燃え殻のレビュー一覧

  • この味もまたいつか恋しくなる

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    【感想】
    大好きな燃え殻さんのエッセイ新作。
    今作は食と共に色々な人とのやりとりが掲載されており、燃え殻さんらしい心にスッと入り込んでくるエッセイ集で、心が疲れた時に読む一冊がまた増えた。
    『会おうか』や『美味しいと彼女は言った』で描かれる関係性がとても好きで、白黒をつけたがる今の風潮の中で、グレーな関係や説明ができない関係が人には必要なんだろうなと本当に感じる。

    【あらすじ】
    いつかのあの人を思い出す“恋しくなる味”がテーマ
    本作は、ある料理やお酒を口にするとき、ふと思い出してしまう“あの日、あの人”を描いたエッセイ。さまざまなメニューにまつわる味の記憶と、その食べ物から思い出される人との

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    2025年09月21日
  • 明けないで夜

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     読んでいて凄く心が軽くなるようなエッセイだった、「絶対的な安心感」が詰まったと帯に書いてあるがまさにそうだと思う。

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    2025年09月14日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    サラッとしていて読みやすかった。
    いわゆるあるあるではないけど、根底ではみんなどこかで感じている部分が明確になる感じ。

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    2025年09月05日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    大好きな燃え殻さんのエッセイ。今回もとても良かった。
    食に絡めて色々な過去を回想する。あーその感情...うんうん...いいなとなる。読みながら自分の思い出の味も思い出して温かい気持ちになった。

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    2025年09月03日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    燃え殻さんの「食」をテーマにしたエッセイ。

    「食」をテーマと言っても、「食べ物のメニュー」に
    ちなんで思い出すエトセトラが綴られているので、
    仕事や家族や友人、恋人や、それ未満などなど、
    様々なお話が詰まっている。
    どのお話も、ラストはちょっぴり切なかったり、笑えたり、希望が持てたり・・・と余韻がほどよく温かい。

    同世代なので、感覚がとても近いのも、しっくりくる要素かもしれない。
    肩の力を抜いて、友人と語り合っているような空気感が心地よくて、あっという間に読み終えてしまった。

    でも、不思議とジーンとくる言葉もあったりして、やっぱり好きだなぁと思う。

    以下、印象に残ったフレーズを幾つかご

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    2025年08月27日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    ネタバレ

    料理にまつわる思い出を綴ったエッセイ。

    特に子どもの頃の話が心に残った。

    手間暇かけて作ったキーマカレーの皿を落として床にぶちまけてしまい、無言で怒る母の姿。
    著者と妹だけで留守番中に起きた、切ない出来事。そして現在の母に対して抱く想い。
    おねしょを治すためのおまじないを教えてくれた駄菓子屋のおじさん。
    必ず大げさに褒めてくれるおばあちゃん。

    その時は切なく悲しい思いをしたとしても、いつかは懐かしさと共に思い出せる日がくる。
    だから大丈夫。
    そんな優しさに満ちたエッセイだった。

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    2025年08月25日
  • 愛と忘却の日々

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    無口でも本が好きな人って、実は人間のことが好きなんだけど、実際の人付き合いはやっぱり苦手だったりする。
    この作家さんは不器用さもありつつ、人間に愛される何かの力があるから、憧れるようで、全くこんな生き方はできないなと思った。厳しいテレビの世界で培った人間性もあるのかもしれない。
    40過ぎたあたりから変わるのかな。
    生き方が羨ましい。

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    2025年08月21日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    鮮明に描写が浮かんでくる文章に、あっという間に引き込まれた。
    思い当たる感情に、胸がギュッとなり、また解放される繰り返し…余韻がすごい。
    あの頃を鮮明に思い出したい時に読みたい一冊。

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    2025年08月13日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    夏のひとときの出会いで主人公のこれからの人生は変わるのか分からない。でも良い出会いであったことは変わりない。

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    2025年08月11日
  • すべて忘れてしまうから

