燃え殻のレビュー一覧

  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    p184「本当のことを言って!と懇願して、本当のことを全部聞いて、幸せになった人類はまだ存在していない。(中略)よそ行きの本当でいい。本当の本当は残酷すぎて、嘘が欲しくなる。」

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    2021年07月10日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

    Posted by ブクログ

    やはり鼻につく。最初の印象はこれだ。
    著者はテレビ業界の美術スタッフであり、近年は作家やコラムニストとしても活躍している。が、彼はいつも「自称一般人」を貫こうとする。なんなら一般人よりも弱い人間であることをアピールしつつも、その文章の端々には普通では自分が溢れでている。

    丸山町に事務所がある人間がどれだけいるのだろう?
    1990年代2000年代の東京、渋谷六本木でテレビ関連の仕事をしている人は?
    ミュージシャンの愛人をやってる女の子と遊び、ミュージシャンから怒号を浴びせられる?
    ラジオに出演する、宇垣美里と共演する、どこかの社長のパーティーに呼ばれる。
    もしかしたら、その一つ一つは誰にでもあ

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    2021年06月06日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

    Posted by ブクログ

    連載「すべてを忘れてしまうから」の後半部分だそうだ。前作(前半)を読んだ時も同じ経験をしたわけでもないのにわかる!と思ったが、今回も自分の思い出をそっとなぞられている気がした。同じ時代に同じ場所で同じような経験をしても、時はそれをそれぞれの物語に改竄する。後に懐かしがって記憶をすり合わせたって同じになるわけがない。人はそうやって自分の均衡を作って生きている。記憶の改竄…それもすべてを忘れる一つの経緯なのだろう。燃え殻さんの言葉は思い出した過去の美しさも痛みも優しくくるんでくれた。

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    2021年05月15日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

    Posted by ブクログ

    後書きで、燃え殻さんが、「ぼくと同じ気持ちを感じたことある人が1人でもいてくれたら」とあったが、短いエピソードのなかには分かるなあ、それ私もムリぃぃいみたいなことが沢山ありすぎて、この人ずるいなと思った。わたしがおかしいんだろか。

    エッセイって、有名な人がかかないとただの日記でしかなくて誰も興味を持たない、と聞いたことあるけど、燃え殻さんは有名になったから面白いんだろか?ひねくれた40代おじさん代表だから、面白いんだろか?よくわからないけどちゃんと完成された、エッセイだった。

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    2021年05月03日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

    Posted by ブクログ

    暗くって哀しくって少しユーモラスで、なかなかどうでもいいよう内容の抒情的エッセイ。
    美しい文章には人の心を癒す不思議なちからが宿っているなぁ、と燃え殻さんの作品を読むといつも思う。

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    2021年04月24日