山口透析鉄さんのレビュー一覧
レビュアー
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ちゃんと徒歩で移動
江戸時代から今の日本に来てしまった巫女さんが、ちゃんと東海道を徒歩で移動してお伊勢参りを目指しています。
持っていたのは寛永通宝とかでしょうか?古銭商に売ればそれなりになりそうな。
行く先々で助けられたりの道中で、元ネタは弥次喜多さんそのもののようです。
これ、別途3巻、揃えていますよ。 -
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ローエンシュタイン公国での攻防
この巻のエピソードもTVアニメでは出てきていなかったものの、エリ公女をめぐる話はかなる良質でした。お人形さんのように、大公の娘(この国のモデルってやはりリヒテンシュタインでしょうか)としての教育を徹底的に受けてきていたエリさん、さらわれて鳴海さんと一緒に空からダイビングしたりしているうちに、真に人、として生きる意味をきちんと獲得できていたようです。
大公の後継争い的な揉め事も背景に入れつつ、選択とその結果、自らの意思で変わるということの意味なども表現されている、良質なエピソードでした。 -
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鳴海さんの過去やゾナハ病とか
かなり核心に迫ってくる巻です。
古城も襲撃を受け、残っていた老婆も死ぬとボロボロと崩れて去ってしまいました。他の人はさらわれてしまったのです。
ギィ氏による、錬金術と生命の水(TVアニメでも水銀のような液体金属っぽい描写でした)の解説、これが後々にも効いてきます。
人質となっていた子どもを救出した先生の命を助ける鳴海さん。拳法の修行でなぜ強くなったのか、ようやく答えが出そうです。彼の孤独とかも身に沁みるものがありました。
長老は結局ルシールさんだけに。生命の水の井戸も既に枯れています。 -
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脱出行とか
阿紫花さんを10億円で雇った勝君、傷だらけになって獅子奮迅の活躍ですが、時限爆弾が……。
養子組とぶっ殺し組の戦いもド派手で、人形を使って塔から塔へとジャンプしたり。
檻に閉じ込められていた鳴海・しろかねさんたちも何とか抜け出しますが、誘拐したおじのお屋敷も崩壊し……勝君を最後まで守っていた鳴海さん、ここはTVアニメでも極めて印象的な場面でした。でもまだここまでが序章でしょうか。 -
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敵味方が錯綜して
才賀勝君の実父のノート等でようやくことの一端が見えてきますが、まだ誰が敵で、というのも見えにくいです。大元は愛人の子どもの勝君1人が全遺産を相続した、というのが原因ですが。
阿子花さんが早速、食えない感じで活躍しています。しろがねさんのお身体は綺麗です。
勝君の必死がだいぶ出てきました。
巻末のあとがきマンガによると、アシスタント人の考えた人形、出したものの、瞬殺にしていたようで、やれやれでした。 -
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魔女と人間の世界と
魔女のいる月の世界、ある種のユートピアでしょうが、刺激は欠けるものでしょう。
試し読みの部分ではそんな世界から人間界に来たドロシーさんと、彼女の法律違反を取り締まりに来たナターリア執行官(表紙の魔女)との戦いと、その結末まででした。
ドロシー、遊園地の園長さんに惚れていたっぽいです。その遊園地を残すべく奮闘してもうまくいかず……彼女の想いに共感する読者、いるでしょう。
使用人となったエリオット少年の今後も色々ありそうです。 -
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プロのセックスワーカー
女性を気持ち良くさせるセラピストの連作で、主に出てくるのは小柄で童顔なエル君ですが、ジェイ君というのも出てきます。
ホストの男性に貢いでいる女性とかも出てきます。快感を求めて、というのって需要はあるのでしょうね。巻末に取材協力店も出ていました。
この方の作品もマンガpark等で読めます。 -
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シングルマザーや派遣社員やら
ジャニーズ依存がホスト依存に変わった最初の娘みたいな例も多そうです。あの事務所も社長がタレントを好き勝手にしていたのと同じ仕組みというか。
どうしようもない夫も少なからず出てきます。こういうつまらない人間にはなるまい、と努力してきたつもりですが。
パソナをはじめとする派遣社員を派遣する企業、日本は世界的にみてもダントツに多いので、そりゃ社会全体がおかしくなるのも当然だろうと思います。
下衆な雑誌も少なからず、あるでしょうし……。 -
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テンポ良く進むサスペンス
自作のキャラクターが、作品の設定のままに主人公を襲ってきて、周囲の関係者(妻やアシスタント)が死んでいくものの、真犯人とその意図は一向に見えない、良質なサスペンス作品になっているとは思います。
怪しいと睨んでいた人物が死んでいったりなので、先が見えない・読めない展開は良いです。
体が爆殺されたりナタで殴り殺されたりもあるので、万人向けではないでしょうし、有料版を購入しようとまではあまり思わないんですが、作品の完成度は悪くはないと思います。 -
