あらすじ
人生の踊り場で聞きたい、
他愛のない大切な話たち---TENDRE(アーティスト)
BRUTUS.jp×J-WAVE「BEFORE DAWN」「夜リラタイム」連載、待望の書籍化
“絶対的な安心感”が詰まった30篇とちょっとのエッセイ集
………
日常をなんとかやり過ごすためには、
映画館の暗闇の中のような絶対的な安心感が必要だ。
映画館の暗闇の中のような言葉や音楽。
誰にも教えていないパートナー、ひとりの時間。
寄り道と空想。
たしかな肩書きや名前の付いていない
あれやこれやが僕を支えている
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
莉子ちゃんのYouTubeでおすすめしてて読んでみた。
作家のエッセイや日記は、日常なんとなく思うことを面白おかしく言語化してくれたりして最初は読み始めるけど、私はやはり一貫したストーリーに心動かされることが好きで、段々と飽きてくることが多かった。
けどこの本は燃え殻さんの人生ストーリーみたいに時系列に沿っていることもあり、優しい言葉でクスッと笑える読みやすさもあり、夢中になって読めた。
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燃え殻さん初めて読んだけど、自然と口角が上がるような面白さがあって読んでみてほんとうに良かった!飾らずに自然体で生きていてユーモアがあるところが皆に好かれるのだと思った。
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燃え殻さんの日常と、過去と現在が綴られていた。書くことを仕事にした苦労と、日常に少し疲れてしまっているところ。過去に出会った人のことを思い出しながら、夢を見たり、晩酌をしたり、半チャーハンと餃子を食べたり。あまりにも人間味があって、愛おしくなる。時間にルーズな国と東京の息苦しさを綴った「いつかインドのどこかの駅で」と束の間の再会をする女性のことを思い出す「雨宿りをするふたり」心を病んでしまった知人の男性の話「今日は疲れた。いい意味だけど」。「死にたい」が口癖のイラストレーターのお話「ではでは明日も生きましょう」が好き。自分の懐に出たり入ったりする人間模様や、土地、仕事など、慌ただしい日々を自分の機嫌をとるように、いい意味で投げやりに、真面目に生きている燃え殻さんの文章がとても好きになった。
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相変わらず身を削って作品を書き上げている燃え殻氏の本は面白い。
足裏マッサージ、眉毛の円形脱毛症、出会いより多い別れはないby富士そば、ラーメンと半チャーハン、いいカフェ見つけたんですよ、昇龍、30時間と中央亭。
だらしない彼の生き方をそのまま受け入れてしまえるのは、人間に根源的にある欲や無精に共感するからだろう。
まさに「あーこれだ。」
Posted by ブクログ
本当に燃え殻さんのエッセイはおもしろい。誰もが体験するような日常のお話しでも、それを敢えて文章にする人が少ないからなのか、「あるある」「わかる」と共感でき、身近に、リアルに感じられる。居酒屋でたまたま隣に座った人と会話をしているような感覚。
日常の、小さすぎてすぐ忘れ去ってしまうような、でもクスッと笑える出来事が鮮やかな文章にされていて、時間を忘れて読んだ。
カフェタイム、夜のリラックスタイムに美味しい飲み物やお菓子と一緒にこのエッセイを読むことが至福だと感じる。
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また素晴らしい作品に出会ってしまった。大好きな燃え殻さん、読むたびに日頃感じられない感情にさせてくれる。沼津の餃子、食べに行きたい!
話に出てきた杉咲花の撮休をすぐに視聴。日常の何気ない幸福の一コマをそっと流してくれるような温かい作品だった。映像も綺麗で良かった。主題歌も好きなバンドで嬉しかった。憂鬱な朝の通勤路が、早起きをしてあてもなく出かける休日のような気分になった。ありがとうございます。
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人の気持ちは理解できない冷たい人間なんだ、と私は私自身のことを思っていたけれども、定期的にエッセイを読んで共感することが好きだし、それによって自分はまだ人の気持ちを理解したいと思っているんだと思えることができる。
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レビューは他の作品を先に書いたけど、燃え殻さんの本を読んだのはこの「明けないで夜」が初めて。
「どんな予定もうっすら行きたくない」人のことなんて好きになるしかない。笑
「母にとっての人生初のライブ体験」
「今日は疲れた。いい意味だけど」
と、日記が特に好き。
Posted by ブクログ
何だろう、すごく好き。ふっと笑ってしまったり切なくなったり。どんな予定でもうっすら行きたくない気持ちとか、人は誰でも年をとるけど誰でも大人になれるわけではない真理とか。BE:FIRSTのレオくんの隣に並んだ時の自分についての感想を思い出してまだ笑っている。
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ラジオで朗読を聞いていたからか、本を読むだけで燃え殻さんの落ち着いた声がよみがえる。燃え殻さんの手にかかると情けない思い出もどうしようもないとるにたらない日々も少し愛しく思えるのはなんでだろう?それが心地良くてついつい手を伸ばす。
