燃え殻のレビュー一覧

  • 愛と忘却の日々

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    燃え殻さんの文章って、なんかこう毎日ちびちび浴びたい(読みたい)エッセイなんだよな。おもしろかった、読み終わってしまった…!

    肩肘張らない脱力感っていうのかな。

    大橋裕之さんの漫画とイラスト、燃え殻さんの文章に合ってて、よかったー!

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    2024年11月28日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    『あのさ、やっぱり今日の夜さ---』



    前作『ボクたちはみんな大人になれなかった』と同様に、なんか鼻の奥にツンと感じるようなノスタルジックさ。
    あぁー、エモいなー。

    きっと主人公にとっても、この過ぎ去っていった夏は、在りし日のセピア色に焼けた思い出として、先の未来でもふとした時に回想していくのだろうな。

    それが自分にとって『これはただの夏』だと、言い聞かせたとしても。
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    その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした……。

    「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のまま、テレビ制作会社の仕事に忙殺されながら生きてきてしまった「ボク」。
    取引先の披露宴で知り合った女性と語り合い、唯一、まともにつきあえるテレビ局のディレクターにステージ4の末期癌が見つかる。
    そして、マンションのエントランスで別冊マーガレットを独り読んでいた小学生の明菜と会話を交わすうち、ひょんなことから面倒をみることに。

    ボクだけでなく、ボクのまわりの人たちもまた何者かになれず、何者かになることを強要されていたのかもしれない……。

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    2024年11月27日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    子供と大人、発注元と下請け、風俗嬢と客、それぞれ関係が規定された中での親交だから、一線を越えることがない停滞感がある。でも、一線は越えないまでにしても線の上を踏んでいるような曖昧な関係性が甘美だなとおもった。お店でゆかとボクが笑い合っているシーンにどきどきした。恋っていいな、とおもった。

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    2024年11月24日
  • 愛と忘却の日々

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    ずっと思い出しもしなかったのにふとしたきっかけがトリガーとなって記憶が蘇ることがある。そしてまたすぐに忘れる。そんな一瞬で湧き上がった感情を逃さず捉えているエッセイ。思い出しては再び過ぎ去っていく記憶。燃え殻さんのエッセイを読むと色んなことを思い出す。そして街に出たくなる。

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    2024年11月02日
  • 愛と忘却の日々

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    本屋でなんとなく目に入りなんとなくページをパラパラとめくってみると、各エッセイのタイトルたちにとても心を惹かれて購入。(「おっぱい、足りてる?」「エッチ妄想の交換日記をしませんか?」など、ほほ〜面白そうだぞと直感で)

    燃え殻さんのことは今まで存じ上げなかったのだが、感性がとても似ているというか共感できて、またひとり好きな作家さんを見つけることができて嬉しかった!

    ひとつひとつのエッセイは短いのだが、ふふっと笑ってしまうもの、ウォッと考えさせられるもの、ちょっと切なくなるもの、どれも色んな感情になって読んでいて楽しかった。

    ちょっとした言葉の言い回しとかがすごくツボだった。

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    2024年10月21日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    「日常生活は、基本的に大事件は起こらない。
    盛大なオチとも無縁だ。
    だからといって、日常がつまらないわけではない。
    過去に逮捕歴はない。過去に何らかの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけじゃない。
    僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな
    思い出の集合体でできている」

    一気読み、でした!

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    2024年10月06日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    2冊目の燃え殻さん。
    燃え殻さんの小説はゆっくり読みたいと思うのに、今のこの感覚をもう少し味わいたいと思っているのに、読み進めてしまう。読み終わってしまう。

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    2024年10月05日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    最初の一文から惹き込まれた。簡潔な文章でサクサクと読める。ユーモアがあるのに全体的に切なさが漂う。切なくて悲しいけど悲しいだけじゃない不思議な雰囲気のある物語だと思う。

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    2024年09月11日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    これはただの夏の日の出来事。
    ほんの数日間の話なのに、ほんの数日間だからなのか、あの人もあの子もどこでなにしてるんだろう?ってふと思い出してしまいそうな、そんな感じ。
    夏って暑くなって暑さの中で何もかもがのぼせたように過ぎていって、夏が終わるとき嬉しいんだけど寂しい気がする。

