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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
小説+法解説というちょっと新しいスタイルの一冊。
作者によると、裁判員制度の開始により当事者でなくても犯罪と関わることになるかもしれないから、ある程度の知識と心の準備をしておくことが必要だと。
移動中の暇つぶしとして持って行きましたが、おもしろくて往復の移動中に読み終わりました。
法解説のために書かれたような話もあったけれど、さすが乃南アサでぐいぐい引き込み読ませてくれました。
「あいつの正体」「その日にかぎって」あたりがよかった。
法解説もわかりやすく、興味深く読めた。心理状況も裁くポイントになるということで、小説というスタイルがとてもマッチしていたと思う。もっと続編希望。 -
Posted by ブクログ
乃南アサが書く12話の犯罪短編に、法の専門家が解説を加えるという本。
ストーカー、安楽死、強姦致傷、DVなどなど、様々な犯罪について書かれています。
乃南アサのこわい所は、「本当にありそう」と思わせる能力。解説がついているので余計なのかもしれませんが、この人の書く人間は普通で怖い。
基本的には加害者目線の話が多かったのですが、DVを受けている妻が身代わりに娘を差し出して娘が殺された話では、最終的にざまあみろ的な気持に自分もさせられました。
感情移入が容易にできてしまう怖さがこの本にはあります。
ただ迷惑行為の判例なのかただの例なのか、「キャバクラに牛の臓物を持ち込んでテーブルで焼