「一日とちょっとの旅」が収録されているのがとても嬉しい。
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燃え殻さんの本を初めて読んだ。正直よくわからないところもあったけど、全体を通して見ると面白かった。「コミック雑誌なんていらない」が好きだった。映画は見たことがないけど。何年か後にまた読みたい。
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読むのに少し時間がかかった。読みにくいという訳ではない。ただ、私では誰かの日常に溶け込むには時間をかけてやりたいと思うし、その中でほんの少し分かりあえると嬉しく思ったりもしました。
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オーディブルで。
初の燃え殻だけど、随所随所、わかるよーってエッセイだった。
だけど数日かけて聞いたから、内容はすっかり忘れてしまった。なんとなく、心に残った気がする事だけは確かなのだけど。
ちょっと心が荒れてる時、読んだら癒されるかも。
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読むラジオといった感じでするする読めました。
休日に音楽をかけながら読むのにぴったりな本だと思います。
特にすきな話は、「今日は疲れた。いい意味だけど」と「1日とちょっとの旅」です。
少し懐かしいような、人間の素朴な面白さを見つけられるようなエッセイです。
Posted by ブクログ
4月になってから気持ちの落ち込みが酷くて、
何かをするのも無気力なことが多い中
この本は「読むラジオ」感覚で読めて
いい意味で楽な気持ちで読める作品でした。
燃え殻さんは初めての作者でしたが、
落ち着いたテンションで淡々と日々について
語る姿勢に「こんな思いをしているのは自分だけじゃないのかな」と少し励まされました。
生きるのは全力よりは程々くらいの力で過ごしていくことが大切なのかなと思いました。
Posted by ブクログ
音楽を聴いているかのようなエッセイ
ラジオからのエッセイなのでaudibleで聴くと本人の声と違うからまた違った魅力も
ビーファーストのLEO君のお話も出てきて、燃え殻さんのお母様まで認める本当に良い方なんだなってほっこり
ただアンチDMのお話は正直悲しくなるくらいひどい
励ましとアンチを同じ人がDMで送るなんて
Posted by ブクログ
燃え殻さんのエッセイ集
小説家さんの苦悩が時々と日常のゆるーいあれこれが詰まった作品。肩の力を抜いて力まずに読める。
それでいて、ふとした気付きや共感を与えてくれる。
これはすごく大事。
計算して出来るものじゃ無いと思う。
ラーメンと半チャーハン、餃子にビール!
いやぁ〜鉄板過ぎて中毒のように出て来る度に、笑ってしまう。
そして東京になかなか帰れない。帰らない?笑
沼津に行ったら取り敢えず中央亭に行こう♪
以下、特に好きだった3作品
・映画館の暗闇が好きだ
・風が吹いていた
・一日とちょっとの旅
Posted by ブクログ
小説家と出会うチャンスなんてないけど、燃え殻さんの人間らしさを感じれて、会話をしているようなエッセイだった。こんな面白い出来事はないけれど日記を書いてみようと思う
Posted by ブクログ
日常の隙間に潜む孤独や喪失感を丁寧に掬い上げた作品。
静かでありながら心に深く響く文章が、記憶や感情をそっと揺さぶった。
人生の儚さや美しさが滲み出ており、読後にはどこか切なくも温かい余韻が残った。
Posted by ブクログ
燃え殻さんのエッセイ、やっぱり面白いなあ。
最初の章の"どんな予定もうっすら行きたくない"って、すごく共感してしまった!
わかる、わかるよ!燃え殻さん!!
かゆいところに手が届くというのか、言葉にうまくできない事柄を書き表してくれていて、そうそうそれそれーってなるポイントがたくさんありました。
Posted by ブクログ
【どんな予定もうっすら行きたくない】に、強烈に共感した。本当に分かる。本文中の、「一番穏やかになれる瞬間は、「明日なにもない」ということが確定している夜に、ベッドに入って眠りにつくときだ。」を読んだとき、自分と同じ人がいるんだと、おかしな事ではないんだと思えて、救われたような気持ちになった。かと言って、1ヶ月のカレンダーが真っ白だと、それはそれで焦ったりするから不思議だなと思う。
Posted by ブクログ
『明けないで夜』のタイトル通り、夜に読みたい本だと思う。夜と朝の間みたいな。
「ではでは明日も行きましょう」がなんか好き。
ふっと浮かんで消える話の余韻が心地よい。
燃え殻さんのエッセイいろいろ読んだけど、つくづく「去る者は追わず来る者は拒まず」な人だなぁ。
Posted by ブクログ
誰もが経験しているような日常を切り取って
言語化して色を放っている感じ素敵だなと思った。
内省して自己嫌悪に陥ったり、
すぐ忘れたり、
大切な人との出来事を思い出してそっと撫でたり、
憤ったり人間らしい。
うれしく
寂しく
それでも生きていく。
燃え殻さんって男性だったのね。
Posted by ブクログ
何が良かったかと言われるとぱっと思い浮かばないが、そのぱっとしない感じが良かった。日常を生きるその人が文字から伝わってくる感じが良かった。なんとも言えない感情、表現できない感覚、見えないもの、正解がないものを誰かと深く語り合えたらいいなって読み終えて思った