燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【感想】
大好きな燃え殻さんのエッセイ新作。
今作は食と共に色々な人とのやりとりが掲載されており、燃え殻さんらしい心にスッと入り込んでくるエッセイ集で、心が疲れた時に読む一冊がまた増えた。
『会おうか』や『美味しいと彼女は言った』で描かれる関係性がとても好きで、白黒をつけたがる今の風潮の中で、グレーな関係や説明ができない関係が人には必要なんだろうなと本当に感じる。
【あらすじ】
いつかのあの人を思い出す“恋しくなる味”がテーマ
本作は、ある料理やお酒を口にするとき、ふと思い出してしまう“あの日、あの人”を描いたエッセイ。さまざまなメニューにまつわる味の記憶と、その食べ物から思い出される人との -
Posted by ブクログ
燃え殻さんの「食」をテーマにしたエッセイ。
「食」をテーマと言っても、「食べ物のメニュー」に
ちなんで思い出すエトセトラが綴られているので、
仕事や家族や友人、恋人や、それ未満などなど、
様々なお話が詰まっている。
どのお話も、ラストはちょっぴり切なかったり、笑えたり、希望が持てたり・・・と余韻がほどよく温かい。
同世代なので、感覚がとても近いのも、しっくりくる要素かもしれない。
肩の力を抜いて、友人と語り合っているような空気感が心地よくて、あっという間に読み終えてしまった。
でも、不思議とジーンとくる言葉もあったりして、やっぱり好きだなぁと思う。
以下、印象に残ったフレーズを幾つかご