あらすじ
古都鎌倉には猫にまつわる古くからの噂があるーー鎌倉のどこかにある「化猫倶楽部(ばけねこくらぶ)」に行けば、いなくなった猫に会えると。マヤとガクトが働く「かまくら猫倶楽部」には、今日もまた、その噂を頼りに人が迷いこみ、物語を語り出す。それが、怪異を呼び寄せるとも知らずに…。
人と動物、この世とあの世。意識と無意識の境界に現れる怪異譚第1巻!
感情タグBEST3
やはり不思議な作品
朝日新聞の書評記事「好書好日」で紹介されていたこともあり、試し読みをしてみました。
題名通りっぽい雰囲気です。この方の作品も読んでいきたいです。
Posted by ブクログ
絵本ねこまがたけの絵の人だ!
と本屋さんで一目惚れ購入。鎌倉の喫茶店兼雑貨屋さんが舞台でおしゃれなんだけど、猫の怪異がベースになったお話でとても好みでした。えらいところで終わってて続きが気になる。
Posted by ブクログ
プロトタイプ(前日譚)にあたる長編の特別読み切り版は単行本に載っていないので注意。講談社公式マンガアプリのコミックデイズで読めます。(2024/03/18現在)
Posted by ブクログ
五十嵐大介の新作。女性誌での連載と知って吃驚。主人公の男2人がやたらベタベタしてるのは「猫」のイメージもあるだろうけど女性向けへの配慮だったりするのかしら?
とはいえ内容は鎌倉と猫をテーマにした怪異譚の連作で、説明のつかない不思議な話を絵で見せるというのは初期の「はなしっぱなし」を思い出させる。特にお気に入りなのは11話の「土猫」のエピソードで植木鉢の中の土のかたまりが猫の姿になってスペイン語を話すとか、五十嵐大介にしか描けない話だなと。
あと、単行本書き下ろしのおまけコラムの角張った手書き文字が味わい深い。