夏の祈りは(新潮文庫)

夏の祈りは(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

文武両道の県立北園高校にとって、甲子園への道は遠かった。格下の相手に負けた主将香山が立ち尽くした昭和最後の夏。その十年後は、エース葛巻と豪腕宝迫を擁して戦った。女子マネの仕事ぶりが光った年もあった。そして今年、期待されていないハズレ世代がグラウンドに立つ。果たして長年の悲願は叶うのか。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説の傑作。

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夏の祈りは(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    お子さんが野球をしているなら⁡尚更すすめます、と⁡
    ⁡紹介していただいたこちら。⁡
    ⁡⁡
    ⁡高校野球の埼玉地区大会が舞台のこの小説。⁡
    ⁡⁡
    ⁡泣くよと聞いていたけど⁡⁡⁡もう一章の終わりに泣いて⁡
    ⁡そこから所々泣いて⁡
    ⁡終盤は泣きっぱなしでした

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    野球部員でなくとも郷愁にかられる夏。どうしても決勝の壁を越えられない県立高校野球部の長年の思いを描く感動必至の小説。

    ノンフィクションマニアとしてはスボーツ小説はあまり読まないが、これは良かった。

    同じ県立高校野球部をキャプテン、マネージャー、監督など様々な立場から描く何世代にもわたる連作集。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月24日

    格下の相手に敗北し号泣した30年前
    2人のエースピッチャーと進んだ20年前
    有能な女子マネージャーと挑んだ10年前

    そして「ハズレ世代」と言われる今
    彼らの甲子園への挑戦が始まった

    4つの時代の高校球児たちの話

    キンという音や爆発するような歓声が
    ページから聞こえてくるような青春の1冊

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月19日

    一つの高校ながら世代は様々で先輩から後輩、そしてその後輩へと託され続ける甲子園への夢。その想いが心にストライクでした!

    今はもう体験出来ない眩しい青春の日々に想いを馳せました。

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    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    感動しました。5つの短編。なんですけど、全部の話が北園高校野球部に関する話。そして、全ての内容が5番目の短編に向けて絡んでいくという秀逸な構成。高校野球を題材に難しいテーマも扱っておられて素晴らしいと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月03日

    野球にかける多くの人達の想い、歳月、祈りを丁寧に5話?の短編でつむぎあげ、最終話で号泣せずにはいられない…全ての人へオススメですが、野球が好きな人には絶対に読んで欲しいです。

    須賀しのぶさんとの出会いは、コバルト文庫「キルゾーン」発売日でしたが、世界観、詳細な設定に裏打ちされた魅力的なキャラクター...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月13日

    県立高校野球部を舞台に、先輩から後輩へ託されてきて夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説。
    (以下ネタバレ注意)
    1話の“ 敗れた君に届いたもの”でボロボロと泣いてしまいました。よくある野球の試合で格下が格上を逆転する話なのですが、格上の学校目線で書かれていて、試合でのまれてしまう彼らに心がギ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月22日

    高校野球県大会予選ベスト8がそろそろ出揃ってくるこの日に、この本を読み終えた充実感。
    毎年夏はテレビに張り付いて見ていても、この本を読んだあとに見るとまた違う楽しみかたが出来そう。
    今年も夏が来た。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月10日

    公立高校の野球部が甲子園を目指して奮闘するお話だが、各話世代を変えて歴代野球部の様子が描くという構成。高校生ものの小説は苦手なのだが、本作は性に合ったのか面白く最後まで読めた。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    野球小説に初挑戦。
    用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。
    最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。
    第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その...続きを読む

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