燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラジオ番組やTwitterからおしゃれ文筆家界隈の人だと思っていた燃え殻さんの処女作をやっと読みました。燃え殻さんは私より少し歳上だけど、燃え殻さんが今の私と同じ40代の頃書いた作品で40代から若かった時代を振り返っていたから、共感するところも多かったです。私のはこんな甘酸っぱい思い出ではないけど
自分より好きになった人なんて言えることがうらやましい。20年前の私だったら結婚していた相手のことをそう言った可能性もあるけど、離婚して6年が経過した今、ユニクロで買ったネルシャツの肘がビリビリに破れたものを着ているおじさんを見て、未だ絶望を重ねている。
これから恋人を作りたいけど、自分は自分の足で -
Posted by ブクログ
燃え殻さんのエッセイは本当に癖になる。
今時の言葉でいうと「エモい」エッセイなのかな。
彼とお母さんの病室でのやり取りや、元彼女とおじいちゃんのエピソードの連想、芝犬ジョンのこと、不登校の友人がベランダであげた花火、どれもこれもが緩慢な動きをするシャボン玉に一つ一つに取り込められて、読者の頭の中でふわふわと浮遊している感覚になる。
また、俵万智さんの解説が素晴らしい。
誰かに「燃え殻さんのエッセイってどんな感じ?」と聞かれてもね、本当に説明しにくいんですよ。
俵万智さんも解説序盤でそんな感じで仰っていたのだが、やはり言葉のプロ。彼のエッセイがなぜ読者をジワらせるのかを、分かりやすく言語化し -
Posted by ブクログ
ネタバレ燃え殻さんの半私小説的な青春のお話。
普段、恋愛小説はあまり読まないんだけど夢中で読んだ。
感情を揺さぶる説明のつかない何か。何だろう。
理屈っぽい彼女が燃え殻さんに似合うなぁ。
仲屋むげん堂。懐かしいなあ。
クリスマスイブの夜にボロボロになってバイクを走らせる(燃え殻さんらしき)主人公。抱きしめたい。たまらない。
何というか、燃え殻さんは思い出が美しいのか、もしくは思い出を美しく言葉で紡ぐのがすごいなあと思った。
読みながら自分の二十代は、と思い出そうとして何度も打ち消した。恥の多い生涯すぎる。
「ありがとう。さよなら」
もう何ともたまらずせつなすぎる。
疑似体験なのか再体験なのかわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ二人のやり取りが微笑ましいし面白い。
二村さんの子どもっぽさと包容力と、燃え殻さんの弱そうで強いところと。
燃え殻さん、制作会社時代に朝からワイン500ml1パック一気飲みして毎日出社して、あげく鬱とパニック症と腎炎で入院してたとは。
この人の文字が心に入ってくるのは、こういう命を削ってた背景もあるからなのかな。
二村さんの、いちばんいい依存は筋トレじゃないか、に確かにと思った。あれが苦痛じゃない人たちうらやましい。
燃え殻さん、自分のことを普通以下だとか、ダメだと言えば言うほど魅力を感じる。さらけ出す素直さが人を惹きつけるのかな。
あとがきで、二村さんの燃え殻さんに対するオキシトシン