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    燃え殻さんの本、初めて読んだ。
    クスッと笑えたり、じーんとしたり、一つ一つの話の読後感が良く少し背中を押してくれるように感じる。

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    2025年08月10日
  • ブルー ハワイ

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    ネタバレ

    もう戻れない日々をただぼんやりと思い出すとき、「俺は生きてる〜」とうっすらとだが噛みしめる。(P、155)

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    2025年08月06日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    料理にまつわるエピソード。料理とセットでふと思い出すあれこれ。燃え殻さんの文章を読んでいると良い出来事も微妙な出来事もクスッと笑える優しくて懐かしい思い出として蘇るのが素敵だな。

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    2025年08月04日
  • ブルー ハワイ

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    作者の記憶の引き出しの多さに感心させられる。日常の些細な機微を捉えて記憶に落とし込む能力は、長年物書きとしてアウトプットし続けている賜物なんだろうな。自分も小学生くらいまでは先生や友達のの一挙手一投足、くだらないことも覚えられていたのに。その分嫌なことも忘れられないけど、濃い人生を歩める気がして羨ましい。燃え殻さん他のエッセイも読んでみたいな。

    『結果と事実だけを求めるなら、たしかなのは、僕たちはみんな死ぬということだけだ。僕たちの人生は光と影の連続で、その醍醐味は日々のグラデーションの中にあるはずだ。」

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    2025年07月19日
  • 明けないで夜

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    オーディブルで。
    初の燃え殻だけど、随所随所、わかるよーってエッセイだった。
    だけど数日かけて聞いたから、内容はすっかり忘れてしまった。なんとなく、心に残った気がする事だけは確かなのだけど。
    ちょっと心が荒れてる時、読んだら癒されるかも。

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    2025年07月14日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    さくさく読めて楽しい本だった。クスッと笑えるんだけど、時たま著者のクズっぷり(他の人との予定があるのに、わざとすっぽかして小旅行に出かけちゃうとか)にイライラもした。その後の章で、「締め切りは大切だ」みたいな話をされても説得力ないな‥と正直思った。でもまあ全体的には面白かった。「人間の取り扱い説明書」が一番すき。

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    2025年07月11日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    生きてるうちに出来た無数の傷みたいな思い出たち。あの日感じた痛みはだいぶ薄れたけど、ふいに思い出して、その傷跡をそっとなぞり懐かしむ。寂しげで優しい燃え殻さんの文章を読んでいると、自分の痛々しい過去も少しだけ愛しく思えて安心した。

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    2025年07月01日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    なんでこんな機微が表現出来るのか
    お母さんの話はどれも涙。。。
    にしても燃え殻さんの女性遍歴多いなー笑

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    2025年06月27日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    燃え殻さんのエッセイは心地いい。

    今回は味と記憶のお話。
    どのエピソードにも優しさと寂しさが共存していて切ない気持ちになる。

    特に刺さったのは
    「読まれたい日記」
    「有名になってどうするの?」
    「母の涙」
    刹那的な生き様に胸が締め付けられた。

    燃え殻さんと殆ど共通点がない私だが、サッポロ一番塩らーめんを作る時、途中で卵を入れて半熟にするのは一緒。
    今度から卵を割り入れる度に思い出しそう。

    燃え殻さんの作品を読むと、何気ない日常の大切さに改めて気付かされる。

    今はもう口にする事が出来ない亡き父の手料理を思い出し胸が一杯になった。

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    2025年06月20日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    燃え殻さんのエッセイが面白い。読み出したら止まらない感じが良い。いい感じに力が抜けていて、それでいて常識的な感覚を持っているエッセイだと思う。今回のエッセイでは、初めてのファンレターが届くところが特に良かった。続編もぜひ読みたい。

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    2025年06月03日
  • 明けないで夜

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    はじめての燃え殻さん。エッセイ。
    文章にお人柄が見え隠れしていて、とても好感が持てました。他の本も読みたい!

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    2025年05月31日