あらすじ
ダンスに夢中な湾田光莉に惹かれた小谷花木は、未経験のダンス部に入部する。2人で特訓を重ねて、新入生ながらコンテストの選抜メンバーに選ばれた小谷と湾田。本番に向けてさあ練習! というところで、落選した新入生・仁上ゆらの複雑な胸中を知る。上手いダンスって、なんだ? 皆で踊るって、どういうこと? 自由に踊って想いを伝える、ダンスと恋の高校青春劇!
...続きを読む
「俺はダンスを直視することが出来ない」と言う主人公は、中学時代の体育でダンスを上手に踊れなかった苦い経験から、ダンスに対して抵抗感を抱いていた。それに加え、吃音症で自分の気持ちが出せない彼だったが、ある日、クラスメイトの女の子がダンスを練習しているところを目撃し、踊る姿に目を奪われた。そして、彼女に惹かれて共にダンス部に入部し、ダンスの楽しさに目覚めていく…というストーリーだ。
繊細な絵柄とリアルな高校生の生態描写が印象的。作者の珈琲先生も昔から吃音の悩みを抱えておられたそうで、主人公の心の声は先生が感じたことを代弁しているような気がする…吃音症という社会派テイストを感じさせる一面もすごくリアル! そして、ふとしたワンシーンからも感じられる「踊っている」という躍動感が好き! 視覚で感じるダンスと音楽は生まれて初めての感覚で鳥肌が立った。ヒロインとの絶妙な距離感もすごくいい! 尊い!
感情タグBEST3
フィーリング
前巻以上に更に躍動感が増してて魅入る。ダンス未経験者だが、これは引き込まれる凄味がある。
個人的に64Pのやり取りが中々深い、「動けて」も「キレがあって」も、それがダンスが上手いと結びつかないのは結構辛いな。てっきり一波乱あると思いきや、案外素直に受け入れる辺りは自分でも薄々勘付いていたんだろうか?。
それと7話も、フィーリングを突き詰めればその人そのものを映し出す辺りも面白い。そう考えればダンスに関して上手下手も存在しないんだろうな。にしても取材先のダンス練習、合理的かつ凄すぎるな。取材とは言え、ダンス強豪校の強さをしれっと出しても大丈夫なんだろうか(汗)
ストリートダンスに全身全霊を
踊りでも無心になることが重要と主人公が気づいたり、やはり心技体が揃っていなければダメでしょう。仁木さん、落選した理由を部長(恩ちゃん)に尋ね、色々と得るものはあったようです。
主人公、初心者ですが2年生の幽霊部員(実際は外部のダンス対決で何度も優勝している)とのサシの勝負に。結末は有耶無耶でしたが、この男性2人がキーになりそうです。
演劇のように身体を駆使するする表現とかとも似ています。作画も良かったです。
Posted by ブクログ
喋れている時と踊れている時は似ていると言う主人公の台詞めっちゃ良い!
言葉にならない感情が動きとして出るのがダンスというのもめっちゃ良い
素晴らしい絵!
とにかく皆んな可愛いビジュアル。
ものすごく絵が上手くて、最高です。
華奢な女子に、ノッポの男子って並んでるだけでもドキドキします。リアルでも、体格差ってそういうことありますよね。
ダンス部の練習描写もしっかりあって、ダンス見るの好きなんで話もめちゃたのしい!自分から世界まで繋がっている、本当に好きなことを見つけた人の輝き。もっとみたいです!
情報量が多い絵って疲れることがあるけど、演出がいいのかそんなこともないし。
あー、早く続きが読みたい!
すごい表現
すごい表現の作品。素晴らしい。眼で音を感じた。画から音が聴こえたんだ。素敵な作品ありがとうございます。珈琲先生の油絵あったら欲しい。