燃え殻のレビュー一覧

  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    本タイトル、表紙、抜け感、ワード、ボリュームなどなど
    全部センスの塊
    いい意味で後に引かないのでまた忘れて読みたくなるようなそんな作品

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    2025年07月27日
  • 明けないで夜

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    燃え殻さんの日常と、過去と現在が綴られていた。書くことを仕事にした苦労と、日常に少し疲れてしまっているところ。過去に出会った人のことを思い出しながら、夢を見たり、晩酌をしたり、半チャーハンと餃子を食べたり。あまりにも人間味があって、愛おしくなる。時間にルーズな国と東京の息苦しさを綴った「いつかインドのどこかの駅で」と束の間の再会をする女性のことを思い出す「雨宿りをするふたり」心を病んでしまった知人の男性の話「今日は疲れた。いい意味だけど」。「死にたい」が口癖のイラストレーターのお話「ではでは明日も生きましょう」が好き。自分の懐に出たり入ったりする人間模様や、土地、仕事など、慌ただしい日々を自分

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    2025年07月26日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    153 ページが特に好きで何度も読み返しました。こういう心が動く瞬間があるかないか、これは後に人生を左右するような瞬間に繋がることがあると思います。こんな瞬間を大切に見逃さず抱えていきたい。

    うれしい時に、かなしい気持ちになる。
    本当のさよならはさよならを言わない。

    出会いもあれば別れもあるなんてよくいうけど儚いかなそれも事実だけど、大切に大切にしていきたいな

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    2025年07月19日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    相変わらずのふわふわした文章の中に、ちょこと引っかかりをもったエピソードがたまらなく良い。

    人は成功するためにいきてるんしわゃないんだよ。納得するために生きてるんだよ。
    何度か作品に登場するイラストレーターの女性。
    ミートソースパスタ。
    迂闊に行動できる人にしか成功は生まれない。
    生きていく恥ずかしさや痛いところを、暗くなく明るくなく漂う文章をまた読みたくなってしまう。

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    2025年07月11日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    恋愛小説読んどこと無かったが、最高にエモい。
    ショートショートくらい短い恋愛小説。各章タイトルがオザケンの曲なのが気になったが、やっぱりオザケンファン。渋谷系や90年代当時のサブカル的なものが盛り込まれていて、渋谷系文学って感じ。関係の無いオムニバスかと思えば、20年にも渡って続く長い恋愛物語だと気づく。

    固有名詞多めで、余計な駄文は無く、まるでその時代を追体験しているかのように入り込める。まるで誰かの古い日記を読んでいるようなリアルな没入感があって寝る前に読み進めるのに最高。

    すべてが懐かしく、その懐かしさに閉じ込められた思い出をふり返り、今日が過去になっていくことを身に染みながら生きて

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    2025年06月21日
  • 明けないで夜

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    相変わらず身を削って作品を書き上げている燃え殻氏の本は面白い。
    足裏マッサージ、眉毛の円形脱毛症、出会いより多い別れはないby富士そば、ラーメンと半チャーハン、いいカフェ見つけたんですよ、昇龍、30時間と中央亭。
    だらしない彼の生き方をそのまま受け入れてしまえるのは、人間に根源的にある欲や無精に共感するからだろう。
    まさに「あーこれだ。」

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    2025年06月21日
  • 明けないで夜

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    恥をかきたくないとか、うまくいかなかったとか、本当はどっちでも良かった。生きて、自分がやるべきことができていたらそれで十分幸せだから。

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    2025年06月11日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    読み始めからかなり好き
    読み終わってもかなり好き、読み進めていくにつれどんどんこの本すごい!の感動が深まっていた

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    2025年06月08日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    どのエピソードも素敵であっという間に読み終わった。「人生は何度かはやり直せる」「母の涙」「褒められて伸びるタイプです」が特に好き!

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    2025年06月01日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    ラジオは聴けていませんが、とっても良かった
    燃え殻さんも二村さんも優しい話をしたり言葉を言ってる訳じゃないだけど、優しい人、、
    途中途中、心がグッと苦しくなった。
    最初に載ってる2人の写真が
    深夜、と言う雰囲気と人柄が出ている感じでとても良い

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    2025年05月27日
  • ブルー ハワイ

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    人間って、過去を生きる人、今を生きる人、未来を生きる人に分かれるんじゃないかと最近思う。
    過去、現在、未来のどれに重点を置いているか、という事なんだけど、燃え殻さんは過去なんじゃないかなぁ。
    今まで体験してきた事、感じた事、消化しきれていない感情、心に留まっているセリフなんかが今の燃え殻さんを形作っていて、原動力にも、これからの指針にもなっている。
    そんな勝手なイメージ。

