘れられない思い出や出会いより、たまに思い出す人や出来事が、実は僕のほとんどなんだと思う」

    「生きていられさえすれば、迂闊に人は幸せになれることもあるんだ」

    「どのみち後悔をするなら、自分で選びたいんです」

    全部が響くんじゃなくて、どこかしらにはあるっていうちょうどいい信用度が、過ぎ去るエピソードも気負わずに、より気楽に読ませてくれる。

    ずっとこの人の文章や生活に触れていたくなる。

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    2023年10月29日
  • ブルー ハワイ

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    とても楽しく読めました。
    ちょっとひねくれた著者が時におもしろく、時に切なく、時にバカバカしいエッセイを書かれています。
    ひねくれものの私には非常に楽しくよめました。
    燃え殻さんの別の本も読んでみたいです。

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    2023年10月02日
  • ブルー ハワイ

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    ちょっと笑えたりしんみりしたり、そうそう…って共感できたり、力をぬいて好きな時に好きなページをめくっていく、心地よい感じ。
    燃え殻さんのまわりにはたくさんの出来事や人々がいて、読んでいて楽しかった。

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    2023年09月07日
  • ブルー ハワイ

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    【あらすじ】
    ふとしたきっかけで甦る記憶の数々。淀んでいた会議の空気を変えた女の子の大ネタ、僕が放った2点の答え(1000点満点中)、「串カツ田中」が恋しくなった縛りのキツい店、J-WAVEに寄せられたお悩み相談、母の決まり文句、祖母の遺言、柴犬ジョンの教え……ギスギスした日常の息苦しさを解きほぐす一服の清涼剤。

    【感想】
    燃え殻さんのエッセイはすべて読んでいますが、相変わらず最高で、忙しなく余白が持てない日常の中にしっとりと染み込んでくる感じでした。
    かなり時間のあるふとした時にだけ読み返したくなるようなくだらない(かなり失礼)内容の中に、人間ってこうありたいなと思える割と真面目?な話もあ

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    2023年09月07日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    日常とは。
    朝起きたら着替えて、ご飯を食べ仕事へ行く。
    やりがいがないわけではないが、疲労し帰り、夜ご飯を食べる。風呂入って、寝て、また翌日。
    土日は寝て、少し買い物だけして、また月曜。
    人生日々このように決まって生きている。

    という感覚から、決まっているものでもなく、
    生活は曖昧で、無常で、不安定で不確実なもの。でもそれをそれとして受け入れてくれて、そんな生き方をひっそりと肯定してくれる本。

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    2023年08月06日
  • すべて忘れてしまうから

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    ネタバレ

    1話が4ページ(絵1ページ)で構成されていてスキマ時間に読みやすかった。(面白くて結局一気に読んでしまったけど笑)
    漢字を使い分けていたり(哀しい(他人への他人と関わることで)、悲しい(自分自身))ひらがなと使い分けていたり(わかる、分かる)、気持ちが読み取りやすかった。
    目次を見ていて内容は想像できたけど、読んでみると想像以上でエピソード濃すぎた。
    クスッと笑ってしまうような話が多かった。和製マイク・タイソンの話のようにエピソードに微笑むものもあれば、作者の社会に対する疲労や自信のなさにこんなに素敵な文を書く人なのにとギャップの可愛らしさに萌えていた。
    生きていてしんどい時、辛い時に読みたい

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    2023年08月04日
  • すべて忘れてしまうから

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    何冊読んでも心地良い燃え殻作品♪
    叙情的、哀愁が漂う感じ、たまにユーモアを交えた自虐ネタなどもあり、燃え殻さんが書く文章はやっぱり良い!

    本作は燃え殻さんがいつか忘れてしまう、でも心のどこかに留めておきたい記憶の断片を綴った一冊

    特に気に入った一篇は、
    『偉そうにするなよ。疲れるから』

    スーパーマーケットを営んでいた著者の祖父
    理不尽な文句を言ってくる客に対してもいつも深々と頭を下げて謝る
    入院したときも、看護師さんに「ありがとうございます」と深々と頭を下げる

    なぜここまで頭を下げる…?

    答えは…

    みなさん、「鼻を上にあげてみて」
    (鼻の穴が丸見えになるくらい顔をあげてみて)

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    2023年06月24日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    心の中のもやもやしたもの、しっかり説明が出来ないけど確かにある「何か」言葉にしてくれた、教えてもらった、そんな気がした。

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    2023年06月04日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    ネタバレ

    「もげるほど頷いてます、で今もげました。」
    このフレーズが好きでした。笑

    現実は意味なき偶然がずっと起きている。
    それこそ、人生は偶然でできているのかもしれない。

    ”ちゃんと大人にならないで、長い長い思春期をやっとあきらめると、急に老いるっていうやつでしょ。子供から直接、老人になる。”

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    2023年04月11日
  • すべて忘れてしまうから

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    初読みの作者さんです。 
    多分私は同じ年代位です。
    作者さんのお名前がなんとなく同じ世代な気がします。
    作者さんのエッセイ、日常なんかが備忘録のように書かれていています。
    読んでいると作者が話しているのを聞いているような感覚になります。
    そうだった、そうだったとか、そんな事があるんだーと思いながら読み進めて。
    感想はでもそう確かにすべてかは分からないけれども忘れてしまうかな…。

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    2023年04月09日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    生きていくって恥ずかしい。「自分がある」って面倒くさい。それでも今日は生きている。まだ諦めていない−。作家とAV監督による真夜中の禁断トーク。AuDee『夜のまたたび』音声コンテンツを元に加筆し書籍化。

    生きていくって恥ずかしい
    「自分がある」って面倒くさい
    それでも今日は生きている
    まだ諦めていない
    くじけそうではある  

    作家 vs. AV監督による真夜中の禁断トーク

    【感想】
    深夜ラジオの【夜のまたたび】を元にした書籍化との事でしたが、ラジオ自体は聞いたことがなく、燃え殻さんの書籍ファンということで、購読。
    お二人の独特な空気感や感性が読みながらもラジオを聴いている

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    2023年03月13日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    思わず笑ってしまったり、ホロッと泣けてしまったり、いろんな感情を持った本です。燃え殻さんの言葉は心の奥にしまった大切だった気持ちや少し切ない思い出を思い出させます。当時の気持ちは思い出せないけれど、今の自分の目で見ることで、余計に恥ずかしくなったり、美しく見えたりするのが面白いと思います。
    燃え殻さんの思い出は、業界の人だけあって一般人の自分から見るととても刺激に富んだ内容です。その刺激も何処か客観的にみていて、素敵だと思いました。

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    2022年12月26日
  • すべて忘れてしまうから

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    ふとした時に記憶の奥底から蘇る、
    楽しかったこと辛かったこと嬉しかったこと悲しかったこと。。

    人生って忘れたり思い出したり美化したり色褪せたり、
    そんなことの繰り返しで作られていくんだろうなぁ。

    ツタンカーメンの夜のエピソードがなぜだか心に深く刻まれた。。

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    2022年10月19日