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自由貿易とグローバル化が終わりを告げ、トランプ関税、中国のレアアースなど、経済が武器化する時代が到来した。この危機を乗り切るために必要となるのが、地政学に経済安全保障の概念を取り入れた「地経学」の思考である。国際政治学の第一人者が、半導体、宇宙、資源など様々な視点から新たな時代の日本の指針を示す。
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Posted by ブクログ
他国に対して優位性を発揮するために必要なことは、 他国に依存し過ぎない 自立性 多くの国から必要とされる 不可欠性 の2点。 自立性を高めるためには、 取引相手を分散すること 自給率を高めること 不可欠性においては、 資源を持つ 石油や天然ガス レアアース 重要なインフラを持...続きを読むつ 金融 通信 技術 国際ルールを作る などがある。 これらを自国を守るために使うことが 経済安全保障。 武器として使うことが、地経学。 アメリカファーストを志向するアメリカは、 まさに経済を武器化した交渉をしている。 が、諸刃の剣であり、これまでに培ったものを すり減らしており、持続可能なものではない。 その際、再び他国がアメリカを信用しない。 このときに、日本はルールメーカーの立場をとることが、不可欠性を発揮する上で重要。
地政学に経済安全保障の考え方を加えた「地経学」の観点で、現代の世界情勢について解説した本。 半導体、ITとAI、宇宙、資源、制裁という項目ごとに、関係する各国の状況や日本の活路はどこにあるかという見解が述べてある。 普段新聞を流し読むだけでは見落としていた視点を知れて面白い。資源がない日本だからこそ...続きを読む、人的資源である我々一人ひとりが優秀であり続け、世界を相手にルールを作る側に立つ必要があるなと思った。 本文にはあまり関係ないが、経済が武器化する時代という言葉はキャッチーで良い。
財務真理教と同じぐらい罪深いのが、この、経団連です。彼らの会議において、シンクタンクに所属する人はいかなる価値観を持つのか。試しに読んでみたいと思い立ち、読んでみた次第です。 結果、「やっぱりな」と苦笑いすることもありましたが、ネイサンロスチャイルドと情報獲得の優位性を伝える歴史(ナポレオン戦争...続きを読むの戦費について)を例に挙げていたり、納得できる言い分もあり、大変面白かったです。 グローバリストへの警戒を確信した人にこそ、経団連はどう主張しているのか。その一端を知ってもらうための良い一冊であるとお薦めいたします。 ※ 以下、ネタバレを含みます。 印象深い場所を箇条書きにまとめました。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 半導体製造機の技術において日本は世界の気象重要であり、地経学的にも強い武器を持つことになる 表現の自由を守るため、誤情報や陰謀論はどこまで許されるのか。ワクチンになんらかの陰謀があることを政治的立場に就いた人物が強く主張する時代になった 宇宙のゴミ・デブリが衛星に衝突することや、海底ケーブルの破損など、事故に見せかけた挑発行為は判断が難しい。事実上、国連の制裁は機能していない 海底ケーブルは、アメリカ、フランス、日本が大きく3分して受け持ってきた。ここに参入しようと言うのが中国である 信頼するが、検証せよ Truth but verify とはロシアの諺に由来する イラク戦争の経済制裁において犠牲になったのは、フセインではなく、イラクの国民である。国民の自由と権利を脅かすことなく、いかにして、独裁者へ制裁を成すのか。未だに明らかな有効打はない いやはや面白かったです。 陰謀論をどこまで許すのか、の例で、トランプさんやイーロンさんの主張をあげていましたが、ワクチンが話題に上がることもある…との紹介については、「だからワクチン懐疑説は誤情報だ」とは言い切っていないのです。令和7年11月現在において、厚生大臣が、mRNAワクチンの効果は承知してございません(効きません)とはっきり明言したことや、ファウチを追求するRKJの政策に共感する人が増え、さすがに医療利権の忖度よりも、事実を元にした議論をせざる得ないと、経団連も少しずつ変わっていっているのかもしれません。 ビルゲイツ氏もグリーンエネルギーから撤退する兆しがあり、そうすると、シュワブやファウチ、ソロスを事実上の後ろ盾とする日本の環境ビジネス屋も、口を閉ざすほか無いのでしょう。むしろ、彼らは、あまり環境政策と地経学の実態を知らないのでは無いでしょうか。 その点、本書の筆者は、ロシアへの経済制裁を肯定したり、ロシアの海底ケーブルの陰謀であったり、ロシアの宇宙衛星破壊工作であったり、ロシア憎しのような主張を繰り返すのは、ヴィクトリアヌーランドのような、オリガルヒ関係者への忖度があるのかなと苦笑いはするものの、そうはいっても、ロシアからの安価なガス無くして、安定した経済活動は見込めないと、当たり前の事実をしっかり認めているあたりは素晴らしいと評価出来ます。 国家の関係とは、安全保障の是非で問うなら必要なことですが、有力者の私怨に国民を巻き込むが如きは、大変に勘違い甚だしい過ちだと言わざる得ません。それこそ、軍国主義を批判する左傾の人たちには、企業や株主、政治的権力者に流されるまま、国民の利益が損なわれている今こそ、国民の立場に立ち、人権を主張して見てほしいものです。それでこそ一貫性でしょう。それなくしては、美辞麗句で人を騙す、二重基準・ダブルスタンダードの謗りを免はしませんもの。 みなさんは如何でしたでしょう。本書を読んで納得できるところとそうでないところ、様々にあろうかと私は察しております。ぜひとも、みなさんの感想も読んでみたいです。いろいろ思うところを書いて見てくださいませ。 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 あなたのこれからの日々が、 明るく、やさしく、おだやかなものになりますように———
地政学は聞いたことがあっても、「地経学」という言葉は初耳だった。 そんな興味から手に取った一冊。 本書では、地政学と経済安全保障を掛け合わせた「地経学」という考え方を、半導体やトランプ政権の関税政策などの事例を通じて紹介している。 キーワードは「戦略的自律性」と「戦略的不可欠性」。他国に依存しすぎ...続きを読むず、同時に世界から必要とされる存在になる——この二つをどう両立するかがカギになる。 日本に求められるのは、国際秩序を守る“ルールメーカー”としての役割だと著者は説く。 私もこの考えには賛同するが、日本の意思決定の遅さは少し心配。すべての国が納得するルールを目指すよりも、ときには「納得できないなら参加しなくてもいい」というくらいの覚悟も必要なのかもしれない。
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地経学とは何か―経済が武器化する時代の戦略思考―(新潮選書)
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