燃え殻のレビュー一覧

  • すべて忘れてしまうから

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    ただの日常も、なんだか愛しいと思える。
    嫌なことも、よかったことも
    ひとつひとつ、自分の一部なのだ。
    よくなかったことは、ネタにしてしまえ。
    よかったことは、忘れる前に書いておくといい。
    人生、ま、なんとでもなる。

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    2024年03月01日
  • すべて忘れてしまうから

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    僕も死にたいと日に一度は思います。『つらい』、これに至っては日に一度では済みません。『死にたい』は、感情の中ではメジャーです。でもあまりに無個性なので、『死にたい』を『タヒチ行きたい』に変えてみるとかどうでしょう。バカ言ってんじゃねぇと思うかもしれませんが、僕はそうしてます。あなたは死にたいじゃない。タヒチに行きたいんです。誰よりも長生きしてください。長生きって最大の復讐です。

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    2024年03月01日
  • あなたに聴かせたい歌があるんだ

    購入済み

    燃え殻さんの作品は全て好き…

    燃え殻さんの作品は小説、派生マンガも全て読んで大好きです。
    なんというか全体的に大きなことが起こるわけでもなく淡々と進み、、そこに流れてるリアルな空気、また自分と重ねてしまう部分が所々にあり、その世界観に浸ってるのが心地よい、そんな魅力が燃え殻さんの作品からは感じます。
    ただ今作だけは、、なんでしょうか、あまり感情移入できなくて、ノスタルジーを感じることがなかったです、、ただこれはわたし個人の経験と重ならなかっただけで、作品の良し悪しではないです。

    #切ない #エモい #癒やされる

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    2023年12月20日
  • ブルー ハワイ

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    タイトルのブルーハワイ、かき氷のシロップのことだったんだ。私は断然レモン味。
    日記のようなエッセイのようなつぶやきは、真っ当で素直でそうなんだよなぁと思う。「来年になったら忘れそうな日しかないよね」と彼女は言ったという章、しみじみわかる。

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    2023年10月24日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    作家・燃え殻とAV監督・二村ヒトシのラジオ番組を書籍化した本作

    「生と死」「含羞」「さみしさ」「自由」「コスパの話」をテーマに面白可笑しく、ときには真面目に語っているw


    燃え殻さん好きなんですよー
    勝手な私のイメージですが、燃え殻さんって、力まず、自然体でふわふわって生きてる感じがします

    けど、エッセイなどを読むとこう思います
    この人、実はものすごく真面目でものすごく頑張る人なんだなと!
    私の勝手なイメージとギャップの差に燃え殻さんの魅力を感じます


    ただ、やっぱり少し不思議な人なのかな…
    本作の中でこんなやり取りがw

    燃え殻 「僕は集中力が途切れると、狭すぎるそのシャワー室に、文

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    2023年10月17日
  • ブルー ハワイ

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    ネタバレ

    昭和生まれの作者が見てきた時代の大きな変化と幸せの形。非日常や特別なことがとにかくいいねボタンにつながり、それが評価になる。特別なことはそんなにないし、だからと言ってすごくつまらないわけでもない。若い頃に苦労していたけれど、文章を武器に商売としての読者の読みたい文章を書くようになってきた作者。それぞれのエピソードは、あまり面白いものではないのだけが、昭和から平成、そして現代に向かって、若干のスパイスを効かせてくれる。
    クルーズに乗りながら、のんびりとページを繰る。共感の声!という宣伝文句が並ぶけれど、人間的な深さなど、感じるものがあればよかったかなという気もする。

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    2023年09月01日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    8月ももうすぐ終わりますね…
    9月にはなれば暦の上ではもう秋です
    今年もあと4カ月
    4カ月なんてあっという間ですね

    ところで、みなさんは今年になってハマった作家さんはいますか?

    乙一さん(中田さん、山白さん)
    柞刈湯葉さん
    燃え殻さん

    私はこの三人が今年になってハマった作家さんです(〃∇〃)
    残り4カ月で新たにハマる作家さんが出てくるかもしれませんが〜w

    そんなハマっちゃった燃え殻さんの、心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、叙情的に、ときにはユーモアに綴った一冊の第二弾!
    第一弾の『すべて忘れてしまうから』の方が良かったですが、第二弾の本作もやっぱり文章が心地良かったです♪

    さぁ

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    2023年08月21日
  • ブルー ハワイ

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    楽しみにしていた燃え殻さんの新刊。
    本屋さんでサイン本に出会い、ほくほくしながら本棚にお迎えした。嬉しさ倍増。

    燃え殻さんの作品を読むと「エモい」という感想が一番に思い浮かぶ。
    なんでもかんでも「エモい」でまとめる風潮は好きじゃないのだけれど、とにかく燃え殻さんの作品は「エモい」。


    エッセイを読んでいると、「え!ドラマみたい!!」と言いたくなる程、ドラマチックでユニークなエピソードが沢山。
    ははあ~東京ってすごいなぁ~なんて思っていたけれど、
    『「来年になったら忘れそうな日しかないよね」と彼女は言った』の章を読みながら、
    すぐに忘れてしまうような些細な日常の一場面も、自分以外の誰かから見

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    2023年08月19日
  • すべて忘れてしまうから

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    若い著者かと思いきや初老の方なのですね。
    世代が違うため理解できないところも多々あり、特に昭和のバイオレンスな記述の部分は恐ろしささえ感じました…。
    一つの小話が4頁くらいなのでサクサク気楽に読めると思いきや、先ほどの暴力や生死に触れている話も多くだんだん紙を捲る指が重くなるようでした。。昭和の濃い残り香を楽しみたい方は楽しめるのかも。人を選ぶかと思いました。