    特に好きだったのは「はい、百九十万円」「毎回同じで飽きませんか?」「僕たちには僕たちのルールがあった」の3つ。

    最近燃え殻さんばっかり読んでる。
    2025年は燃え殻year。

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    2025年05月26日
  • 明けないで夜

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    本当に燃え殻さんのエッセイはおもしろい。誰もが体験するような日常のお話しでも、それを敢えて文章にする人が少ないからなのか、「あるある」「わかる」と共感でき、身近に、リアルに感じられる。居酒屋でたまたま隣に座った人と会話をしているような感覚。
    日常の、小さすぎてすぐ忘れ去ってしまうような、でもクスッと笑える出来事が鮮やかな文章にされていて、時間を忘れて読んだ。
    カフェタイム、夜のリラックスタイムに美味しい飲み物やお菓子と一緒にこのエッセイを読むことが至福だと感じる。

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    2025年05月23日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    燃え殻さんの家族が出てくる話が特に好きで、「母の涙」は読んだら切なく苦しくなるくせにすでに何度も読み返した。

    褒めまくるおばあちゃんの話も好き。燃え殻さんの子供の頃や若い頃の話を読んでいると、決して幸せとは言いづらいエピソードも沢山あるのに、こういう素敵な人がすぐそばにいたから、なんとなく全体がふわっと幸せに感じるのかなぁと思う。

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    2025年05月17日
  • 明けないで夜

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    ネタバレ

    また素晴らしい作品に出会ってしまった。大好きな燃え殻さん、読むたびに日頃感じられない感情にさせてくれる。沼津の餃子、食べに行きたい!
    話に出てきた杉咲花の撮休をすぐに視聴。日常の何気ない幸福の一コマをそっと流してくれるような温かい作品だった。映像も綺麗で良かった。主題歌も好きなバンドで嬉しかった。憂鬱な朝の通勤路が、早起きをしてあてもなく出かける休日のような気分になった。ありがとうございます。

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    2025年05月16日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。ただ有り余る時間だけはあった。
    もしかしてその状態を、人は「青春」と呼ぶのかもしれない。

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    2025年05月16日
  • 明けないで夜

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    人の気持ちは理解できない冷たい人間なんだ、と私は私自身のことを思っていたけれども、定期的にエッセイを読んで共感することが好きだし、それによって自分はまだ人の気持ちを理解したいと思っているんだと思えることができる。

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    2025年05月12日
  • ブルー ハワイ

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    ネタバレ

    私が今読み進めた中で1番好きだったのは
    人間関係の果の果ての姿っていうやつ。
    燃え殻さんの私と同じ時代に考えていたこと、
    "僕はまだこれから何にでもなれると自分自身を買い被っていた時期だった。"
    私がまさにそう思っていると思う。現在進行形で。
    歳を取ってもきっと私は何も変わらないし、
    何にもなれないと思う。海外で生活することだってないだろうし企業して社長になることだってないだろうね。
    でもどこかで自分にもどこかの成功者みたいな
    事が未来に起きるだろう、だから今その為に努力しなければならないと、と言うようなことを考えていたと思う。実際のところ、私は変わらずこんなんやと思う。そ

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    2025年05月11日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    読み終わったのは結構前だけど、頭の片隅からこの小説のエッセンスのような物がずっと消えて無くならない。
    そういう本は年に数冊ぐらいあって、私の人生を彩ってくれている。

    Audibleでの二村ヒトシさんとの対談を聴いて、この作品がより好きな作品になった。

    読みながら「エモい」っていうキーワードはずっと浮かんでいて。
    だけどこの本の素敵さを「エモい」の一言では終わらせたくない自分もいる。
    似たような本は読んだことがある気がするのに、なぜこんなに心に留まるんだろうと考えていたけど、対談で燃え殻さん自身が「エモい」を書こうとして書いたわけじゃないというのを聞いて腑に落ちた。

    「この表現エモいでしょ

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    2025年04月13日
  • 明けないで夜

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    レビューは他の作品を先に書いたけど、燃え殻さんの本を読んだのはこの「明けないで夜」が初めて。
    「どんな予定もうっすら行きたくない」人のことなんて好きになるしかない。笑

    「母にとっての人生初のライブ体験」
    「今日は疲れた。いい意味だけど」
    と、日記が特に好き。

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    2025年04月05日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    作者の燃え殻さんと世代も生まれ育った街もほぼ同じ自分としてはなんだか自分の人生や思い出とシンクロする部分が多くて共感の嵐だった。
    そうだよなぁそんな時代を生きてきたんだよなぁって思ってなんだかせつなくなった。
    文庫化するにあたって無くなったエピソードとかもあるらしいけどそっちも読んでみたくなった。

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    2025年03月27日