燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作家・燃え殻とAV監督・二村ヒトシのラジオ番組を書籍化した本作
「生と死」「含羞」「さみしさ」「自由」「コスパの話」をテーマに面白可笑しく、ときには真面目に語っているw
燃え殻さん好きなんですよー
勝手な私のイメージですが、燃え殻さんって、力まず、自然体でふわふわって生きてる感じがします
けど、エッセイなどを読むとこう思います
この人、実はものすごく真面目でものすごく頑張る人なんだなと!
私の勝手なイメージとギャップの差に燃え殻さんの魅力を感じます
ただ、やっぱり少し不思議な人なのかな…
本作の中でこんなやり取りがw
燃え殻 「僕は集中力が途切れると、狭すぎるそのシャワー室に、文 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昭和生まれの作者が見てきた時代の大きな変化と幸せの形。非日常や特別なことがとにかくいいねボタンにつながり、それが評価になる。特別なことはそんなにないし、だからと言ってすごくつまらないわけでもない。若い頃に苦労していたけれど、文章を武器に商売としての読者の読みたい文章を書くようになってきた作者。それぞれのエピソードは、あまり面白いものではないのだけが、昭和から平成、そして現代に向かって、若干のスパイスを効かせてくれる。
クルーズに乗りながら、のんびりとページを繰る。共感の声!という宣伝文句が並ぶけれど、人間的な深さなど、感じるものがあればよかったかなという気もする。 -
Posted by ブクログ
8月ももうすぐ終わりますね…
9月にはなれば暦の上ではもう秋です
今年もあと4カ月
4カ月なんてあっという間ですね
ところで、みなさんは今年になってハマった作家さんはいますか?
乙一さん(中田さん、山白さん)
柞刈湯葉さん
燃え殻さん
私はこの三人が今年になってハマった作家さんです(〃∇〃)
残り4カ月で新たにハマる作家さんが出てくるかもしれませんが〜w
そんなハマっちゃった燃え殻さんの、心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、叙情的に、ときにはユーモアに綴った一冊の第二弾!
第一弾の『すべて忘れてしまうから』の方が良かったですが、第二弾の本作もやっぱり文章が心地良かったです♪
さぁ -
Posted by ブクログ
楽しみにしていた燃え殻さんの新刊。
本屋さんでサイン本に出会い、ほくほくしながら本棚にお迎えした。嬉しさ倍増。
燃え殻さんの作品を読むと「エモい」という感想が一番に思い浮かぶ。
なんでもかんでも「エモい」でまとめる風潮は好きじゃないのだけれど、とにかく燃え殻さんの作品は「エモい」。
エッセイを読んでいると、「え!ドラマみたい!!」と言いたくなる程、ドラマチックでユニークなエピソードが沢山。
ははあ~東京ってすごいなぁ~なんて思っていたけれど、
『「来年になったら忘れそうな日しかないよね」と彼女は言った』の章を読みながら、
すぐに忘れてしまうような些細な日常の一場面も、自分以外の誰かから見 -
Posted by ブクログ
道に迷ってタクシーを呼んだ
燃え殻著
燃え殻さんの本は今までの人生においての、後悔とか栄光とか懐かしさとかが凄くリアルに書かれてる。
読み終わった後の余韻がすごく残って好き。
心のどこかで狂ってる自分もいる。
それをどう表現するか。
考え方なんて人それぞれで十人十色だけど、1人でも同じ考えの人がいたらそれはそれで嬉しい。
「趣味は人間観察です」って人に出会った事あるけど、そう言う人の気持ちもわかる。
うわ、って引く人がいるのも仕方ないけど。
すれ違った人の今後を想像しながら街を歩くなんて面白い。
夜道をお酒飲みながらそんな風に歩いたらなんて最高の楽しみになるかもしれない。
自分の独特の空間 -
Posted by ブクログ
やはり鼻につく。最初の印象はこれだ。
著者はテレビ業界の美術スタッフであり、近年は作家やコラムニストとしても活躍している。が、彼はいつも「自称一般人」を貫こうとする。なんなら一般人よりも弱い人間であることをアピールしつつも、その文章の端々には普通では自分が溢れでている。
丸山町に事務所がある人間がどれだけいるのだろう?
1990年代2000年代の東京、渋谷六本木でテレビ関連の仕事をしている人は?
ミュージシャンの愛人をやってる女の子と遊び、ミュージシャンから怒号を浴びせられる?
ラジオに出演する、宇垣美里と共演する、どこかの社長のパーティーに呼ばれる。
もしかしたら、その一つ一つは誰にでもあ