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    2023年05月18日
  • すべて忘れてしまうから

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    燃え殻さんのエッセイ50篇が収録。
    合間に長尾謙一郎さんのイラストが挟まれる。

    燃え殻さんの回顧録は哀愁が漂い、どこかおかしみもあるのだが、なぜだか寂しい気持ちになって来る。

    作者のエピソードを読みながら、それに呼応する様に自身の記憶が刺激され、数々の出来事が蘇る。

    嬉しかった事も楽しかった事もたくさんあったはずなのに、思い出すのは悲しかった事や辛かった事だったりしてなんだか切ない。

    自分にとってかけがえのない大切な人が死んでも世の中は何ら変わりなく規則正しく過ぎて行く。

    タイトルを見返し刹那の悲しみに浸る読書時間。

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    2023年02月16日
  • すべて忘れてしまうから

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    エロデューサー・佐伯ポインティが出てきた。
    次女のお気に入り。
    「今夜は悪口かエロ話だけにしよう」という項。

    いいね。
    悪口とエロ話。

    本全体としては、まぁ読みやすくていい本かな。

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    2022年08月17日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    前作よりとても好きだった
    面白かった

    いじめの体験がたまに出てきて、それを読むと胸が締め付けられる
    やった方は覚えてないなんて、理不尽な世の中だ

    人間の汚さと泥臭さとかが如実に現れているエッセイ

    また読みたいなあ
    続きの連載はないのかなあ

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    2022年07月18日
  • すべて忘れてしまうから

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    挿し絵と目をひくタイトルが素敵。
    2ページにわたって描かれる日々の日常が、なにげなくて繊細で少し憧れる。クスッと笑えるようなお話もありました。今度は小説の方も読んでみたい。

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    2022年07月11日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    優しい雰囲気で、業界の雰囲気も伝わるエッセー。
    連載していた時期が、コロナ禍初旬にかかるようで、新しい刺激の少ない中、ご苦労されて書かれていた様子が、感じられました。
    小説も読んでみたいです。

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    2022年01月05日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    道に迷ってタクシーを呼んだ
    燃え殻著

    燃え殻さんの本は今までの人生においての、後悔とか栄光とか懐かしさとかが凄くリアルに書かれてる。
    読み終わった後の余韻がすごく残って好き。

    心のどこかで狂ってる自分もいる。
    それをどう表現するか。
    考え方なんて人それぞれで十人十色だけど、1人でも同じ考えの人がいたらそれはそれで嬉しい。
    「趣味は人間観察です」って人に出会った事あるけど、そう言う人の気持ちもわかる。
    うわ、って引く人がいるのも仕方ないけど。
    すれ違った人の今後を想像しながら街を歩くなんて面白い。
    夜道をお酒飲みながらそんな風に歩いたらなんて最高の楽しみになるかもしれない。
    自分の独特の空間

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    2021年11月03日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    著者の日常や体験したことが綴られている。読みやすい。
    たまたま町で見かけた人をみて過去を思い出したり、想像力をふくらませみたり。物を書く仕事がいつまで続くか不安と何度も書いてある。
    普通に生きることはできないのか?の章が印象に残っている。「いつでもお前の味方だからな」と言ってくる人たちが信じられないところが。

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    2021年07月17日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    p184「本当のことを言って!と懇願して、本当のことを全部聞いて、幸せになった人類はまだ存在していない。(中略)よそ行きの本当でいい。本当の本当は残酷すぎて、嘘が欲しくなる。」

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    2021年07月10日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    やはり鼻につく。最初の印象はこれだ。
    著者はテレビ業界の美術スタッフであり、近年は作家やコラムニストとしても活躍している。が、彼はいつも「自称一般人」を貫こうとする。なんなら一般人よりも弱い人間であることをアピールしつつも、その文章の端々には普通では自分が溢れでている。

    丸山町に事務所がある人間がどれだけいるのだろう?
    1990年代2000年代の東京、渋谷六本木でテレビ関連の仕事をしている人は?
    ミュージシャンの愛人をやってる女の子と遊び、ミュージシャンから怒号を浴びせられる?
    ラジオに出演する、宇垣美里と共演する、どこかの社長のパーティーに呼ばれる。
    もしかしたら、その一つ一つは誰にでもあ

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    2021年06月06日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    連載「すべてを忘れてしまうから」の後半部分だそうだ。前作(前半)を読んだ時も同じ経験をしたわけでもないのにわかる!と思ったが、今回も自分の思い出をそっとなぞられている気がした。同じ時代に同じ場所で同じような経験をしても、時はそれをそれぞれの物語に改竄する。後に懐かしがって記憶をすり合わせたって同じになるわけがない。人はそうやって自分の均衡を作って生きている。記憶の改竄…それもすべてを忘れる一つの経緯なのだろう。燃え殻さんの言葉は思い出した過去の美しさも痛みも優しくくるんでくれた。

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    2021年05月15日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    後書きで、燃え殻さんが、「ぼくと同じ気持ちを感じたことある人が1人でもいてくれたら」とあったが、短いエピソードのなかには分かるなあ、それ私もムリぃぃいみたいなことが沢山ありすぎて、この人ずるいなと思った。わたしがおかしいんだろか。

    エッセイって、有名な人がかかないとただの日記でしかなくて誰も興味を持たない、と聞いたことあるけど、燃え殻さんは有名になったから面白いんだろか?ひねくれた40代おじさん代表だから、面白いんだろか?よくわからないけどちゃんと完成された、エッセイだった。

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    2021年05月03日