燃え殻のレビュー一覧

  • これはただの夏(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰でも、誰かの少しの心の支えになってるといいなと思った。

    「長年生きていると、慌てず騒がず、少しずつ鈍感になっていく。そうやって鈍感になっていかないと、生きていくのはむずかしい。」
    という言葉に救われた

    0
    2025年10月01日
  • 明けないで夜

    Posted by ブクログ

    久しぶりにエッセイを読みたいなと思って手に取った一冊でした。

    何回も出てくる餃子とラーメンと炒飯が食べたくて食べたくて仕方なかったです。

    0
    2025年09月07日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    好き嫌いが分かれそう。と思いながらも個人的にはどちらでもないというのが感想でした。

    あの頃〜って感じの懐かしんでいる雰囲気のお話で、没入出来る部分もあるしサブカルな匂い。
    ただ、強い印象は無く内容を忘れそうです。
    あまりスパンを開けずに続編も読んでおこうと思います。

    場面が飛びますが他の小説でもよくある程度の飛び具合です。

    それは作風じゃん!と言われるかもですが、「ブス」って言葉はあまり好きじゃないので、躊躇なく意味ありげに使う今作からは、開始早々に本から追い出された様な感覚になりました。

    0
    2025年09月07日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    『劇的じゃない人間同士が、ありふれた待ち合わせ場所で誰からも注目されずに静かに出会った』

    『彼女は、学歴もない、手に職もない、ただの使いっぱしりで、社会の数にもカウントされていなかったボクを承認してくれた人だった』

    かなしいけど美しい。叙情的。
    この作品は燃え殻さんがすべてスマホで書いたと知って衝撃!そういう時代なのかぁ…

    0
    2025年08月23日
  • 愛と忘却の日々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サラッと読めてフッと笑えるエッセイで面白かった。。作者が俯瞰的に物事を見てくれている分、読み手もスッと話が入ってきてわかりやすい。ファミレスでどうでもいい話をダラダラ聞いている気分だった。でもそんな時間が、1番楽しかったりもする。

    本当に人と出会う才能は飛び抜けてあるのか、次から次へと面白エピソードと人物が出てきて飽きがこない。50歳にもなればこんなに出会えるものなのかなり自分は多分無理だろうなぁ。

    作者は暗い性格でありながら、意外とアクティブで人が好きなんだなと思う。ポツポツ淡々と話すから暗く感じるだけで、実際は明るい心の人なのかなと感じた。

    読んでも読まなくても、人生に大きな影響を与

    0
    2025年08月18日
  • ブルー ハワイ

    Posted by ブクログ

    乾いているようで、優しい湿り気もあり。
    淡々としてるようで、振り返り、振り返りしてくれる
    優しさもあって。

    すーっと読み終えてしまうのだけれど、
    心にどこか寂しいような温もりが残る。

    他人に期待しないけれど、冷たくはない
    燃え殻さんのエッセイは、いつも読後
    あたたかい気持ちになる。

    0
    2025年08月12日
  • この味もまたいつか恋しくなる

    Posted by ブクログ

    『この味もまたいつか恋しくなる』燃え殻
    ある時に食べた一品が紐づいた思い出。味を起点に五感の記憶が呼び起こされ時には切なく苦い思い出も。でもそれも含めて今の自分につながるきっかけだと振り返るエッセイ。
    私自身のそんな味はなんだろう。ひとまず祖母のポテトサラダが恋しい。

    0
    2025年08月03日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すべてがうまくいくなんてことはない日常。

    話題の人のエッセイということで読んでみた。さらりと読める。打ち合わせをすっ飛ばして温泉に行きがちなのに、締め切りに対して強い思いがあるなど、実に「普通」の人なのだと思った。人生相談のところにもあったが、お互いにエールを送り合えるような気持ちになった。

    0
    2025年08月02日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    終始緩いエッセイながら、私自身の記憶には無いはずのあの頃を思い起こさせるような懐かしさもある不思議な体験だった。

    「解放してあげるよ」
    のお話が目黒川のほとりのカフェで行われてるなんてそんなことあっていいのかというくらい美しすぎる。
    (あとがきにもあったけど、出来すぎている話がいくつかあって、それを疑っているのではなく、どちらかというと羨ましいという感覚に近い)
    恋人、恋人だった人に対して健康であってほしいと祈るのは恋を超えた愛だよなあと思う。
    プレゼントを貰うより愛の言葉を貰うより何より健康でいて欲しい、私にもそう思えた人がいた。

    燃え殻さんの本は初めて読んだのだけど、魅力的な文章を書く

    0
    2025年07月06日
  • これはただの夏(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これから夏本番を迎える今読むのにぴったりな本でした。
    はっきり言葉で表現するのが難しい秋吉と優香と明菜。そこに秋吉の仕事仲間の大関。
    みんな色々な事情を抱えながらも、良い関係性を築いていたけれども、夏が終わりを迎えると、秋吉の前からみんないなくなってしまった…
    夏の楽しさと夏が終わり秋を迎える物悲しさが表現された物語でした。
    作中ででてくるちょっとしたもの(別マ)とか懐かしかったなぁ。

