山口透析鉄さんのレビュー一覧
-
薬物依存症と万引き犯と
コンビニ店長は相変わらず下衆で下劣で、まぁそういう立ち位置なのでしょう。自分が犯罪者になる可能性等々を想像する能力もないのでしょうし。
薬物依存の執行猶予中の女性、虐待(性虐待も含む)の被害者で義務教育でもきちんと履修できるような家庭環境ではなかったようです。なのでダルクっぽい組織にも行ったり。
極めて自己評価が低いのも典型でしょう。松本俊彦医師の記事を連想します。男にカラダを差し出すのも何ら躊躇しませんので。
あと、少年院上がりで担当保護司が雑魚すぎたケースとか、万引き犯で有罪・執行猶予判決を喰らった80歳の独身女性等も出てきて、前巻のみどりさんも引き続き顔を出していました。
作画は正直もう...続きを読む -
人間の業とか
主人公の境遇、今時の若い人には普通に近いかも知れません。保護司の連作集で、この1巻で1つの大きなエピソードになっています。
殺人事件の動機って概ね怨恨・金銭・愛憎のもつれでしょう。この巻に出てくる殺人犯も同様で、仮釈放にはなったものの、周囲の無理解(明らかに意図的なものもある)や嫌がらせで残念な結果に終わります。
主人公周りのオッサン店長とかも、おそらく意図的にクズっぽい人間にしているのは脚本家等もされている原作者の意図通りなのでしょう。
愛憎のもつれの中心人物となる愛子さんにも色々ありそうです。TVドラマや映画、Amazonプライムで配信されているのも納得の良作で、やはりシナリオが良いのでし...続きを読む -
旅の終わりと始まりと
この作品は週刊少年サンデーの連載でも初期から読んでいて、BookWalker等で本も揃えています。
後日譚といいつつも、これ自体がまた新たな旅の始まりの話でもあるので、再読しても沁みるものがあります。
特に1巻はまだ旅の一行がフリーレンとフェルン(子どもフェルンがとても可愛らしい)だけなので、静謐感が強いです。
ただ、再読すると伏線になっている思わぬエピソードに気付いたりするので、やはり構成がよく出来ています。
この巻のフリーレンは涙も流していますし、フェルンもまだ美少女っぽいです。 -
つかみの良い野球マンガ
ドラフト8位指名で高卒、では上手くいけば、というくらいの期待値でしょう。ただ、テスト生上がりでもNPBで活躍した大選手はいますし、主人公、分析力等はかなりあるので、それなりには活躍しそうです。
モデルになっている球団って、国鉄スワローズですかね。金田さんのワンマンチームだったとは聞きますので。 -
最長と桓武天皇
最澄の周りにも私度僧等が集まってきますが、中には単なる強殺犯も。食料を強奪して目撃者を殺害して生きてきたという。
手塚御大のブッダよろしく、本当に人を救えるのか?という根源的な問いが立ちはだかります。
後半は平安京遷都を実行する桓武天皇のエピソードで、天然痘などの感染症や天災などが続き、八方塞がりになりそうなところで最澄との邂逅を果たします。
荒々しい筆致が作品に合致していて、かなり拍力があります。 -
広告代理店もの
作者もどうやら博報堂で勤務していたようなので、実体験も踏まえた部分はありそうです。
ただ、彼女の働き方を見ていると、電通の女性社員が過労自死したのを思い出します。
この間の私は嫌というほど日本の企業の前近代性を痛感させられましたので、こういうお仕事ものにはちょっと共感しづらいです。無論つまらなくはないし、主人公の葛藤等も無論、良くわかるのですが。
疲れた会社人(社会人とは言えない)、が寄り添える関係性くらい、持ちたいものですが…… -
不妊治療の現場
体外受精の話に絞った作品というのは確かになさそうです。産婦人科医の話で不妊治療等は当然、出てくるでしょうが。
専門職の技術職、技師とはいっても、カップルにも説明したりで、個々のエピソードも良く練られています。
山谷えり子・杉田水脈みたいな政治屋は、こういう作品、そもそも眼中にもないでしょうね……。 -
ちょっと切実な
