「俺はダンスを直視することが出来ない」と言う主人公は、中学時代の体育でダンスを上手に踊れなかった苦い経験から、ダンスに対して抵抗感を抱いていた。それに加え、吃音症で自分の気持ちが出せない彼だったが、ある日、クラスメイトの女の子がダンスを練習しているところを目撃し、踊る姿に目を奪われた。そして、彼女に惹かれて共にダンス部に入部し、ダンスの楽しさに目覚めていく…というストーリーだ。
繊細な絵柄とリアルな高校生の生態描写が印象的。作者の珈琲先生も昔から吃音の悩みを抱えておられたそうで、主人公の心の声は先生が感じたことを代弁しているような気がする…吃音症という社会派テイストを感じさせる一面もすごくリアル! そして、ふとしたワンシーンからも感じられる「踊っている」という躍動感が好き! 視覚で感じるダンスと音楽は生まれて初めての感覚で鳥肌が立った。ヒロインとの絶妙な距離感もすごくいい! 尊い!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ストリートダンスに全身全霊を
踊りでも無心になることが重要と主人公が気づいたり、やはり心技体が揃っていなければダメでしょう。仁木さん、落選した理由を部長(恩ちゃん)に尋ね、色々と得るものはあったようです。
主人公、初心者ですが2年生の幽霊部員(実際は外部のダンス対決で何度も優勝している)とのサシの勝負に。結末は有耶無耶でしたが、この男性2人がキーになりそうです。
演劇のように身体を駆使するする表現とかとも似ています。作画も良かったです。
Posted by ブクログ
喋れている時と踊れている時は似ていると言う主人公の台詞めっちゃ良い!
言葉にならない感情が動きとして出るのがダンスというのもめっちゃ良い
すごい表現
すごい表現の作品。素晴らしい。眼で音を感じた。画から音が聴こえたんだ。素敵な作品ありがとうございます。珈琲先生の油絵あったら欲しい。