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    2024年09月08日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    ドラマ化もされた燃え殻さんのエッセイ「全て忘れてしまうから」の続編となる本作。

    基本的には燃えさんの日常と絡めて描かれるエッセイなのですが、そこに時間軸は合ってないようなものです。過去や現在(数年間)を思い返し、繋げてエッセイとしてまとめられています。

    どこかドラマ的で情景を思い出せるようにも思いつつ、脚色しすぎで恥ずかしくなるような気持ちになったり。(脚色などしてないのかもしれませんが)
    一つ一つの出来事が美しく、面白くまとめられています。
    一つの記事が2000文字程度なので集中しなくても読めるので久々の読書の方にもおすすめです。

    私も33歳になり "この間”という言葉は先日や先週などではなく、いつの間にか数年前をさす言葉になっていました。
    ただ、この作品を読むと自分の中に溜まっていた物語が少しづつ繋がっていくような気持ちになり、歳をとるのも捨てたものではないな、なんて思わせてくれました。

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    2024年02月25日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。
    ただ、有り余る時間だけはあった。
    もしかしてその状態を、人は
    「青春」と呼ぶのかもしれない。

    全く同じ「青春」が私にもあったと思い出した。

    途中まで読んでて、前作の方が好きかなーと思っていたら、最後の「夢に迷ってタクシーを呼んだ」で逆転した。
    2021年の燃え殻さん、私は2023年の10月のある日の夜、お風呂で、この本を読み終えました。
    この本の中の燃え殻さんよりは、風通しの良い世の中になりましたよ。

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    2023年10月10日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    とてもとてもとても良かった。
    読み終わってしまうのが勿体無くて、本を閉じたり、ちびちび読み進めたり。
    クスクス笑えたり、心の痛いところをトン、と刺激されたり(上手く言えないがグサッではないのだ)。
    燃え殻さんの文章と、長尾謙一郎さんのイラストが造る世界観がたまらなく美しい。
    「すべて忘れてしまうから」と合わせて、大好きな本になった。

    燃え殻さんの作品を読む度に「エモい」とはこの事か、と思う。
    何でもかんでもエモいで纏める風潮は好きでは無いのだけど、燃え殻さんはエモい。
    「エモ…(放心)」「エッモ…(絶句)」「エモ!!!(荒)」の繰り返し。語彙喪失。
    読み終わった後の余韻もエモい。エモいに浸ってる。
    いいなあ、大好きだなあ。


    ⚫あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。ただ有り余る時間だけはあった。もしかしたらその状態を、人は「青春」と呼ぶのかもしれない。

    ⚫この世に「生粋の社会人」なんているのだろうか。みんな「劇団社会人」に属していて、それらしく演じるのが上手い人と下手な人がいる、ただそれだけな気がしてならない。

    ⚫日常生活は、基本的に大事件は起こらない。盛大なオチとも無縁だ。だからといって、 日常がつまらないわけではない。過去に逮捕歴はない。過去に何かの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけじゃない。僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな思い出の集合体でできている。

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    2023年09月20日
  • ボクたちはみんな大人になれなかった

    購入済み

    あの頃に戻れた魔法のような作品

    読んでる間にいつのまにか自分の過去と重ね合わせていて、自分にとっての90年代にノスタルジーな想い出を鮮明に蘇らせていた。涙なしでは読めなかったです。もう今日1日は過去に浸ろうと思います。
    わたしは今は40半ば、、90年代後半は20代前半新宿を生活の場とし、当時の彼女と何をするにも共に過ごしました。あの時代の空気がこの作品には魔法の如く詰まってました。
    そして今はスマホの時代に変わり、知らぬ間にLINEの友達に彼女と繋がりができてる、、もちろん連絡はできませんが、気にならないわけはないので、ごくたまにプロフィールまでは見てしまう現在。

    あの時代あの場所に生きてた方にはぜひこの作品をオススメしたいです、あの時代を追体験できます。

    しかし、逆に時代も場所もリアルがあってない方には、、共感できる部分も少ないかもしれないので特におすすめはできません。

    #エモい #泣ける

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    2023年03月09日
  • すべて忘れてしまうから