1人でいるのは寂しい時もあるんで、この主人公の思いはわかるんですが、世間、ってやつは本当に旧態依然でしょうねぇ。日本が世界から取り残されるのもよく分かるというか。
そういうところからどれだけ自律的かつ独自色のある作品に出来るかの勝負だろうとも思います。 -
おねショタ
本編も一定読んでいて、TVアニメは1・2期を見ていますので、登場人物、概ね分かりました。
ルコアさん、作中でお胸が最大級で、オッドアイで非常にけしからんです。好き勝手に翔太君とイチャコラして大サービスしていて、羨ましい限りです。 -
-
-
声フェチ?でしょうか
いい声で本人も気に入って、結果的に恋になるんなら、まぁそれでも良いかと^ ^;
ちょっと押しかけ女房っぽかったですが、お弁当も作ってくれたので、満更でもなかったのでしょう。 -
こちらもまた犯罪ものですが
今度は警察側で、なおかつ通訳さんもメインというのが良いです。監修者の方の経歴もモデルにされていそうです。
これも連作方式のようで、一難去ってまた一難、ですね。
あまり刑事さんっぽく見えない方が良いような……刑事コロンボだってホームレスに間違えられていましたからね^ ^; -
押しかけ女房もの?
ふうちゃん、可愛らしいんですが、今の民法では18歳まで結婚はできなくなっているんで、ちょっと連載時からは状況が変わってしまっています。
女系家族でお母様たちもかなり逞しいんですが、自分の年齢の半分くらいの女の子だと、さすがに……となりそうです。
お話自体はコメディタッチで、テンポ良く進んでいます。
巻末の描き下ろしに出てきたのは、どうやら同じ作者の他作品の登場人物のようです。 -
作画の丁寧さと綺麗さ
優凛さん、黒髪三つ編みで大人しい娘さんですが、いざとなるとかなり大胆で良いです。
お相手の男の子は女ったらしっぽいですけれども、これどう展開するんでしょう。
共学だとやはり男女関係にも慣れちゃうでしょうねー(男子校出身)。 -
逃亡者に
薬物依存の治療(かなりの荒療治)もしたりと、リュー姫、かなり活躍しています。
が、どうやら騎士団の陰謀もあってか、指名手配され、山沿いに逃亡して自由都市に。雪崩に巻き込まれかけてエルフの里に入ったりと、波乱万丈です。
喧嘩っ早くてもそれ相応にスジは通してはいます。
自由都市の賭博場、色んなタイプのバクチがあるようです。姫、案の定、強いです。 -
これはこれで良いです
基本ワイド4コマですが、最後の方は1ページに2つ入っていました。
まだ全体の1/10くらいしか読んでいないので良くわかっていない登場人物もいましたが、スピンオフ、パロディ作品という意味では出来は悪くはなかったです。
いわゆる百物語っぽいのも良かったですよ。 -
笹田さんとか
日本語版Wikipediaの解説を読むと笹田さん、原作ではこの巻の話にしか出てこないようですが、私もちょっともったいないと感じたので、アニメでは結構出てくるようです。
夏目君、やはり幼少時から気味悪がられていたようなので、名取さんみたいな知人はいた方が良かったような。
レイコさんと再会できずに、みたいなエピソードも多いです。
丁寧な作品で、良いです。 -
色咲先生が脳内ピンク一色
英語教師の主人公、色咲先生が性欲の塊みたいになっていて、すぐなんかエッチな妄想ばかりしているコメディ集でした。
成績優秀な音無さんとかも若干、ムッツリのケがありますねぇ^ ^;;
桜田さん、作者の別作品に出てくるアゲハさんを思い出すような娘さんでした。 -
季節が巡り
夏は水遊びで楽しみ、冬は雪で遊んで、ムーコは元気いっぱいで良いです。絵本とかにも向いていそうな素材です。
お店と勘違いした女性、どうやら都会から引っ越してきたらしく、また出てきていました。
妙な文字の入っているTシャツとか、テッパンですねー。
シンプルな線で、読みやすい作品です。この方も結構、長く活躍されていますね。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。