燃え殻のレビュー一覧
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・大槻ケンヂ リンダリンダラバーソール
・浅生 鴨(あそう かも)
・ラビリンス…迷宮・迷路
・きっと今日も僕はリサイクルされている
・スタンダップコメディ…コメディアン一人で観客の前に立ち生でネタを披露するコメディ手法
・偉そうにするなよ。疲れるから
・知らない土地のレストランに当てずっぽうで入るの。そこで出てきたパスタを一口食べて、あまりのうまさに近くに住みはじめちゃうわけ
・糸井 重里(いとい しげさと)…コピーライター
・それがお金に繋がるか、繋がらないかはあるにしても、人は誰しも生まれながらにして、何かの天才だと思う。
・鼎談(ていだん)…三人が向かい合って話をすること
・この週刊誌 -
Posted by ブクログ
ドンピシャ世代で、ほぼ全てのサブカル的ワードに懐かしさを感じて、これ、私の事?って何度か思いました。
過去の恋愛で、こんなに引きずることは全然なくて、それは私が女で、作中にある、
「男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい」
という事だからなのか。たしかにわかる気がする。
逆に人生の中で出会った人で、もしもこんな風に想われていたら…。こんなにも影響与えてしまってたら…。
切ない情景が目に浮かぶような文で、渋谷ラブホ、ラフォーレ原宿、エクレア工場、どれもノスタルジーたっぷり。自分の記憶と重なるのかな、エクレア工場で働いた事ないけど。
犬は吠えるがキャラバンは進む/オザケン
が -
Posted by ブクログ
前作のエッセイ「すべて忘れてしまうから」がこの本に続き、そして完結。
連載の書籍化なので文章の雰囲気は前作と一緒で、日々の取るに足らない、だけどなぜか忘れられないような出来事が、3ページという絶妙な短さの中に綴られている。
しばらく忘れていたのに、ある時ふっと思い出すエピソードというのは誰にでもあると思う。
強烈なわけではなく、それによって深く傷つけられたわけでもなく、とても楽しかったわけでもない。そういうエピソードが綴られるエッセイだからこそ、3ページという絶妙な短さがとても心地よい。
コロナ禍の連載なので、そのことで少しナーバスになったり、コロナ以外での人の死に遭ってそのことについて思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ✶印象に残った言葉↓
「でも夢持たないと、夢破れたりしないからお得ですけどね」
「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることは幸せだ」
「『いま、孤独なんだ』を『いま、自由なんだ』って言い換えると、鎮静剤くらいには効くんですよ 」
「毎日毎日、満員電車に乗っていたら、たまには会社に行かずどこか遠くへ行ってしまいたいと思う方がまともだ。そういうネガティブな考えの人間は大人じゃないとか根性がないとかいう人とは友達になれない。そんな人間はポジティブで根性があって、センスがない。それが立派な大人なら、ボクはやっぱりなりそこねたんだと思う。」 -
Posted by ブクログ
タイトルにもあるとおり、この物語は誰一人として世間一般にいう「大人」は出てこない。
ただ、面白いと思うのが、大抵の創作物は「大人になろうとはするけれど、モラトリアム期から脱せない、大人になりきれないオトナ」の話なのだけど、この小説ではそもそもモラトリアム期に囚われ、同じ場所でぐるぐるしているオトナしか出てこない話であることだ。そして、その登場人物が何故か愛おしく感じてしまう。それは正にこの作者の持つ魅力なのだと思った。
私は読むのが人より早いから1時間程度で読み終わったページ数なのだが、その割には内容は濃かった。なので、咀嚼するためにもう一回読みたいと思う。