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これは、怒れる神の鉄槌(てっつい)なのか。伝説の地、アララト山で、ノアの方舟調査隊隊員が次々と壮絶な最期を遂げる。背筋も凍る事態に直面したのは、あらゆる知識をその頭蓋に収めた天才学者、一石(いちいし)豊。一石はカメラマン・森園アリスと共にこの連続死の謎に挑み、同時に方舟の真実を解き明かしてゆく。気鋭の推理小説作家が構築した、美しくも壮大なミステリ大伽藍(だいがらん)。『アールダーの方舟』改題。(解説・村上貴史)
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Posted by ブクログ
いやもうこれもう新書で出したらいいんじゃないかっていうレベルの知識本ですな。 古代史ミステリとは恐れ入りました。 しかも本格。 とんでもない才能だこれ。 って言うかこの作品はもうフィクションとリアルの境目が全然分からん。 まぁミステリの部分がフィクシ...続きを読むョンなのは当然として、古代史の部分がね……。 いやーしかし、一石の話は面白かった。 周木律の未来には、愉しみしかない。
ノアの方舟の調査のためにアララト山に登るお話 カメラ担当のアリスが主人公で語る が、一石シリーズっていうくらいだから鑑定担当の 一石さんが主人公なのかな? なんせその語りといったら・・・ 読むのが苦痛になるほどの多さでした その語りも物語としては大切なんでしょうけどでもちょっとなと思いました 雪山で...続きを読む起こる殺人事件がかすむほどの一石さんの語りでした
周木律『雪山の檻 ノアの方舟調査隊の殺人』新潮文庫。 この著者の作品を読むのは『不死症』に次ぎ二作目。天才学者・一石豊シリーズの第1作。ノアの方舟の謎と連続殺人事件を描いた山岳古代ミステリーといった感じなのだが…… 些か欲張り過ぎというか消化不良の作品だった。舞台となるアララト山の登山シーンも今...続きを読む一つ、ノアの方舟の真実も上手く誤魔化された感じで、途中で怪しいと思った人物がその通りの真犯人で、全体を通じた宗教色の強いストーリーに辟易した。 『アールダーの方舟』改題。 この作家とは波長が合わないようだ。
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雪山の檻―ノアの方舟調査隊の殺人―(新潮文庫)
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