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    キッパリ言い切ってしまうと哀しくなるけど、私は今の自分にさっぱり自信がない。
    とにかくネガティブで何をするにも不安だし、キラキラ輝いてる同世代を見ては、どうせ私は…と卑屈になり、羨ましいくせに斜に構えた見方をして自己嫌悪したり。少しでも自分を好きになりたくて藻掻く日々だ。

    この本は、そんな弱くて暗い、自分の大嫌いな部分もひっくるめて肯定してくれた気がした。
    暗くて弱いのは仕方ない。前向いて、自分なりにぼちぼち頑張りましょうか。
    そんな、ネガティブなんだかポジティブなんだか分からない気持ちだけど、とても希望を貰えた。読んで良かった。

    ⚫この二十年、社会の隅で仕事をしながら僕は、日々「漠然とした不安」を抱えて生きてきた。「これから一体どうなるんだろう」と思って生きてきた
    「なーんだ、いろいろあるが、いつも通りの漠然とした不安じゃないか」

    明日から仕事初めでザワザワソワソワしていたけど、この部分にすごく勇気付けられた。
    「なーんだ、いつも通りの漠然とした不安じゃないか」精神で明日からまた頑張る!


    挿絵も色遣いが綺麗でつい見蕩れてしまった。
    薦めてくれた友に感謝。




    ⚫「逃げちゃダメだ!」は自己啓発本の常套句だ。それもあるひとつの真実だとは思う。だけど、「逃げた先に見付けられるものもあるかもしれない」と注釈でいいから書いておいて欲しい。

    ⚫他人に誇れる今かは、よく分からない。ただ自分自身には、何もなかったよりは良かったじゃないか、と言い切れる今がたしかにある。

    ⚫偉そうにするなよ。疲れるから。

    ⚫各々が無心になれる何かをずっと続けられることが、勝った負けたなんてチンケなことを考えなくてもいい状態を作ってくれるんじゃないのかな

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    2023年01月04日
  • あなたに聴かせたい歌があるんだ

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    登場人物と時間軸がグルグル変わり 複雑だったが おかざき真里先生の描き分けの上手さに脱帽した

    燃え殻さんの美しく流れるような人物の言葉と行動に つらい事ばかりの人生の意味を落とし込んでいき
    救いのある話になっていく様は いつ 何を読んでも作者は優しい人なんだなと憧れる

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    2022年04月03日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    ことあるごとに刺さる
    何もなかった時に必死に何者かでいようともがいてたのを思い出す。
    連載終わりなのとっても残念。

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    2021年10月26日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    短編エッセイ集。華やかな世界にどこか馴染めないままどうにかがんばって生きている、という印象を勝手にもった。内向的人間あるあるな出来事(ちょっとしたことで人とすぐに疎遠になってしまったり、人に会うことにエネルギーを消耗したり)にはものすごく共感。いろいろネタのある人生なんだなあと思うと同時に、それをことばにするのがとても上手でうらやましいとも思う。

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    2021年08月09日
  • 夢に迷って、タクシーを呼んだ

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    連載っていいな、この人が考えてること、文章をもっと読みたいと思ってどんどん読んでいって、あっという間だった。

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    2021年06月26日
  • この味もまたいつか恋しくなる〈試し読み増量版〉

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    いつか

    短編集で、短時間で読めました。2番目のお話しが好みでした。メモ機能以上恋人以下の関係の男女のストーリーで、15年間そんな関係が続いて、最初の一年しか顔を合わせていません。15年経った今、会っても多分お互い分からない関係ですが、文章を打つ人が変わったら、濁点とか言い回しで違う人が打っていると分かる関係が、新鮮でした。

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    2026年10月08日
  • それでも日々はつづくから(新潮文庫)

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    よく行くお店のシェフに勧められた燃え殻。解説に「サクサク読めてクスッと笑えて時に涙腺にグッとくる」とあり、ほんとにそのまんまなエッセイだった。
    頑張らなくてもいいんだけど、頑張っちゃう時がある。そんな時、誰をも優しく包んでくれる抜け感がありがたい。
    疲れた時にまた読みたい。

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    2026年10月07日