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病院嫌いの養老先生が、26年ぶりに東大病院を受診!? 医療と距離を置いてきた養老先生だったが、今回の不調は今までとは様子が違った。教え子である中川先生に診察を頼むと、なんと心筋梗塞が見つかる。治療を通し、養老先生の医療観に変化は起きたのか? そして退院後には、愛猫・まるとの別れが待っていて……。4年後に養老先生に見つかったがんについて語った「文庫化特別対談」も収録。
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Posted by ブクログ
やはり養老孟司先生からは毎回驚かされます。今回の医療の見方を含め、養老孟司先生は面白い目をお持ちですね。
医療との距離の取り方について、改めて考えさせられた。医療は標準化されており、誰が診ても同じ治療が行われる一方で、人には価値観や相性がある。だからこそ、医者の言うことをそのまま受け入れるのではなく、自分の体や生き方と照らし合わせて判断することが大切だと感じた。 養老先生は、治療を一律に受け入れるので...続きを読むはなく、自分なりに選び取っている。その姿勢からは、医療を否定するのではなく、「使い方」を考えるという視点を学んだ。 また、猫の話にあったように、役に立つかどうかだけで物事を測るのではなく、不完全さや無駄を受け入れることも、人間らしさの一部なのだと思う。 医療は正しさを示してくれるが、人生は納得でしか引き受けられない。医療に従うか拒むかではなく、自分の考えを持ちながら、上手に付き合っていく。その中ぶらりんな姿勢こそが、必要なのだと感じた。
養老先生がご病気されていたなんて! それにしても優しいお顔になられたなと思いました。 全体としては面白いわけではないですが、医療に対して養老先生の解釈を得られる本です。 プロローグが1番惹きつけられた。 「現代の医療をどう思うかと何度か訊かれたように思うけれども、その根本を考えたいとしばらくの間思っ...続きを読むていた。でもなんだか面倒くさくなってきた。 一番のもとにあるのは、統計というものをどう考えるかという点である。 社会全体もそうだが、現代の医学は統計が優越している。統計は数字で、数字は抽象的である。では抽象でないものとは何か。感覚に直接与えられるもの、「遺言。」ではそれを感覚所与と書いた。『遺言。』を書いた時点では、その程度で話を済ませたが、その後あれこれ考えたら、感覚所与と意識の間の関係をもっと煮詰めないといけないと思うに至った。」
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養老先生、病院へ行く(新潮文庫)
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