燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1話が4ページ(絵1ページ)で構成されていてスキマ時間に読みやすかった。(面白くて結局一気に読んでしまったけど笑)
漢字を使い分けていたり(哀しい(他人への他人と関わることで)、悲しい(自分自身))ひらがなと使い分けていたり(わかる、分かる)、気持ちが読み取りやすかった。
目次を見ていて内容は想像できたけど、読んでみると想像以上でエピソード濃すぎた。
クスッと笑ってしまうような話が多かった。和製マイク・タイソンの話のようにエピソードに微笑むものもあれば、作者の社会に対する疲労や自信のなさにこんなに素敵な文を書く人なのにとギャップの可愛らしさに萌えていた。
生きていてしんどい時、辛い時に読みたいと思いました。逃げてもいい、と励ましてくれる。けどあの世じゃなくてタヒチに行けといわれるのがいいな
苺の絵が多いけど、内容に苺が出てこないのはなんなんだろうかわいいからかな、あれ出てきたっけ?忘れてしまった -
Posted by ブクログ
何冊読んでも心地良い燃え殻作品♪
叙情的、哀愁が漂う感じ、たまにユーモアを交えた自虐ネタなどもあり、燃え殻さんが書く文章はやっぱり良い!
本作は燃え殻さんがいつか忘れてしまう、でも心のどこかに留めておきたい記憶の断片を綴った一冊
特に気に入った一篇は、
『偉そうにするなよ。疲れるから』
スーパーマーケットを営んでいた著者の祖父
理不尽な文句を言ってくる客に対してもいつも深々と頭を下げて謝る
入院したときも、看護師さんに「ありがとうございます」と深々と頭を下げる
なぜここまで頭を下げる…?
答えは…
みなさん、「鼻を上にあげてみて」
(鼻の穴が丸見えになるくらい顔をあげてみて)
その体勢、疲れません?w
頭を下げる方が楽なんですよ
「いいか、偉そうにするなよ。疲れるからな」
「分かったよ」
これが、著者と祖父の交わした最後の会話だったそうです… -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
生きていくって恥ずかしい。「自分がある」って面倒くさい。それでも今日は生きている。まだ諦めていない−。作家とAV監督による真夜中の禁断トーク。AuDee『夜のまたたび』音声コンテンツを元に加筆し書籍化。
生きていくって恥ずかしい
「自分がある」って面倒くさい
それでも今日は生きている
まだ諦めていない
くじけそうではある
作家 vs. AV監督による真夜中の禁断トーク
【感想】
深夜ラジオの【夜のまたたび】を元にした書籍化との事でしたが、ラジオ自体は聞いたことがなく、燃え殻さんの書籍ファンということで、購読。
お二人の独特な空気感や感性が読みながらもラジオを聴いているような感覚で読み進めることができた。
燃え殻さんのエッセイにも出てくる働いていない同級生の話を聞いて(読んで)、【お前そんなに何が欲しいんだ?】【俺は別に何もいらない】という言葉が印象的で、なぜ働くのかや働く事の考え方がすごく楽になった。
燃え殻さんのエッセイと同じくですが、上手くいかない事が続く苦しい世の中でとても救いになる言葉に溢れていました。 -
Posted by ブクログ
前作のエッセイ「すべて忘れてしまうから」がこの本に続き、そして完結。
連載の書籍化なので文章の雰囲気は前作と一緒で、日々の取るに足らない、だけどなぜか忘れられないような出来事が、3ページという絶妙な短さの中に綴られている。
しばらく忘れていたのに、ある時ふっと思い出すエピソードというのは誰にでもあると思う。
強烈なわけではなく、それによって深く傷つけられたわけでもなく、とても楽しかったわけでもない。そういうエピソードが綴られるエッセイだからこそ、3ページという絶妙な短さがとても心地よい。
コロナ禍の連載なので、そのことで少しナーバスになったり、コロナ以外での人の死に遭ってそのことについて思いがけず深く考えてしまう場面もある。それは読み手の多くも似たような感情を知っているからこそ、静かな気持ちで受け取ることが出来る。
取り立てて「このエピソードがとても強烈に印象に残った」というものがないところがとても良い。それが人の本当の日常だと思えるから。
読んで勇気をもらえたり元気になれたりする本ではない。これはとても良い意味で。
飾らず格好つけず日々のことや自分のことを綴ることが出来る著者は、個人的にとても好感度が高い。