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だんだんと近づくお2人
今回は1巻を読了しましたので、だいぶ印象が変わりました。
中学時代はパッとしなかった2人が一念発起して高校ではちゃんとモテるようにと努力したのですから、それ相応の結果にはなりそうです。
楠木さん、中学時代はいじめられていたりですし、志月君にも色々と厄介な事情、ありそうですが、続き、読んでみたくもなる作品でした。 -
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悠々自適と晴耕雨読と
引退した男性4人が山奥の不便な場所で共同生活をしているところに、不思議な美女が、ログハウスに入りたいと訪ねてくるだけの話なのですが、それぞれの背景を読者に想像させる仕掛けが巧みです。
大将・キザ・ドク・教授のあだ名に対抗?してお嬢となった女性は、どうやら若い時分は舞台女優だったようです。
これ5人の人生が交錯する作品なのでしょう、さすがに良い雰囲気です。 -
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彫刻と昔の恋愛とか
主人公の茜さん、冒頭で入れ歯を装着していた理由は後ほど出てきていました。アルコールの摂取量も多いようで、ちょっとこの辺も危うさを感じます。
塾も講師だった方が芸術家として成功していて、その作品で中学時代の旧友・縁さんとの関係が徐々に明らかになります。
好きになった講師に自分のカラダ(大きな手術痕もある)の写真を撮ってもらい、それが作品のモチーフにもなっているようです。いわゆるリベンジポルノではないにしても、モデルとなった当人からすると、というのは当然あり……ただこれ、簡単な問題ではないでしょうね。
この作品の続き等は読みたいです。茜・縁さんの関係も一筋縄ではいかないもの、あったっぽいですし。( -
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若干ラブコメの波動が……
宇多子さん、やはりだんだんと太陽君と親しくなってきていて、まぁこの辺はじっくり進むのでしょう。
友人の姉夫婦と飼い猫も出てきたり、主人公も新居に引っ越したり、少しずつ、変化も。
最後に、また新たな出会いもあるようでした。
あとがきを読むと、作品の紆余曲折も出ていましたよ。 -
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毒母親の連作集
絵に描いたような毒親、特に娘を動画配信で食いものにする母親ばかりが出てきます。最初のケースのように、最後の配信で、縛られた母親が娘に刺殺されるような、救いのない話が中心なので、作画がもうひとつなのも含め、やはり面白いものではないです。
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ヒリヒリするような三角関係
人間の抱える暴力性を成人男性3人の関係できっちり描いていて、秀作BLでした。
兼業小説家・新発田さんの父親は家族にDVを行うので父に金属バットで反撃した過去もあり、父親からはお前も一緒だ、と言われているのが辛いです。
母子家庭だった御幸さんは母が再婚して身の置き場所を喪失した感も強く、行きずりの男に身を任せる中で編集者の笹口さん(隠れサディスト)と付き合うようになったのも、支配・被支配の関係でも自分がこの人には必要とされているから、と感じたからなのでしょう。
新発田さんは御幸さんに暴力を振るう笹口さんは絶対に許せない、というのも当然なのでしょうが……この関係、破綻しそうで、何とか辛うじてまとも -
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たぶん外交?もの
主人公の大学生、父親が外務省の事務次官で、なぜかつながった異世界との交流に適した数少ない人間の1人だったようです。エルフやホビット、鬼やゴブリンやらが色々と出てくる連作で、手を替え品を替え、異世界人との平和裡な交流をすべく知恵と工夫を重ねる作品でした。
今まで読んでみた山口ミコト氏の作品とはだいぶ気色も異なるギャグタッチの作品でもあり、面白かったですよ。多少、お色気っぽいエピソードもあり、個々の話も工夫されていました。 -
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ヨウさんの切ない思い
三角関係にはなっているのですが、ちょっとカッコいいタイプのヨウさん、同性のミサキさんがかなりお好きなようです。
そこに生徒会の面々が選挙も含めて絡んできて、生徒会長のレン君が割と女ったらしっぽくて、役員の補欠選挙で当選したミサキさんに強引に迫ってキスしたりで……
作者のあとがきも良かったです。いわゆる百合、ではあるんでしょうが、ちょっとヒリヒリしそうな作品です。 -
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2人に幸あれ
最近、続巻が出ていたようなので電子版で揃えました。
ふみさんの過去編も少し出てきて、SNSに投稿していた作品から小説家になり、知人に貰ったチケットで街コンに参加し、今の彼氏である類さんと知り合った経緯が語られていました。
なりたいものが見つからないままだったふみさん、小説に救われつつも、まだ迷いもあり、今の家にいるようです。担当編集者氏が訪問してくるエピソードもありました。
旧友の結婚式に出たりしていますが、この2人で共に歩んでいくのでしょう。
類さん、ヒモというよりは専業主夫に近いようですが、色んな経験もあるようでした。
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