燃え殻のレビュー一覧

  • 明けないで夜

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    日常の隙間に潜む孤独や喪失感を丁寧に掬い上げた作品。
    静かでありながら心に深く響く文章が、記憶や感情をそっと揺さぶった。
    人生の儚さや美しさが滲み出ており、読後にはどこか切なくも温かい余韻が残った。

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    2025年03月05日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    生きてるだけで、少しずつ摩耗していくものたち__それは目に見えなくて、誰かに話すことも難しくて、自分でもよく分からなかったりする。
    あ〜、疲れたなって時に燃え殻さんのエッセイはちょうど良いのです。私だけじゃないんだって安心感をくれるから。

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    2025年03月05日
  • 明けないで夜

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    燃え殻さんのエッセイ、やっぱり面白いなあ。
    最初の章の"どんな予定もうっすら行きたくない"って、すごく共感してしまった!
    わかる、わかるよ!燃え殻さん!!
    かゆいところに手が届くというのか、言葉にうまくできない事柄を書き表してくれていて、そうそうそれそれーってなるポイントがたくさんありました。

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    2025年02月23日
  • 明けないで夜

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    ネタバレ

    【どんな予定もうっすら行きたくない】に、強烈に共感した。本当に分かる。本文中の、「一番穏やかになれる瞬間は、「明日なにもない」ということが確定している夜に、ベッドに入って眠りにつくときだ。」を読んだとき、自分と同じ人がいるんだと、おかしな事ではないんだと思えて、救われたような気持ちになった。かと言って、1ヶ月のカレンダーが真っ白だと、それはそれで焦ったりするから不思議だなと思う。

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    2025年02月12日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    読み終わって2日くらい経つけど、解説の通りあんまり覚えていない。けど読んでる中でちょっと漂う陰気さ?(作家さんもやっぱり1人の人間なんだなあと当たり前だけど感じる)、あとは脱力感、男女の話が絡むとエモーショナルな感じがあったなという読後感がふわふわ残る感じ。

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    2025年02月11日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    お初の、燃え殻さん。
    男性だったんだ!しかも、なぜか『もえかす』
    さんだと思っていた。
    ので、いろんな勘違いが訂正されました笑笑
    解説を書いた大槻さんも同じようなことを言ってて面白かった。

    最近人間関係でモヤついてたので、
    巷でよくあるシーンから、燃え殻さんにしかないんじゃないかな?!という特殊なシーンでの、もやもやへのツッコミが爽快で。笑笑

    読んで少しスッキリしたかも。

    挿絵?が漫画なのも珍しい。

    横浜市出身と、親近感が湧いて、
    坂だらけの中学のエリア、うーん、◯区かなとか思っちゃいました。横浜は坂だらけのなので特定はできないけれど笑

    『ボクたちはみんな大人になれなかった』
    はNe

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    2025年02月09日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    1999年世界が終わると予言されていたあの頃__人生でたった1人自分よりも好きになった恋人と一緒にいた。過去にするにはまだ鮮明すぎる光景たち。恋愛の幸福感、切なさがリアルで読み手は自分の過去を思い出してしまうだろう。

    SNSという存在が私たちに過去を思い起こさせ、忘れさせてくれない。そこにも共感した。

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    2025年02月02日
  • 愛と忘却の日々

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    久々に著者のエッセイ。
    期待通りの共感と笑いと感動。
    いつも心を楽にしてくれる。

    似ているもののチョイスが絶妙。
    思い浮かべニヤニヤしてしまう。

    人間や生き物に対する視線がやさしい。
    ときにきびしい。

    同世代として生き方に勇気をもらえる。

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    2025年01月26日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)

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    映画版は何度か観ていたけど、原作は読んでいなかったので読んでみた。
    当たり前だけど概ね同じストーリーなのだが、細かいところが微妙に違ったりした。何となくだけど、こちらの方がのめり込めた。
    文庫版の付録になっている相澤いくえの漫画、あいみょんのエッセイ、兵庫慎司のあとがきがどれも素晴らしい。必読。

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    2025年01月24日
  • ブルー ハワイ

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    燃え殻さん好きだな〜

    さくさく読み進められるくらい日常的なのに
    こんなに非日常みたいに鮮やかに表現できるの…
    すごい…

    すきなお話は
    常連認定されると、行くお店を変える
    という内容のもの。
    わたしは常連認定されたい派だけど
    認定されたくない気持ちも
    このお話を読んでなんとなくわかった。

