あらすじ
哀しみの中にいる人を支えるのは、特別でもなんでもない、ささやかな記憶の断片なのかもしれない。「とにかく体には気をつけなさい」と言い続けた母。反抗期の頃に通った駄菓子屋のじいさん。五反田のラブホ街で泣いている僕にセブンスターを差し出した入れ墨の男。情けなくも愛おしい日々のきらめきを掬いあげたエッセイ集。大橋裕之氏のマンガとBE:FIRST・LEO氏が著者に宛てたエッセイも収録。(解説・俵万智、LEO)
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Posted by ブクログ
なんだか癖になってしまう燃殻さんの文章。
なんでもないような出来事も、視点がおもしろい。
俵万智さんの解説も秀逸で、非日常なことや起伏のある大ごとも、低いテンションでかけてしまう、というのは「ほんとそれ」と思いました。
Posted by ブクログ
いつものように淡々と日常のなんでもないことを書いているようで、絶妙なバランスのユーモアとワードセンスが光ります。
巻末の俵万智さんの解説にある以下の一節が燃え殻さんの文章の魅力を端的に表現していて、思わずさすがだと唸ってしまいました。
『燃え殻さんのエッセイは「何でもないこと+何でもないこと」であることが多い。そしてその取り合わせが、いつのまにか足し算ではなく掛け算になっている。一つのキーワード(的な存在)が蝶つがいのように、二つの何でもないできごとを結び、最終的に本当にふわっと心の蝶が飛び立つ感じだ。』
Posted by ブクログ
短いエッセイが51話。頭から通しで読んでも良いし、様子のおかしい目次から気になった話を選んで読んでも良い。視点がローテンションで小難しい事も高尚ぽい事も書いてないから気が遠くならなくて安心感ある。また読みたい
Posted by ブクログ
今回も素晴らしかった。
にやけた回数ランキング1位かもしれない。
お気に入り
・5万の傘が5分で壊れた
・すべては思い出に変わっていく
・ブルーハワイ
そして、最後の俵万智さんの解説が、私が言いたかった燃え殻さんの素晴らしい部分を全て代弁してくれていて、脱帽でした。燃え殻さんの良さが全て詰まっています。おすすめです。
Posted by ブクログ
文庫あとがきに泣かされた。
人との出会い、人との関係を大切にする燃え殻さんだからこそ書ける文章。
琴線に触れる言葉たちが含まれていて、毎回、泣かされてしまう。
燃え殻さんのように人との結びつきを大切にしたいし、
人の良い面をしっかり見られるようになりたい。
Posted by ブクログ
哀愁あり笑いありのエッセイ。なにも考えずにさくさく読めるところがすき。首筋に芋虫はめちゃくちゃ笑った!なにも考えずに読んでいるとたまにはっとさせられることもありぼんやりと自分の人生について考えてしまうような瞬間があったりなかったり。おしつけがましさが一切ない感じなので自分の人生にちょっぴり疲れたときでも気軽に読める本。
Posted by ブクログ
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特別じゃない
あの日の記憶が
いまの僕を支えている
不登校の友がベランダであげた花火
病室の母との最期の時間
いつかの体温がよみがえる51話。
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書店の新刊コーナーで見つけて、
表紙のイラストとタイトル買いしました。
著者の「ボクたちはみんな大人になれなかった」は何年も前に読んでいて、初めてのエッセイでした。
日々の出来事を短い文章で、さらに何か過去の出来事や記憶とミックスして書くのって本当にすごいなあと。
必ず少し大きめに各話のタイトルがあるのですが、電車では読みにくい。笑
でもこのタイトルがまた良きなんです。笑
いま、仕事が忙しくてエッセイがちょうど良いと思って手に取ったのですが、本当にちょうど良かったです。笑
過緊張ぎみの日々に、本書を読んでる時は少しだけ気持ちが落ち着きました。