    0
    2025年06月22日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ドラマ「すべて忘れてしまうから」を見て以来、燃え殻原作本をちょろちょろ読んでいる。2冊目。『これはただの夏』と同様にあの時の気持ち、情景を繊細に切り取った内容だった。サブカル色強めだが、通底しているものは同じだ。

    私が25歳くらいならビンビンきていたかもしれないが、45歳、腰痛、老眼の身では失恋より、物理的な身体の痛みが辛い。

    ただ、燃え殻の描く「あの頃」の物語は、読んでいる間、タイムスリップ出来る。
    悪くないじゃないか。

    星は3つだが、3.5としたい。


    あと、あいみょんのアンサーソングよ。

    0
    2025年06月11日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    どちらかと言えば死にたいけど残念ながら日々は続いてしまう。小説家燃え殻さんのエッセイ集はなんだか力の抜ける文章であり、赤の他人の正直どうでもいいけどちょっと笑えてちょっとわかる、このぐらいの小話がちょうどいい。頼んでもいないのにすごい才能や酷いバッシングを毎日嫌というほど見せられてうずくまる現代社会、楽になりたいもんだね。

    0
    2025年06月01日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    現在と過去とを場面転換しながらストーリーが進む。転換の仕方が上手だなと感じる。
    時代を感じる世俗的な雑誌や音楽を多く取り込んでいて、懐かしさを伴ったリアリティがあった。
    物語を読みながら、自分の人生のいろんなシーンが思い出された。

    0
    2025年05月19日
  • これはただの夏(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ドラマ「すべて忘れてしまうから」を見て以来、燃え殻の著書が気にはなっていたが、愛しのブックをオフする店舗ではなかなかお目にかかれずにいた。

    最近、本書を入手し、早速読んだ。
    何とも言えない、寂しさと懐かしさを感じる作品だった。

    何だよ、良いじゃないか。
    燃え殻って名前に騙されたよ。

    燃え殻の著書、全部読む。ちょっとずつでも全部読むことに決めた。

    星は3つだが、良かった。3.8くらいある。4つと迷うくらいはある。

    0
    2025年05月08日
  • ブルー ハワイ

    Posted by ブクログ

    まず、「燃え殻」という名前に興味を引かれた。それから、「ブルーハワイ」という題名との組み合わせの面白さ。世の中を斜めに見ているような、そうでないような、面白い文体だった。その中でも、『「いま」を一緒に味わうことを考えたい。』というところが、いいことをサラッと言うなあと心に残った。

    0
    2025年05月06日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    晩冬の渋谷ユーロスペースで、相米慎二監督の特集をやっていた 『ボクたちはみんな大人になれなかった』 その気持ちを言い表わす言葉を知らないと 空想の浮かんだ今という日常をスケッチする行為というのもまた

    0
    2025年04月27日
  • ブルー ハワイ

    Posted by ブクログ

    初めての燃え殻さん。
    エッセイが日記みたいだと言われて傷ついたという話があった。
    エッセイって「こういう様式」みたいな定型があったんだっけ?
    小川糸さんとかも日記みたいなエッセイ出してて面白いけど。だめなの?

    燃え殻さんは、自身のことをどことなく冴えないモブキャラみたいに書いている(ように感じる)が、友達が多く女性とのお付き合いも普通にしていて、色々な人生経験をしている味わい深い人。
    そういう人だからこそ、エッセイが多くの人を惹きつけるんだなと感じた。

    0
    2025年04月21日
  • これはただの夏(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    形容し難い読後感。
    これで終わりか感は否めないけど、出てくる登場人物は魅力的で、不思議な絆が繊細に描かれているところが良かった。

    大小はあれど、誰もが心にどこか闇を抱えながら、悩みながら生きてるんだなぁって思う。
    社会人になって、自分ではない誰かのためのタスクに追われる日々に忙殺されて、心がだんだん鈍感になっていく感覚は共感できる。
    そんな時に、真っ直ぐに一生懸命、世界に立ち向かっている子供の姿を見ると、心が洗われるというか、大切なことを教えてもらえる瞬間がたくさんあるのかもしれない。

    クールに生きるのって人生1番損してるかも。
    素直に生きるっては単純そうで1番難しい。

    0
    2025年04月19日
  • すべて忘れてしまうから

    Posted by ブクログ

    初読み著者のエッセイ。
    赤裸々な体験を淡々と語られるので、読みやすい。
    そして、面白い。
    中でも
    「逃げて逃げて今がある」
    「死にたいんじゃない。タヒチに行きたいんだ」
    「偉そうにするなよ。疲れるから」
    「やっぱりすぐ『わかる』って言う奴はダメだと思うんだ」が共感出来て良かったです。

    0
    2025年04月12日
  • すべて忘れてしまうから

    Posted by ブクログ

    燃え殻さんの本は初めて読みました。
    とても感受性豊かで繊細な方なんだなという印象です。
    日常のちょっとした出来事が、実はかけがえのないことだったり。
    共感できることがたくさんあるエッセイでした。

    0
    2025年04月10日