燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ✶印象に残った言葉↓
「でも夢持たないと、夢破れたりしないからお得ですけどね」
「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることは幸せだ」
「『いま、孤独なんだ』を『いま、自由なんだ』って言い換えると、鎮静剤くらいには効くんですよ 」
「毎日毎日、満員電車に乗っていたら、たまには会社に行かずどこか遠くへ行ってしまいたいと思う方がまともだ。そういうネガティブな考えの人間は大人じゃないとか根性がないとかいう人とは友達になれない。そんな人間はポジティブで根性があって、センスがない。それが立派な大人なら、ボクはやっぱりなりそこねたんだと思う。」 -
Posted by ブクログ
タイトルにもあるとおり、この物語は誰一人として世間一般にいう「大人」は出てこない。
ただ、面白いと思うのが、大抵の創作物は「大人になろうとはするけれど、モラトリアム期から脱せない、大人になりきれないオトナ」の話なのだけど、この小説ではそもそもモラトリアム期に囚われ、同じ場所でぐるぐるしているオトナしか出てこない話であることだ。そして、その登場人物が何故か愛おしく感じてしまう。それは正にこの作者の持つ魅力なのだと思った。
私は読むのが人より早いから1時間程度で読み終わったページ数なのだが、その割には内容は濃かった。なので、咀嚼するためにもう一回読みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサラッと読めてフッと笑えるエッセイで面白かった。。作者が俯瞰的に物事を見てくれている分、読み手もスッと話が入ってきてわかりやすい。ファミレスでどうでもいい話をダラダラ聞いている気分だった。でもそんな時間が、1番楽しかったりもする。
本当に人と出会う才能は飛び抜けてあるのか、次から次へと面白エピソードと人物が出てきて飽きがこない。50歳にもなればこんなに出会えるものなのかなり自分は多分無理だろうなぁ。
作者は暗い性格でありながら、意外とアクティブで人が好きなんだなと思う。ポツポツ淡々と話すから暗く感じるだけで、実際は明るい心の人なのかなと感じた。
読んでも読まなくても、人生に大きな影響を与 -
Posted by ブクログ
終始緩いエッセイながら、私自身の記憶には無いはずのあの頃を思い起こさせるような懐かしさもある不思議な体験だった。
「解放してあげるよ」
のお話が目黒川のほとりのカフェで行われてるなんてそんなことあっていいのかというくらい美しすぎる。
(あとがきにもあったけど、出来すぎている話がいくつかあって、それを疑っているのではなく、どちらかというと羨ましいという感覚に近い)
恋人、恋人だった人に対して健康であってほしいと祈るのは恋を超えた愛だよなあと思う。
プレゼントを貰うより愛の言葉を貰うより何より健康でいて欲しい、私にもそう思えた人がいた。
燃え殻さんの本は初めて読んだのだけど、魅力的な文章を書く