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横領、強盗、殺人……こんなたぐいの犯罪は一般の警察にまかせておけばよい。わが特殊警察の任務はただひとつ――人間が作り出す平和の虚妄性を痛烈な皮肉をこめて描く表題作。男っぽく言葉づかいのぞんざいだった妻が一夜あけるとすっかりしとやかな女になっていた――軽妙なタッチで医学の進歩の盲点を衝いた『月曜日の異変』。ほかに、『老人と孫』『テレビシート加工』など全10編。
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Posted by ブクログ
Instagramでフォローしている方の紹介。星新一が読まず嫌いにならなくなりました!シュール(恐)
筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。 暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついて...続きを読むる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。 ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。
『特殊大量殺人機』各人が所有しているだけで相手を牽制できる点が面白い。 新潮文庫版『午後の恐竜』と作品名の載せ方のレイアウトや作品の収録数に似通ったところがあるなと気付いたが、早川書房版『午後の恐竜』の後半10編を収録したから、新潮文庫版『午後の恐竜』と同じレイアウトにしたのかなと思案。
皮肉、社会風刺が強めに思います。子供にも読める星新一の掌編はたくさんありますがこれは大人向けでしょう、白い服の男。
白い服の男は、正義の味方? 次から次へとあばかれる悪とたたかうはずが、とんでもないことに。 過去からよみがえったり、他人の不幸を公共電波で楽しんだり。 ちょっとブラックでふしぎな物語。 社会の悪とはこんなにスパイスのきいたものであったとは。思いもよらない展開にすすむ。
面白かった。白い服の男の話めちゃ面白かったからもっと深く展開して長編として読んでみたかったけどそれでも面白かった。殺人兵器の話も面白かった
本書もショートショートとしては長く、全部で10作品しかない。 星新一の20ページは馴染めない。 もっと短い5ページくらいの話が好きだ。 星新一さんの作品は、設定が面白い。 アイデアが気に入った2作品を紹介しておく。 ・テレビシート加工 テレビの技術が進歩して、画面がシート状になった。 すると生活...続きを読む用品のすべてにシートが貼られるようになり、なんらかの画像が動いている。 壁や床、冷蔵庫や食器、シートが貼られていないものはない。 ある時、車のボディのシートに不具合が起き画像が動かなくなる。 不謹慎だということで警察に捕まってしまう。 ただ白いだけの壁や天井の独房に入れられ、画像が動かない世界のつらさを思い知らされる。 ・時の渦 記憶喪失とは逆に、未来のある時点以降のことが何も予測できなくなる。 初めは占い師がある時点以降の将来予測ができなくなった。 天気予報や長期経済予測もある日以降のことが何も分からなくなった。 その日まで、あと半年、三ヵ月、一ヵ月、あと10日、あと1日。 そして当日を迎える。 誰もが何が起きるのかと不安を抱くが、何事もなく1日が過ぎる。 次の日を迎えると… その次の日も… どうなったのか気になる人は読んでみてください。
SF味が強い作品が多く収録されていますね。 白い服の男 月曜日の異変 悪への挑戦 老人と孫 テレビシート加工 矛盾の凶器 興信所 特殊大量殺人機 ねぼけロボット 時の渦 解説:生島治郎
後期作品なのか、皮肉やメッセージ性が強い 他のに比べて濃口で、入門編ではないか 特殊大量殺人機 デスノート。でもロジックが知的。核を握り合うメタファー これが1番おもしろい
白い服の男 ★★★★★ 月曜日の異変 ★★★☆☆ → 妻が脳の一部を入れ替えおしとやかになるが、入れ替えた人の過去の恋愛の記憶も受け継いでしまう。 悪への挑戦 ★★★★☆ → 犯罪増加をとめるために、極刑とその公開をテレビで始めた社会。処刑は視聴者からの電話数が一定数入るとスイッチが自動でオンに...続きを読むなり行われる。視聴者参加型。悪意を憎むことが万事優先の世の中。 結果、犯罪は激減した。しかし、処刑自体はテレビ局が本人そっくりな人形を使って行っていたフェイクだった。過激な処刑をすればスポンサーからお金が入る。 老人と孫 ★★★★☆ → テレビから流れてくることは自分とは関係ないという無関心さの怖さ。 テレビシート加工 ★★★☆☆ → テレビを紙並みの厚さに加工したシートがありとあらゆる場所に貼られ、絶えず映像が流れる社会。静止は罪となる。 矛盾の凶器 ★★★☆☆ → 酒乱の狂気を取り締まるロボット。 興信所 ★★☆☆☆ → 死者の国の霊媒師が現世で青年を墓地に呼び出し、依頼人からの質問をして答えを聞くビジネス。 特殊大量殺人機 ★★★☆☆ → 抑止力の重要性。 ねぼけロボット ★☆☆☆☆ 時の渦 ★★★☆☆ → 死者が蘇り、濡れ衣を着せられたり、暗殺されたものは真実を追求しようとし、この世から偽りが消える社会。
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