    このワードセンス…手に入れたいな…

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    2025年01月22日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「ボクたちはみんな大人になれなかった」より好きな作品だった。あぁ、取り残されてしまったなぁと思った終盤、胸が苦しくなって泣きたくなった。主人公にとって忘れられない、ただの夏

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    2025年01月21日
  • 愛と忘却の日々

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    いつも構えずにゆったりとした気持ちで読めるのが燃え殻さんの本。そんな中で、自分の気持ちが楽になっていったり、時々ハッとせられたりする事もある。そしてまた新刊がでると必ず手に取ってしまう不思議な本。

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    2025年01月06日
  • 愛と忘却の日々

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    どんなに気忙しい日々でも、燃え殻さんのエッセイを読むと妙に心が落ち着く。

    ページを開いて最初に目に入る目次。
    各話のタイトルを眺めているだけで心躍る。
    これはズルい。
    すぐにでも読みたくなるタイトルのオンパレード。

    クスっと笑える話もあれば心打たれるエピソードもあって、そのたびに好きが増していく。

    難しい言葉は使われていない。
    遠い世界の話のようで、身近に感じる部分もあり、その塩梅がとても心地良い。

    全編良かったが、最も心に刺さったのは「人って、なんのために生きているんすか?」

    このエピソードだけで読んで良かったと思える。

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    2024年12月29日
  • 明けないで夜

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    『明けないで夜』のタイトル通り、夜に読みたい本だと思う。夜と朝の間みたいな。

    「ではでは明日も行きましょう」がなんか好き。
    ふっと浮かんで消える話の余韻が心地よい。

    燃え殻さんのエッセイいろいろ読んだけど、つくづく「去る者は追わず来る者は拒まず」な人だなぁ。

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    2024年12月26日
  • 愛と忘却の日々

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    寝る前に少しずつ読んでいたエッセイ。
    ジーンとしたり、なるほどと思ったり、共感できたりのなかに笑いがあったり愛があったりする。
    「今年、うかつに五十歳になる」とか「ゴダールとトリュフォー、そして映画史について(仮)」が、妙に可笑しさもありながらなんでもないことでもある。
    なんでもないことなのに何かを感じてしまう…という説明のつかない感覚。
    これは以前、TVドラマ化された阿部寛主演の『すべて忘れてしまうから』でも感じたなぁ。


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    2024年12月16日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    2021年初版。著者の作品は3冊目です。全てエッセイです。読んでいて楽な気分になります。だらしない自分を肯定してくれるような、安心感があります。それと挿絵と写真が、とても好きです。

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    2024年11月29日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    こう言う本は読んだ後に自分が経験したかのように取り戻せない思い出に思いを馳せて切なくなるけど好きだな〜(自分的に陳腐な恋愛よりこう言う思い出の方が好き)
    バカ暑くて嫌になっちゃう夏だけど、そう言う思い出って夏に多い気がするのはなんでだろう

    後から振り返って切な苦しくなる思い出って経験したからこそ分かることもあるんだろうなと思う

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    2024年11月17日
  • すべて忘れてしまうから

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    ココロをわずらうと、周りの風景(現実/心象)の見え方がガラリと変わるように思います。燃え殻氏の目で見て、燃え殻氏の言葉で語られる世の中は、私にとってはとても温かいものでした。苦(にが)くて、情けなくて、でも笑える。とりあえず、明日一日は生きてみようかな。──毎日、それを繰り返して“ボチボチ”生きてみよう。

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    2024年11月11日
  • ブルー ハワイ

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     ほぼ全てのお話しにオチがあって面白く、どんどん読める。そんななかでも「僕たちには僕たちのルールがあった」が深くてすきだった。

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    2024年11月03日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    夏に生まれる出会いと別れ。夏の終わりと喪失感がリンクしている。流れるように滑らかで読みやすい文章。おそらく燃え殻さん自身の経験もまじえた私小説的な側面もあるんだろうけど、どちらとも取れる曖昧さが良い。「ヒマそうに見えるってのは一種の才能だよ」は心に留めて置きたい言葉。定期的に読み返したくなる一冊。

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    2024年09月05日