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Posted by ブクログ
筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。
暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついてる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。
ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。
Posted by ブクログ
本書もショートショートとしては長く、全部で10作品しかない。
星新一の20ページは馴染めない。
もっと短い5ページくらいの話が好きだ。
星新一さんの作品は、設定が面白い。
アイデアが気に入った2作品を紹介しておく。
・テレビシート加工
テレビの技術が進歩して、画面がシート状になった。
すると生活用品のすべてにシートが貼られるようになり、なんらかの画像が動いている。
壁や床、冷蔵庫や食器、シートが貼られていないものはない。
ある時、車のボディのシートに不具合が起き画像が動かなくなる。
不謹慎だということで警察に捕まってしまう。
ただ白いだけの壁や天井の独房に入れられ、画像が動かない世界のつらさを思い知らされる。
・時の渦
記憶喪失とは逆に、未来のある時点以降のことが何も予測できなくなる。
初めは占い師がある時点以降の将来予測ができなくなった。
天気予報や長期経済予測もある日以降のことが何も分からなくなった。
その日まで、あと半年、三ヵ月、一ヵ月、あと10日、あと1日。
そして当日を迎える。
誰もが何が起きるのかと不安を抱くが、何事もなく1日が過ぎる。
次の日を迎えると…
その次の日も…
どうなったのか気になる人は読んでみてください。
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