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「耐える」だけが精神力ではない。心の支えは、時にたましいの重荷になる。――あなたが世の理不尽に拳を振りあげたくなったとき、人間関係のしがらみに泣きたくなったとき、本書に綴られた55章が、真剣に悩むこころの声の微かな震えを聴き取り、トラブルに立ち向かう秘策を与えてくれるだろう。この、短い一章一章に込められた偉大な「常識」の力が、かならず助けになってくれるだろう。
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Posted by ブクログ
ショートショートになっていて読みやすい。 示唆に富みすぎておぼえられないのでスマホのメモを片手に読む。誰が買った本なのか不明だが、家の本棚を眺めてみたらあったので読み始めた。 以下ネタバレ。 この子は不良だとか、それは母親の愛情不足が原因だとか、このような決めつけや固定観念を捨てて...続きを読む対応すると本質が見えてくる。 ふたつよいことさてないものよ。吉と凶は相殺されるということか。 イライラするのは自分に都合の悪いことが心に引っかかってるから。 急がば回れ。 自己を殺しきれずに生殺しになった自己が溜まりすぎると時として大反逆を犯して周りに迷惑をかける。 100点を狙うべきところでは98点でもダメ、100点を取りに行くこと。そうでないところは60点ぐらいで良い。何でもかんでも100点を狙うのは良くない。 相手を理解するのは命懸けでやること。 努力は免罪符。 説教はする方の精神衛生。 自立と依存、自立は依存を排除してできるものではない。依存してることを認識して感謝することが自立。親が子を甘やかしすぎるのは子への依存。
色々と多忙を極めている中、自分を見つめ直すことの大切さを痛感した時に、縁が重なって手に取った本。多くの方が辛い時に手にした本と語られるが、肩の力を抜けるような、心が落ち着くような語りである。 ある著名な臨床心理士が、「河合隼雄の本には言語化しづらい魅力がある」(趣意)と評していたが、まさにその通り...続きを読むに感じた書籍。 『無意識の構造』『ユング心理学入門』『明恵 夢を生きる』など河合隼雄の著作は数多くあるが、本書は見開き2ページのエッセイ風に仕上げられている。平易に綴られ、言ってしまえば道理なのだが、それでも私たちが日頃見過ごし、見落としていたことを言語化してもらうような、腑に落ちる瞬間を多く感じることができる良書だった。
全体的に心の自然さを肯定してくれる温かさがあった。 常識を書いたと言っているが、新たな視点の獲得にも役立つ本だと感じる。 印象に残った箇所 ・ふたつよいことさてないものよ →いい事があれば悪いこともある。悪いことは良いこととのバランスのために存在している。 ・自立は依存によって裏付けられる → ...続きを読む自立と依存は対立しない。必要な依存が自立を助ける。 一見ストレッサーとなることや、悪い出来事・ネガティブな感情や行動は、排除しようとするのではなく、その中に意味や役割を見いだし、受け入れることが大切で、さらにそれらに自覚的であることも必要。排除しようとしてきたものにも価値があり、それを認めることで生き方に厚みや深みが出る。 ネガティブをなくそうとするよりも、その存在意義を認めて抱えながら生きることの重要性を教えてくれた。
臨床心理士の河合先生が雑誌の連載で書いたエッセイをまとめた本。自身の知見を活かして、人間の心の特徴を描き出す。表面だけでなく、深層まで捉えようとする著者の観察眼がとても勉強になる。向き合うのが大変な内容もあるが、自身を振り返るのにも、周囲の人間を理解するのにも有益な名著。
繰り返し読むことでバイブルになりそうな一冊。 読みやすい文体かつひとつのお話は4ページほどなので、隙間時間に読むのも良いし、目次を見てその日の気分に合う部分を読むのも良さそう。 また時間をおいて読みたい。
平成4年に刊行されたとは思えない、いや、今だからこそ自分の中の常識や生き方を揺さぶるような新しい発見があり、「面白いっ!」とニコニコして読めた。今の自分にとって時に優しく、時に厳しい内容が項目ごとにあり、勇気づけられたり、背筋をピンと伸ばしてもらえたりできた。個人の生き方あり方としてはもちろん、子ど...続きを読むもの前に立つ一教員としても非常に学びが多い名著中の名著だった。出会えてよかった一冊の一つ。
すべての章が大事
毎ページ深い。 『運命』が演奏によって違う、それは同じ言葉なのに言い方で大変説得力を増すとも解釈できる。 人生という物語を構成するのに欠かせないエッセンスが、ふんだんに書かれた一冊。 故河合氏は本来なら「第三の目」くらい開眼されてそうなのだが、敢えて二つの目で徹底して見ているので難しい話も読みやすく...続きを読むなっている。
#深い #タメになる
1テーマ毎に完結するので読みやすい。15年くらい手元にあるけれどいつ読み返してもハッとさせられる、バイブル的存在。
私にとって河合隼雄の最初の1冊です。 これで河合隼雄に興味が深まり他の著書も読むようになりました。 平易な文章で読みやすい。心理学について素人の私にはちょうどよかった。
「努力によってものごとは解決しない、とよくわかっているのだけど、私には努力ぐらいしかすることがないので、やらせて頂いている」 とか、 「自立ということは、依存を排除することではなく、必要な依存を受け入れ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は...続きを読む、自立ではなく孤立になってしまう」 とか。 肩の力がふっと抜けるような言葉がたくさん。 でも、きっと忘れてしまうから、本棚に置いてまた思い出したら読みたいです。 河合隼雄さんの本は初めて読んだのですが、この本はエッセイでわかりやすく、サラッと読めました!
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