燃え殻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『あのさ、やっぱり今日の夜さ---』
前作『ボクたちはみんな大人になれなかった』と同様に、なんか鼻の奥にツンと感じるようなノスタルジックさ。
あぁー、エモいなー。
きっと主人公にとっても、この過ぎ去っていった夏は、在りし日のセピア色に焼けた思い出として、先の未来でもふとした時に回想していくのだろうな。
それが自分にとって『これはただの夏』だと、言い聞かせたとしても。
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その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした……。
「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のま -
Posted by ブクログ
本屋でなんとなく目に入りなんとなくページをパラパラとめくってみると、各エッセイのタイトルたちにとても心を惹かれて購入。(「おっぱい、足りてる?」「エッチ妄想の交換日記をしませんか?」など、ほほ〜面白そうだぞと直感で)
燃え殻さんのことは今まで存じ上げなかったのだが、感性がとても似ているというか共感できて、またひとり好きな作家さんを見つけることができて嬉しかった!
ひとつひとつのエッセイは短いのだが、ふふっと笑ってしまうもの、ウォッと考えさせられるもの、ちょっと切なくなるもの、どれも色んな感情になって読んでいて楽しかった。
ちょっとした言葉の言い回しとかがすごくツボだった。 -
Posted by ブクログ
ドラマ化もされた燃え殻さんのエッセイ「全て忘れてしまうから」の続編となる本作。
基本的には燃えさんの日常と絡めて描かれるエッセイなのですが、そこに時間軸は合ってないようなものです。過去や現在(数年間)を思い返し、繋げてエッセイとしてまとめられています。
どこかドラマ的で情景を思い出せるようにも思いつつ、脚色しすぎで恥ずかしくなるような気持ちになったり。(脚色などしてないのかもしれませんが)
一つ一つの出来事が美しく、面白くまとめられています。
一つの記事が2000文字程度なので集中しなくても読めるので久々の読書の方にもおすすめです。
私も33歳になり "この間”という言葉は先日 -
Posted by ブクログ
とてもとてもとても良かった。
読み終わってしまうのが勿体無くて、本を閉じたり、ちびちび読み進めたり。
クスクス笑えたり、心の痛いところをトン、と刺激されたり(上手く言えないがグサッではないのだ)。
燃え殻さんの文章と、長尾謙一郎さんのイラストが造る世界観がたまらなく美しい。
「すべて忘れてしまうから」と合わせて、大好きな本になった。
燃え殻さんの作品を読む度に「エモい」とはこの事か、と思う。
何でもかんでもエモいで纏める風潮は好きでは無いのだけど、燃え殻さんはエモい。
「エモ…(放心)」「エッモ…(絶句)」「エモ!!!(荒)」の繰り返し。語彙喪失。
読み終わった後の余韻もエモい。エモいに浸っ -
Posted by ブクログ
燃え殻さんのエッセイは、ドラマチックだったり、そうでなかったり。頭ごなしに否定をせず、包み込んでくれる優しい文体。諦めてきたことが多いからこそ滲み出るわき道の面白さも教えてくれる。僕も自分にとっての「エクレア詰め」や「チャイナドレス」を探したいです。
◾️好きな言葉
人は何かしら得意なことがある、と言っていたのは高校時代の担任教師だった気がする。(中略)ただそれが金儲けに直結することなのか、日頃全く役に立たないことなのか、犯罪になりそうなことなのかは、自分では選べない節がある。(中略)僕にとっての「エクレア詰め」や「チャイナドレス」は何だろうか。きっとそれは彼らのように突然にして否応なく気づ