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何事も成功する時を男時、めぐり合わせの悪い時を女時という――。何者かによって台所にバケツごと置かれた一匹の鮒が、やがて男と女の過去を浮かび上がらせる「鮒」、毎日通勤の途中にチラリと目が合う、果物屋の陰気な親父との奇妙な交流を描く「ビリケン」など、平凡な人生の中にある一瞬の生の光芒を描き出した著者最後の小説4編に、珠玉のエッセイを加えた、ラスト・メッセージ集。
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Posted by ブクログ
やばい、小学六年生のときに塾で扱ったエッセイと再会してしまった、向田邦子さんだったんだ、興奮がすごい。この人のエッセイ読みやすいのにすごく大切なことをズバッと突く感じが堪らない。 エッセイじゃない短編小説も面白かった。不思議な雰囲気の話ばかりでとても好みだった。理解力があまり無いのでまだまだ疑問ば...続きを読むかりだけれど、なるべくひとりでじっくり噛み締めて咀嚼したいと思えるお話が4つ。 学生時代にエッセイを読んだからかな、どのお話やエッセイからも懐かしい香りがして、読み終わったその日にまた何度も読み返してしまった。 心あたたまる、大切なことに気付かせてくれる、素敵な本だなと感じました。
前半は短編小説。後半からエッセイの構成。短編は男女の関係に纏わる暗部が主。これは向田さんの作品を読むたびに思う事だが、ありふれた日常と人の背景に見え隠れする、一つや二つあるような後ろめたい面を、決して誇張せず丁寧に拾い上げる天才だと思う。この世界観を書けたのは後にも先にも向田さんが最後なのでは。読み...続きを読む終わるたび遺された作品の少なさに悔しくなる。
向田邦子さん……良かったなぁ!! 今から40年以上前の作品にもかかわらず、全然、 色褪せてなくて、多少の昭和感があっても、逆にエモい感じが堪んないっ❤️ 短編小説とエッセイで構成されているのですが… エッセイが素晴らしいのです。 もちろん短編も素敵です。 ハンディキャップを持った同級生とその母...続きを読む親とのエピソードが語られる『ゆでたまご』。 旅も恋も、そのときもたのしいが、反芻はもっとたのしい…という『反芻旅行』。 妹さんの疎開先から送られてくる『無口な手紙』。 ひとり暮らしをはじめて「お行儀」が悪くなってしまったことに気づいてしまった『独りを慎しむ』。……と素敵なエッセイばかりです。 「お行儀良くしなさい」はわたしも祖母によく言われたなぁ。お行儀よくしなくっちゃね! 素敵な向田邦子さん。 「男どき女どき」の再読はもちろん、これからもどんどん読んでいきたいと思いました。
向田邦子は、やっぱり面白い。 短編小説も、エッセイも皆良い。 こんなに短い物語の中に人間の感情や心の動きを文章にさらりと乗せて、読む人をすぐに惹きつける力がある。しかも向田さんの心の温かさまで感じてしまう。 エッセイも共感できる事ばかり。 これを書かれた時の向田さんの年齢に自分が近い事もあるのでしょ...続きを読むうが久しぶりに向田作品に触れるとその凄さを実感する。 本当に今もご活躍していて欲しかったと心から思う。
記憶には甘い辛いという味覚が舌ではなく心の内に誘ってくれる。辛い記憶は時を経て美味しく頂けるし、昔の甘い記憶に蓋をしてしまうこともあるある。人の心は摩訶不思議、この書籍の読後感。
向田さんの作品を読むと、見透かされているような気がしていつも心がザワザワする。本当に怖い文章を書く人。 男性には絶対に書けない。 後半のエッセイは特に心に留めておきたい。一人暮らしを始めて早四年、「独りを慎しむ」は苦虫を噛み潰したような思いで読んだ。ひとりでいるときもきちんとしているって、難しいん...続きを読むだよなあ。まったく出来ていないなあ。 「反芻旅行」「無口な手紙」「黄色い服」、何度も読み返して、ずっと忘れずに日々の生活を送っていきたい。
2026.01.26 いろんな意味合いで昭和を感じる作品。内容は昔でも文体の冴えはやはりうまい。お手本にできると感じる。あと、時代のギャップを感じたのは筆者が明治生まれの父親に「壊した」ものを「壊れた」といって平手で殴られたというエピソード。 ひとつは、厳しさ。そしてもうひとつは、日本語の使い方に厳...続きを読むしいお父上だったのだなあと思ったところ。そうした日々の積み重ねが偉大なエッセイスト向田邦子を生んだのではと感ずる次第。やはり親の日々の教えは侮れない。
この秋、ひとり『向田邦子祭り』しています 未読の向田作品を片っ端から読んでいますが こちら、前半はショートショート。 後半で向田さんの随筆となっています。 正直ショートが苦手な私は向田さんの作品と 言えど、不思議な本だなと。 まず、男どき、女どき。ってに何?から 始まり読み進めてようやく男と女の機...続きを読む微? が描かれてる?読解力が乏しくて萎えました。 解説まで読んで、ちょっと鳥肌が 立ったのですがネタバレになるので ご興味ある方は、読んでみて下さい。
Audibleにて聴書。 向田邦子最後の短編4篇とエッセイ。エッセイはかき集めた感があるが、短編は向田邦子らしい意地の悪さが読めてとてもいい。
最後の短編小説とエッセイ、古本屋で見つけて懐かしく読みましたが色褪せません。人間を鋭く描くけれど温かくて、短編であるのに重みがあってリアルに感じとれます。エッセイでは、ご両親が出てくればそのままドラマにもなりそうだし、人となりが出ていて粋です。 エッセイの「ゆでたまご」「草津の犬」が好きです。
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向田邦子
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