あ・うん

あ・うん

458円 (税込)

2pt

4.0

つましい月給暮らしの水田仙吉と、軍需景気で羽振りのいい中小企業の社長、門倉修造との友情は、まるで神社に並んだ一対の狛犬のように親密なものだった。門倉は、水田の妻たみに、長年ひそかな慕情を抱いてもいる。太平洋戦争をひかえた慌しい世相を背景に、男の熱い友情と秘めた思慕が織りなす、市井の家族の情景を鮮やかに描いた、向田邦子・唯一にして絶品の長篇小説。東宝による映画化では、高倉健が門倉、板東英二が水田、富司純子がたみを演じた。

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あ・うん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読んでみたいと思ってた本を
    お父さんの蔵書中に見つけたので拝借。
    すごく好きだった。
    戦前の市中の人を描いている点、
    すでに私の好奇心を刺激するし、
    人の描かれ方に引き込まれた。

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    再読。
    この小説は雰囲気がすごく好きだなぁと初めて読んだ時思った。
    時代は戦前なんだけど古くささをあまり感じない。
    話が大きく動くわけではないけど、色んな景色が見れるというか。
    「プラトニック・ラブ」って言葉はよく聞くけど、これこそがプラトニック・ラブなんだなぁとこの本で分かった。
    向田邦子はこの本

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    あなたには、『阿吽の呼吸』で理解し合える友だちがいるでしょうか?

    神社や寺院の入口の両脇で一対で向き合う『狛犬』。獅子に似た想像上の動物とされるそんな存在を見るとキリッとさせられる瞬間があるように思います。一方で、よく見るとそんな二頭は顔つきが大きく異なっています。口を大きく開いた向かって右側の像

    0
    2024年10月02日

    ノスタルジック

    今の小説にはない、ノスタルジックな感覚と丁寧に登場人物それぞれの心の機微をつむいだ文章はさすがだなぁ。

    0
    2013年10月07日

    Posted by ブクログ

    この本を読んでの一番の感想は、やはり「テレビドラマのノベライゼーション」と「文学」とは質を異にするものだな、ということです(あたりまえだけど)。
    「思い出トランプ」は、まさに「文学」だったなぁと思いますが、この「あ・うん」はやっぱりちょっと違う。
    エピソードの配し方のバランスだとか、心情を表現する手

    0
    2019年01月06日

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