燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【TVドラマ化決定!】NHK 2026年秋以降 放送予定、
ドラマ「この味もまたいつか恋しくなる」主演:高橋一生
ある料理やお酒を口にするとき、ふと思い出してしまう〝あの日、あの人〟を描く。
人気作家・燃え殻氏初の長編エッセイ集。
彼女との最後の朝食となったシーフードドリアと白ワイン/「王貞治のサインがある店はデザートが美味しい」と豪語する先輩/ジャンボモナカを食べながら「有名になりたかったな」と言った友人/冷えてチーズが固まったピザトーストを片手に、初めて見た母の涙……
ある料理を口にすると、どうしようもなく思い出してしまう
あの日、あの人を描く。
グルメじゃない僕にとって、恋しくなる味のお話。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての燃え殻さんのエッセイ
かゆいところに手が届くというか、ない記憶が蘇るというか、少し懐かしくなりながら切なくなるような、温かくて少し感傷的な記憶
すごく好きなエピソードができた
自分で自分の人生を掴む、選ぶ、人生を生きる
そんな取り方をしてもいいのか悪いのか分からないけど
でもそんな取り方もさせてくれる温かい文章だった
僕は大学受験に失敗したあと、しばらくのあいだ、「親のために自分の限りある人生の二年間が無駄になった」と考えていた。しかし本当のところは、別に大学に合格しないと縁を切られるわけでもなく、暴力を振るわれるわけでもなかった。ただ、自分が自分の人生に責任を持つことに耐えられなくて、「親が言ったから」という理由で自分の人生を、親のお金を使って盛大にサボっていただけだ。そんなことにだいぶ後になってから気づいた。
しかしいま振りなっても、あの二年間は無駄だった。どこかの偉い人は「人生に無駄なことは、なにひとつない」とすぐに言うが、それはあまりに大づかみすぎる。
大づかみの解像度をすとし上げると問題はハッキリする。人生に無駄なことが起きていないのではなく、「自分で考えて決めた人生は、無駄だと思いたくない」ではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
大人になってから、「あの時、実は…」「この時、そういえば…」と、昔のことを思い出すことがある。
人は忘れてしまう生き物だから、どんなに覚えていたくても、きっと忘れてしまう。
でも時々何かがトリガーになって、その記憶の断片が突然ふっと蘇ると、とても嬉しくなったり、今まで忘れていたことを切なく思ったり。クスッと笑えて何だか温かい気持ちにもなる。まるでこの本のように。
しんどい時に空を見上げると、いつのことかも曖昧なくらい、今まで忘れていたようなことを思い出して、ちょっと笑えたりする。
全ては日常の連続で、ほんの少しずつ掬って救われて。
人生はいい時も凄くいい時も、悪い時も凄く悪い時もある。その一瞬一瞬に振り回されてしまったりするけど、長い目でみるとグラデーションになっていて、それが人生の醍醐味であると新たな価値観を発見できました。